今日は晴れたり曇ったりの優しい冬の一日でした。
今住んでいる部屋から鴨川が見えるのですが、
数々の歴史の舞台として登場する川が今もこうしてあり、
変わらず流れているのだなぁ、
私はその川を見ているのだなぁと思うと感慨深いです。
当時ここで起こった歴史的な出来事は、
今の私たちからすれば大きな歴史の一つであっても、
その時そこにいた人たちにとっては、
500年1000年経っても残る大事だとは
思っていなかったのだろうと思います。
京都に限らず日本での歴史的な出来事と言えば、
例えば、平安時代から鎌倉時代になったとか、
日本統一だとか、明治維新とか、
誰もが知っているような出来事がたくさんあり、
確かにその時の人たちはみんな
大変な時代の変化を感じていたでしょうが、
生きることや生活することがまず第一で、
1000年後に残るほどのことだとは
実感がなかっただろうなと思います。
その変化の山を越えてから、
ああ、大変な変化の渦の中にいたのだなと
思ったかもしれません。
そう考えると、
今のコロナでの大きな変化は、
きっと500年後1000年後の世界史に残る出来事で、
私たちはそんなすごい時代に生きているのだなぁと
感慨深くなりますね。
だって例えば、幕末から明治維新の時を生きるなんて、
もうドラマの世界で、
大きな時代の変化や新しい世界を
一から知る体験ができるなんて超レアで、
ワクワクしますよね。
明治になり、それまでの火打石で火を起こす暮らしから、
マッチで火をつけられるようになったそうですが、
そんな一般人の生活に直結する
大きな変化を味わったのが
明治維新の時代に生きた人たちで、
それはまさにコロナでリモート化が進んだり、
ネットで飲み会をするようになった
今の変化のようだなと思います。
（京都 鴨川沿いにて昨日撮影♪）
江戸の末期を生きていた人たちは、
先行きが見えず、
この先この国はどうなるのか、
自分たちの生活はどうなるのかと心配して
とても不安で未来を憂いていたかもしれません。
でも歴史がどう流れたかを知っている
今の私たちからすれば、
何も心配しなくても大丈夫、
もうすぐ解放令が出て、
身分による縛りがなくなるよ、
好きな人と結婚ができたり、
職業が自由に選べるようになるよ、と
教えてあげたくなりますね。
今の大きな変化も、
きっと未来の人から見れば、
このあとこんな素敵な時代がくるよ！、
大丈夫だよ！と思っているかもしれません。
（だって未来の人が存在するということは、
少なくとも人が全滅したりしないということですから。）
そう考えると、
今この時を生きていることのおもしろさを、
味わわないのはもったいないなと思います。
髷を結っているのが当たり前だったのが、
散切へと変わっていった時、
きっと最初は多くの人が抵抗があったり、
否定的に見たり、
したい人はすればいいけれど自分はやらないと
思ったりしたでしょう。
それはネット社会が受け入れられるようになる過程と
同じだったかもしれません。
一早く流行に乗っていく人もいれば、
便利だとは聞くけれど抵抗があったり、
自分は好きではないと嫌煙したりする人もいて、
でも流れは新しい波に乗って進み、
やってみれば、使ってみればいいものだなと分かり、
どんどん広がる、という風に
いつも時代は進んで行くのでしょう。
私たちが生きているのはまさにそんな時代ですね。
コロナ自体がどうこうより、
それにより今どんな時代の流れにいるのかに
目を向ければ、
今がどれほどすごい勢いで
新しい時代へと進んでいるのかがわかり、
そんな今にいること、
そんな今を生きていることがおもしろいなと思います。
幕末から明治へと
未知の世界を生きた人たちのことを、
今の私たちがなんてドラマティック！と思うように、
そんな今を生きていることを
興味を持って、心を開いて、
味わって楽しみたいですね。
過去に戻ろうと昔に執着しないで、
今を受け入れ、
ワクワクしながら前へと進んで行きましょう。
きっと1000年後の人たちが、
こんなドラマティックな展開を生きるなんて
どんな気持ちだったのだろう！と
うらやましがりますよ(^^♪
明日もそんな変化の今を楽しむ日となりますように。
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