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私はよくこのブログで、
本当にしたいことをして
自分を生きましょうというお話をしていますが、
そう言うと、
でも今は家族がこうだから無理、
お金が、時間がないから無理、
仕事が忙しいから無理、
いつか状況が整ったら、と言う人も多いです。
お話を聞くと、その状況だとそうだよなぁと
私も思うこともあるので、
本当に無理な場合は、
その時にできる中で
一番したいことをするといいと思うのですが、
中には
したいことを後回しにすることに慣れてしまって、
いざできる状況になっても
しないまま、という人もいます。
私の父がまさにそうで、
父は今年で79歳になりますが、
10年？15年？くらい前に、
車が古くなったから買い替えようという時、
これまでずっとファミリーカーや
普通の白っぽい乗用車に乗っていたのですが、
実は真っ赤なスポーツカーに乗るのが
憧れだったと言うのです！
そんなことは家族の誰も知らなかったのですが、
年齢を考えると、
この買い替えが人生で最後の車かもしれないと
思ったようで、
ポロッとそんなことを言い、
みんなビックリして、
それなら今回は赤いスポーツカーにすればいいよ！、
今回を逃すとチャンスがないかもしれないのだし、
ぜひそうしたらいいよ、と、
家族みんなが言ったのですが、
なんと結局買ったのは
いつもと同じような白っぽい乗用車でした・・・。
家族みんな揃って
「え！なんで？！
どうして赤いスポーツカーにしなかったの？！」
と言いましたが、
はっきりとは答えず、
ゴニョゴニョ言っていましたが、笑
赤は目立つとか、
やっぱり派手だしとか、
もう今更とか、
荷物を積めたほうがいいかもとか、
そんなようなことを言っていました。
今思い返しても、
買う時に一緒について行って、
スポーツカーを買うよう
引っ張って行けばよかったと思います。
まさか人生最後かもしれない選択で、
家族もみんな賛成しているのに、
条件は揃っているのに、
夢を叶えないなんて選択肢があったことに
心底ビックリでしたが、
ああ、父はそれだけたくさん
色んなことを我慢したり、
諦めたりしてきたのだなぁと思いました。
人は長い人生の中で、
したいことがあっても我慢をして
後回しにし、
家族のため、
仕事があるから、
時間がないから、
お金を貯めてから、
余裕ができたら、
今は無理だから、と繰り返し
夢を諦めることを繰り返していると、
いざそのチャンスが来ても
もう叶えようとしなくなるのです。
夢は叶えるのもではなくなり、
ベールの向こうの遠い憧れで、
自分のものとして手に入れたり、
体験したりしようとはしなくなるようです。
諦めること、我慢すること、
先送りにすることに慣れてしまって、
本当の自分の情熱やワクワク、したいことを
感じないように視線を逸らし、
そんなにしたいことでもない、と、
無自覚で自分に言い聞かせたり、
それをしたからといってどうなる？
別にそこまでしたいことでもない、
今更もう別にいい、などと思い、
やり過ごすのです。
それは悲しいですね・・・。
（ノルウェー オスロからベルゲン行きのフロム鉄道
「one of the world's most beautiful train journeys」
世界で最も美しい列車の旅は本当でした！）
これは人の話だと
「どうして？！できるのにもったいない！」と
思うかもしれませんが、
多くの人がここまでではなくても、
同じようにやり過ごしていたりします。
今までに、何かをしようとして、
「これをしたからといってどうなる？」
「昔はしてみたかったけれど、もう今更・・・」と、
やってみたかったことを
大したことではない、
そこまでこだわっていない、
いいなと思ったのは遠い日のこと、
今はもうそんなにどうしてもしたいと思わないから
別にもういい、
と見送ったことはないですか？
何かをしようと思った時に、
「これをしたからといって何になる？」と
頭をよぎったことはないですか？
やってみたとして、
でも何も変わらないし、と、
自分の夢やちょっとしたしたいことを、
価値のないもの、どうでもいいこと、
大したことではないものと、
軽く扱って流したことはないですか？
それは例えば、
ちょっとやってみたいなと思った
フラダンスだったり、
温泉に浸かって雪景色を見ることだったり、
パリのカフェで
クロワッサンを食べることだったり、
富士山で初日の出を見ること、
映画に出てきた場所に行って見ること、
着物でお花見に行くこと、
あの曲をピアノで弾いてみたいなと思ったこと、
流れ星を眺めながら眠ること、
憧れのアーティストのライブに行くこと、
もしかすると
個展をしてみたい、
小説を書いてみたい、
ライブをしてみたいなどかもしれません。
それらはやったからといって
別に何にもならなかったり、
やったからと言ってそれで終わりで、
人生何も変わらないと思ったり、
そもそももしやってみても
あまり楽しいと感じないかもしれない、
今となってはそれほどワクワクしないかも、
と思ったり、
本当にしたいのかどうかも
もうよくわからない、と
感じているかもしれません。
そうして人はチャンスが来ても、
もうやろうとはしないまま、
でもどこかで残念な気持ち、
ちょっと悲しい気持ちを抱えて生きたりするのです。
それは夢を後回しにする癖がついているからで、
夢を諦めることに慣れてしまって、
自分を殺して生きるのが
上手になってしまったからです。
自分を殺して生きるのが上手になったのは、
家族を大事にしたからや、
仕事などであるべき役割を
真面目にしっかりこなしてきたからで、
それは周りに人にとっては助かったかもしれませんが、
一番大事な自分をずっと後回しにし、
大事にしないまま生きてきてしまった
と言うことです。
自分を幸せにできるのは自分だけなのに、
いい人を生き過ぎて、
それを手放してしまったのです。
そうして生きていると、
人が幸せそうだったり、
夢を叶えたり、
自分らしく自由に生きているのを見ると、
怒りが湧いてきたり、
許せなかったり、
イライラしたり、
そんな生き方は正しくないと感じたりするものです。
だって自分はずっと我慢して、
諦めてきたのですから。
きっと昔ながらの頑固なお父さんや、
口うるさく厳しいお母さんは、
自分がそうして我慢してきたからかもしれないですね。
そう思うと、
なんだか悲しくなりますし、
だからこそ今、幸せになって欲しいなと思います。
それは自分に対しても同じことで、
同じようにあなたの家族や大事な人も
あなたに対してそう思うのではないでしょうか。
ですから、どんなに小さなしたいことでも、
やってどうなることもないような夢でも、
全部自分にさせてあげましょう。
何の役にも立たなくても、
させてあげることで、
あなたの中の子供のようなピュアな自分が、
幸せになりますから。
何歳になっても夢を叶えることに
遅すぎることはありません。
あなたがやってみたかった夢、
遠い昔に諦めた夢は何でですか？
それを完璧な形でなくてもいいので、
実現する方法を考えてみましょう。
無駄でも、無意味でもいいのです。
それをやってみることで、
あなたのハートは喜び、
人の幸せを心から喜べる人になり、
あなたはより幸せになりますよ(^^)
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プロフィール 北山裕子
摂食障害を治すために瞑想を始め、瞑想歴28年。
現在、遠隔でのエネルギーヒーリングや、
オンラインで瞑想セミナーや個人セッションをさせていただいています。
お散歩が楽しい街に住みたい！と思い、
2021年から色んな街で暮らし、
現在は京都に住んでいます♪
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