毎日夜明け前から鳥たちの声が聞こえ、
なんて澄んだ美しい声だろうとしばらく目を閉じて聴いています。
早起きの鳥たちは人間のように
つい本やネットを見て夜ふかしをするということもなく、
自然のサイクルに沿ってブレることなく暮らしていますね。
冬には冬の暮らしを、春には春の暮らしをし、
晴れの日には寝坊もせず餌を探しに出かけ、
雨が降りそうならその前に餌を取り、
雨が止むのを待ち、
時には人に巣を撤去されたり、
巣のある木が突然切り倒されたりしても
苦情を言うでもなく、また次の巣を作ります。
老後の心配やそのための蓄えなど考えずに
今を生きる動物たちは、
いつも私たちに大切なことを思い出させてくれますね。
そんな潔い生き方から生まれる声を聞きながら
朝から瞑想をしていました。
この地球に鳥がいる。虫がいる。モグラやタヌキもいる。
魚もいる。メダカやヒトデもいる。植物もいる、
私もここにいる。
ああ、地球のすべては愛だなぁと感じました。
みんな愛されて地球に生まれ、ここで命を生きていて、
すべてが完全で足りないものなどなく、
あるがままで美しいです。
こんな簡単なことが人間はピンとこなかったりするのですから、
可笑しいですね。
私も以前は悲しいほど分かりませんでしたが、
瞑想をしているうちに分かるようになりました。
分かると何故昔は分からなかったのだろうと思います。
今私が書いた文を読みかえすと、
ピンとこない人には脈略がなく、
つながらないと思うのだろうと思いますが、
（「鳥がいて、虫がいて、私がいて、愛だな。」
「え？意味がわからない」となりますよね。笑）
すんなりそうだなと感じる人もいると思います。
すんなり感じる人にとっては簡単なことを、
誰にでも分かるように説明するのは難しいのですが、
感じられる人が増えるといいなと思いますので
ちょっとがんばって説明してみますと、
まず、愛が分からない、
愛を感じられないのかもしれないなと思います。
普通愛というと、愛する対象があり、
愛する人や存在があると考えます。
誰かから愛される、誰かを愛する、という風に。
でもここで言う愛は男女や親子などより
もっと広く根源的なもので、
それは特定の対象や、
誰か（何か）からの承認などを必要としません。
愛というものは、どこかからどこかへ向かう
矢印の元と先があるのではなく、
愛はただ愛として存在しています。
在る、すなわち愛、です。
これはどう説明をしてもピンとこない人には難しいと思うのですが、
しっくり来ない、分からないようでしたら、
「神様（宇宙）から愛されている」と考えてもいいと思います。
それはそれで確かにそうだと思いますから。
存在するすべてのものは神様や宇宙から愛されています。
（神様は特定の何かという訳ではないので、
ご自身のお好きなようにイメージしてください。）
でももっと根源では、私たちは愛そのもので、
愛する、愛されるを超えたものだと思います。
私たちはみんな愛からできていて、
鳥もメダカも石も花も人間も、同じ源から来ています。
例えば、海があり、海の水が雨になったり、川になったり、
飲み水になったり、血液になったり、
霧になったり雪になったりしますが、
みんな水で、水が形や状態を変えているだけですね。
同じように存在するすべてのものは、
物質的にというお話ではなく、存在として、
同じ源から来ていると思います。
その源は愛で、
愛が様々に姿や在り方を変えたものだと思います。
（3次元的な物質思考から離れてくださいね。）
だから私たちも蜂もカエルも愛であり、
先ほどの「鳥いる。虫がいる。私がいる。愛だな。」
につながる訳です。
「愛の存在がそこかしこにあるな、何もかもが愛だな」
と感じたのです。
ちょっと愛がつかめてきましたでしょうか？！
自分だけでも愛そのものなのですが、
（もちろん私がという意味ではなく誰もが。）
色んな存在を感じるほど、
その自由さや個性などを感じ、
すべては愛だなと感じやすいように思います。
愛はとても自由で寛容です。
そのままのあなた、
そのままのツバメ、
そのままのタンポポが、
愛をそれぞれ自由に体現していると思います。
素敵ですよね。
手が8本あっても、目や耳がなくても、その姿は自由で、
みんな愛として存在しています。
だんだんと、街路樹やハエも愛の存在に感じてきませんか？！
愛なのに、中には他の存在を傷つける者も
いるじゃないかと思うかもしれませんが、
他を傷つけることが自分も傷つけると知らないのでしょう。
人間は自分たちの便利さのために平気で自然を傷つけますが、
悪気はなかったりしますね。
知らない、分かっていないのです。
（自分への戒めもこめて書きます。）
環境問題だけではなく、
愛についての教育はとても大事だと思います。
どんなに根源が愛でも、小さな頃から間違った教育を受け続けると
歪んでしまいます。
でもある程度大人になると
自分で学んでいくことができますから、
積極的にうわべではない本質を学んでいきたいですね。
人を責める前に自分を振り返り、
未熟さは磨きながら、
お互いに許し合い、自分も相手も愛なのだと思って生きると
世界の見え方が変わってくると思います。
地球に住むたくさんの存在と同じように
自分も大切な存在であり、
その住まわせてもらっている地球自身もまた愛の存在です。
こういうことを感じている時、心が開いていて、
愛を生きています。
幸せに在ることと愛は切り離せませんから、
日常の中で心を開いて色んな存在の愛を
感じていけるといいように思います。
愛を感じられないという方は瞑想されるといいですよ。
されていらっしゃる方は気長に続けてみてください。
瞑想中は期待を手放すことがコツです。
きっと感じられるとようになりますよ。
瞑想をされる方もされない方も、
ちょっとした時間に静かに自然に目を向け、
今日の予定や悩み事、反省や不安から離れ、
その美しさを味わう時間を持たれるといいと思います。
矢印の元と先のない愛が実感できますように。(^-^)
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瞑想歴24年 和歌山市在住 北山裕子
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エネルギーヒーラー。
23才で摂食障害を治すため、 藁にも縋る思い出はじめた瞑想で
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