今日は静かな雨降りの一日でした。
湿度のおかげでいつもより暖かく、
窓を全開にしていても寒くなく、
とても心地いいです♪
今住んでいる場所は
帯広の中心から車で10分くらいのところですが、
とても静かで、
家の前もほとんど車が通らないので
外から聞こえてくるのは雨音だけです。
静けさは大きなギフトだなぁと思います。
いつもそう感じるのですが、
でもこれってちょっとおもしろいですね。
雨や風、鳥の声など、
自然の音以外の音が「ない」状態です。
「ない状態」をギフトだと感じるのです。
通常、私たちは「ある状態」を
ギフトを受け取ったと感じます。
モノを手に入れた、
住む場所がある、
収入がある、
パートナーがいる、
美味しいおやつがある、
友達がいる、
情報を手に入れた、
チャンスがある、など、
欲しいもの、必要なことが「ある」時に、
自分は幸せだと感んじたり、
神様や宇宙などからの贈り物を頂いたと感じます。
でも今、雨音をギフトだと感じるのは、
静かだからで、
周りが騒音でいっぱいだと
気づくことができなかったり、難しかったりします。
例えばテレビなどが付いていたり、
人の話し声など、
他の音が大きいと雨音なんて聞こえてきませんし、
雨の日に人混みを通って駅に行かなくてはならない時、
傘に落ちる雨音をただ感じていたくても、
ぶつかりそうになる人を避けることや、
気忙しそうな車のクラクションを完全に無視することはできません。
（ぼんやりしていると危ないですし。）
雨音はいつもギフトだけれど、
周りに音がないこともまたギフトです。
何かがないから気づきやすかったり、
何かがないから
よりそれを味わえ、喜ぶことができたりするのですね。
でもたいていは、その「ない」というギフトには
気づきにくいものだなと思います。
きっと私たちはそうして「ない」をたくさん受け取っていて、
そこに「あるもの」を味わう時、
本当の豊かさに気づくことができるのでしょう。
この「ない」は、
足りない、不十分などの欠乏ではなく、
まるで真っ白なキャンパスのようなものです。
例えば、お金がない、愛されないなどと思う時、
それは足りない、不十分な状態だと感じていることが
多いように思いますが、
そうではなく、
「ない」状態だからこそ生まれた「ある」状態があり、
そこで何に気づくか、何を楽しみ味わうのか、
ということです。
簡単に言えば、
ないからこそ得られたものがある、ということです。
こう言ってしまうと、
ああ、そういうことなら知っている、
と思うかもしれませんが、
根底に欠乏感を感じつつ、
でもポジティブに考えようとして、
「ないからこそ得られたものがある」と物事を見ようとする時、
無理矢理こんないいところもあるよね、と考え、
でも心の奥では、
本当の私が欲しいものとは違う、と思っている場合もあります。
そういう時、人は
本当には「ない」ことの価値に気付いておらず、
「ない」ことがどれだけ貴重なのかを受け取っていないのです。
そもそも「ない」状態でなければ
喜べない、味わえないものがある、
手に入れてもあることに気づけないことがある、
すべては「ない」から受けてれるのだ、ということに
気づいていないかもしれません。
だから手に入れた時に受け取れるのではなく、
「ない」ことがギフトだと気づいた時に
本当のギフトを受け取るのだと思います。
なんだか話がややこしいですが、笑
伝わりますでしょうか？汗
時々セミナーやセッションでお会いした方に、
「内容によっては一度読んでも難しくてなんとなくしかわからない」
と言われることがあります。
でも何年もブログを読み続けてくださっている方からは、
「前は読んでもピンと来ないことが多かったけれど、
最近はああこういうことかとわかるようになってきた」
と言われたりもします。
中にはブログを読んでくださって何年か経って、
数年前の記事を読んで、その時は？？だったのが、
「なるほど！そういうことか！」と思った、
と言われることもよくあります。
なんとかわかりやすく書きたいと思っているのですが、
こういうお話ってなかなか言葉で説明するのが難しく、
簡単にシンプルにまとめると
真意とは違うように受け取られていることも多く、
ちょっと残念に思うこともあるのですが、
でももし真意とは違っていたとしても、
読んで何かを感じていただけたり、
読んでよかったと思っていただけたら嬉しいですし、
全く別の解釈からご自身で
何かインスピレーションを受けることもあるでしょう。
また、なんだかピンと来なくても
毎日読み続けてくださるうちに、
波動が合ってきて
段々と理解が深まる方も多いので、
これからもなんとか少しでもわかりやすように
文章力も磨きつつ、
書くことを続けていきたいと思います。
今日は、
「ない」という贈り物を受け取っていることに気づく、
というお話でした。
「ない」という状態がもうすでに受け取っている状態だと気づくと、
そこから他の「ある」を探す必要もなく、
「ない」＝「ある」なのです。
（言葉にすると混乱しますよね。笑）
これは、「あることに気づきましょう」というお話でも、
ポジティブに捉えましょうというお話でありません。
（ここは大事なポイントです。）
ものの見方のお話ではなく、
とてもシンプルな事実なのです。
さっぱりワカラナイ、でも、
ぼんやりと、でも構いません。
でも一度聞いておくと、
どこかでまた同じことを繰り返し聞くたびに、
少しずつ理解が深まるでしょう。
しばらく経ってまたこの記事を読み返した時に、
なるほど、と思うかもしれません。
とりあえず難しい話はこれくらいにし、
この後ゆっくりと雨音や鳥のさえずり、風の音などを
楽しまれてくださいね(^^)
今夜も心広がる素敵な夜を。
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