前向き気づき日記

瞑想歴29年。軽やかに自由に自分らしく。

北山裕子

北山裕子(id:yuko-k-ami )
瞑想歴29年、東京や大阪を中心に瞑想セミナー、キネシオロジーセミナーを主催。 エネルギーヒーラー。 23才で摂食障害を治すため、 藁にも縋る思いではじめた瞑想で潜在意識とつながり、 自分の奥底に眠っていた本当の自分(潜在意識)と 会話ができるようになりました。
読むと気持ちが軽やかに、自然と前向きになるようなお話しを綴っています。

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摂食障害から瞑想で潜在意識と出会う ~拒食症・過食症 後編

 

*今日のいつもの記事はこの記事の前に投稿しています。

「瞑想で第六感を磨く - 前向き気づき日記」

 ……………………………

 

拒食症・過食症の摂食障害を、瞑想をして原因を知り、

自分で治したお話の後編です。

今回は無自覚だった自分の奥底の声と初めて向き合ったお話なので、

 

今 摂食障害で苦しんでいるかたはもちろん、

鬱や生きることが辛い方、

無自覚な自分の奥底に眠る心に触れることに興味のあるかたにも

ぜひ読んでいただきたいです。

 

このお話しの前編はこちら。

「摂食障害から瞑想で潜在意識と出会う ~拒食症・過食症 前編 - 前向き気づき日記」

 

<前編のあらすじ>

20年以上前の20代の頃、拒食症から過食症になり、

頭で分かっていてもコントロールできず苦しんでいた時に、

一冊の本に出会いました。

 

その本はその後いくら探しても見つからず、

タイトルも何も分からないのですが、

その時にメモしたノートが今も残っています。

 

 

まず、過食は

「女はきれいに痩せていなければならないという

外からの攻撃に対する反乱であり怒りの表れで、

 

“あるべき姿”ではなく、

“あるがままの姿“を見てほしいという無意識の表現」だと。

 

最初は「は?! 」と思いました。

いや、私は自ら痩せていたいと望んでいるし、

別にそんなことはどうでもいいから、食べるのをやめたいと。

 

でも他に方法もなかったので、本を読み進めていきました。

 

「太っていることが自分にとって役に立つから食べるのであって、

それがどんな役に立つのかを理解すれば、

太ったままでいる必要はなくなる」と。

 

そこで、それを知るために書かれていたワークをやりました。

 

 

まず、瞑想するような感じで、頭の中を空っぽにします。

 

当時、一度も瞑想などしたことがなかったので

これがなかなか難しく、

 

瞑想にトライしたことがある方は分かると思いますが、

完全に何も考えない状態を一つ呼吸する間すらキープできません。

 

それを少なくとも10分以上キープできるまでやれと書いていました。

 

えっ無理…全然できない。。

 

早く過食症を止めたいのに、それができるまでは次に進めないと本にあり、

毎日集中して1、2時間くらいすれば、

早ければ3週間くらいでできるようになると書いてあったので、

(急いでいるのに!)

 

もう他に方法がなかったですし、藁にも縋る思いで

それから毎日朝晩に各1時間以上やりました。

が、全然できず、その1時間の長いこと。。

 

それでも少しでも早くできるようになりたくて、

本気でがんばりました。

 

ですがほんの10秒も食べ物のことを頭から切り離せず、

頭のおしゃべりでいっぱいでした。

 

全然できる気がせず、

嫌になったり自分が情けなくなったりしましたが、

とくかく一生懸命続けました。

 

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そして3週間かひと月くらいたった頃、

気づけば完全に何も考えない状態で

1時間があっという間に感じるくらい

空っぽになれるようになりました。

 

過食症を止めるために、悟りをひらきそうな。。

(でもその間もどんどん体重は増えていました。)

 

 

ここから少し手順ですが、

 

その空っぽの中に、自分がいるとイメージします。

その自分が椅子に座っているのをリアルにイメージします。

 

次に、その私と目を見て向かい合います。

 

その私の手に触れます。顔やあたま、肩、腕などに触れます。

リアルに触っていることを感じられるまで続けます。

 

これが順に一つずつリアルにできるようになってから、

その自分に話しかけます。

(これができるようになるまでも、更に何日もかかりました。)

 

ちゃんと瞑想ができていないまま、

目の前いる自分が実在として感じられにままこの先に進んでも、

ただの普段の自問自答になりますが、

 

