みなさま、今日はどんなことを感じた一日でしたか？
何を見て、
どんなことを思い、
そこからどんな発見や気づきがあったでしょうか？
今日一日の中で一番
心が動いたこと、感動したこと、
うれしかったこと、笑ったことは何でしょうか？
何もないいつもの一日であっても、
その何もない中で小さな感情の波はあったはずで、
その中で一番幸せだなと感じたことは
どんな瞬間だったでしょうか？
子供の頃は毎日が発見や新鮮さがありましたが、
大人になるといつの間にかそうしたものを
感じにくくなり、
毎日が同じで、
特に何もなかったと感じたりしますが、
本当はそんなはずはないのですよね。
むしろ子供の頃の方が
行動範囲も狭く、
お小遣いだってあまりなくて、
いつもと同じ場所で、
いつもと同じおもちゃで、
いつもと同じ近所の友達と遊んでいたはずです。
でも飽きもせず
また明日も遊びたい、まだ帰りたくないと思っていました。
子供って人生を楽しむ天才ですよね。
今大人の私たちはみんな、
昔天才だったのですから、
その天才だった頃の感覚を思い出していけば、
たくさん笑ったり、泣いたり、喜んだりの
新鮮でおもしろい毎日なるでしょう。
ではどうやって子供のような感覚を
思い出すかと言いますと、
今この瞬間に夢中になることです。
子供は親が早く帰ってきなさいと言っても
遊んでいるとすっかり忘れていたりしますが、
それはその瞬間に夢中になっているからですね。
でも大人は、例えば、
電車の乗りながら、
ちょっと遅刻しそうだ、早く着かないかな、
着いたら走って行けば間に合うかしら、
間に合わなかったら・・・などと、
降りた後の心配をしたり、
もし間に合わなかった時はどうしようと考えたりし、
今この瞬間ではないことを考えています。
そうなると心はここにないですから、
感動したり、うれしくてはしゃいだり、
新しいことを発見したり、と
心が動くことは難しくなります。
ですから、毎日を楽しんで感動して生きたいと思うなら、
今この瞬間に意識を向け、
それを無邪気に楽しむことです。
とは言っても、人はなかなか今この瞬間に
意識を向けている状態を
キープすることができませんよね。
ご飯を食べながら、
おいしい！と思うのに、
しばらくするともう今日の予定や
過去にあったことなどを考えていたりします。
思考が勝手にあちらこちらに彷徨うのが
当たり前になっていて、
無自覚で次々とどうでもいいことを考えていて、
そんな状態に気づきません。
瞑想はそうした思考が勝手に彷徨う状態から、
今この瞬間にあることに戻す
いい練習になります。
瞑想をしていても、思考が勝手に彷徨うものですが、
彷徨っていたな、
頭のおしゃべりが始まり、勝手に次々浮かんでは移っているな、
と自分で気づく時、
私たちは今この瞬間に意識が戻ってきています。
その気づいている状態を
自覚的にキープする練習が瞑想です。
瞑想中は呼吸に意識を向けますが、
それは意識が彷徨わずに、
呼吸に集中したまま意識をそこにキープするためです。
（他にも呼吸に意識を向ける理由がありますが。）
瞑想で、自分がしていることに意識を向け、
他のことは手放している状態をキープする練習をしていると、
少しずつですができるようになってきて、
その少しができるようになるだけで、
実際の日常の中でも
彷徨う自分に気づくようになり、
それを何度も繰り返し、
今この瞬間にある時間が増えてくると、
自然と生きていることに感動したり、
感謝が湧いてきたりするようになります。
すると自然と子供のように
毎日を楽しめるようになっています。
瞑想は始めはやってもよくわからないものですし、
退屈に感じて続かないかもしれませんが、
結果を急がず、ただ毎日続けていくと、
人生が変わるくらいの大きな効果があります。
呼吸に意識を向け、
意識が逸れたら何度でも
また呼吸に意識を戻すことを繰り返すことで、
今この瞬間を生きることができるようになり、
毎日の中に感動や感謝があふれてくるでしょう。
自分が本当はどうしたいのかがわからない方や、
日常に不満やストレスが多い方、
生きたい人生へと進んで行きたい方、
落ち込むことから頭が離れない方にも
とてもおすすめです。
これからいい季節ですし、
今でしたら桜の木の下で瞑想するのも素敵ですね。
そんな楽しみも見つけながら、
気長に瞑想を続けてみてくださいね。
きっとひと月後、半年後の自分が変わっていますよ。
そしてこれからの毎日を、
「何もなかった」ではなく、
「今日もたくさん感動したな～！」と思いながら
生きていきたいですね(^^♪
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