本当にちゃんと瞑想ができ、

自分を感じられるようになっていると、

自分の心の奥の本当の自分、潜在意識と会話ができます。

 

 

簡単な答えやすい質問から始めて、徐々に核心へ。

 

Q「どうしてそんなに食べるの?」

A「太っているほうがラクだから。」

 

この答にはビックリしました。

全然そんなことを思ったことがなかったのです。

 

Q「どうして太っているほうがラクなの?」

A「みんな私を女としてみないから。

 誰も太っている私に興味がないから、

 私も興味ない人に愛想笑いしたりしなくていいし、

 告白されて断ったり、

 しつこくされたり、怒られたり傷つけられなくていい。」

 

ビックリでした。

 

前編に書きましたが、

当時の私は10年越しのストーカーがいたり、

よく異性から好意を持たれていました。

 

いい人ならうれしいのですが、

中にはしつこい人や、フラれて怒る人もいました。

 

全く興味がない苦手な人にしつこく性的な目で見られたり、

繁華街を歩くと見知らぬ人に手を掴まれ

ホテルに連れ込まれそうになったり、

帰り道で知らない人に待ち伏せされたり、

電話がかかってきたことも度々あり、

時には全く覚えのないことで女性から妬まれることも…。

 

でもたいていみんな私がどんな人間かを

深く知ろうとはしませんでした。

所詮見た目だけにしか興味をもたれないことが、

惨めで虚しくて…。

 

考えてみれば、確かにとてもストレスでした。

 

でも、私は気弱ではないので言い返したりもしましたし、

好きになってくれるのはうれしいと思っていたつもりだったのに。

 

 

その目の前の私は、

「もう女でいるのがイヤだ…」と言って泣き出しました。

 

ボロボロ泣く自分を見て、私も泣きました。

全く気づかなかった。そんな風に思っていたなんて。

 

「痩せたくない、怖い」と言って泣く私に、

「気づけなくてごめんなさい。」と泣きながら言いました。

 

「怖かったね。でももう大丈夫だよ。

私がちゃんと、イヤなときはイヤだと、ハッキリ言葉で意思表示するから。

そんな目で見るなと言うから。」

と言いました。

 

「外見だけで勝手なイメージを押し付けてくる人に、

“中身をしらないクセに、そんな都合のいい女を私に期待しないで!”

と言ってやるから。

だから、もうあなたは無理をして太らなくていいんだよ。」

 

泣きじゃくる私にそう言いながら、

私もボロボロに泣き、抱きしめました。

 

しばらく泣いて落ち着くと、なんだか心が軽くなりました。

 

 

その後、あんなに止まらなかったお菓子が、

自然にだんだん欲しくなくなりました。

 

何の制限も無理も葛藤もなく、

普通に食べるだけで満足し、

 

痩せるための食事制限もしないで、

半年後には元の体重に戻っていました。

 

あの時、私は始めて自分の心の奥、本当の自分と話しました。

 

あんなに自分の答えに驚いたことはありません。

自分があんなことを思っていたなんて。

 

人は自分の気持ちすらこんなに知らないんだと知りました。

 

 

あれから私は自分の心の奥のささやきを聞き逃さないように、

できるだけ毎日少しでも頭を空っぽにして瞑想しています。

 

そうして20年以上が過ぎました。

 

普通はこんなことをしなくても、

みんなちゃんと自分の本気の気持ちを聞けているのでしょうか。

 

私は人よりその声を聞けていなかったのかもしれません。

だから、もうあんな辛いめに私を合わさないために、

これからも続けていこうと思っています。

 

 

ちなみに、ちゃんと心の奥底の声を聞き、

その後自分で自分を守るようになれたおかげで、

あんなに怖かった男性からの目や好意は、今は平気です。

 

あれからたくさん恋もしました。

食べ放題のバイキングだって、

なんでもその時の自分が欲しい量をおいしく食べ楽しめます。

 

あの声が聞けてないままだと、

確実に男性恐怖症になって、

食べることも楽しめないままだっただろうなと思います。

 

 

今 摂食障害で苦しんでいるかた、

鬱や不安で自分がわからないかた、

ぜひ自分の心の奥の声をよく聞いてみてください。

 

必ずそこに解決の糸口があると思います。

 

ここに書いたことが、誰か1人でもお役に立てたらうれしいです。

 

 

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