今日は、昨日のお話、
スピリチュアル的に見た
家族の縁やつながり、魂の目的についてのお話から、
（昨日のお話はこちら。
「スピリチュアル的に見た家族との縁や魂の目的について - 前向き気づき日記」）
今世で選んできた親や環境、設定が
過酷な場合、
例えば虐待などをするひどい親や、
その他の人間関係でもいじめやパワハラなど、
納得できない、許せないようなことをする人との
関係について、
それはスピリチュアル的に
どういうことなのか？
どう考えればいいのか？
についてお話ししたいと思います。
知っておくと、
人との関係や、自分が人生で経験することの見方が変わり、
より広い視野、高い視点で捉えることができ、
消化する道筋になったり、
自分が少し楽になるかもしれません。
読んでくださる方が、
頭ではなくご自身の心に寄り添い、
穏やかに癒されることを願って。
・
この世界では、
穏やかで恵まれた家庭環境で育つ人もいれば、
とても過酷な家庭環境で、
虐待などを受けて育つ場合もあります。
これは魂レベルで深い傷になり、
それを乗り越えたり癒したりするのは
難易度が高いので、
そう誰もが選択できるものではありません。
多くの人にとって心が壊れてしまうほどの経験で、
でもその後ずっと目を背けてしまうと、
傷を癒すのに何回何十回も生まれ変わることが
必要になるかもしれないほどの、
ハイレベルな魂の挑戦です。
そんなハイレベルな挑戦は、
それを越えられるレベルにある魂だけが
選択できます。
それを経験し、そこから本当に学ぶことができれば、
魂は大きく成長できるのですが、
例えば、何回何十回も生まれ変わって
ようやく学ぶことを、
一回の人生でやろうとしている感じなので、
相当厳しいのです。
これは虐待などに限らず、
例えば、家族が殺されたり、
いじめや暴行を受けたりなどの
とても辛く苦しい経験をする人も同じです。
それは生まれてくる前に、人生のある地点で、
それを経験すると決めてきていて、
その経験をすることを選んだ家族や、
それを実現するための傷つける側など、
それに関わる全ての人が同意して、実現します。
ひどいことをされる人も、
する人も、
ひどいことをされた家族を見て苦しむ人も、
みんな魂レベルでは
それぞれの立場を経験することで、
何かを学びたいから選択しているのです。
何故そんな苦しいことを
わざわざ経験したいと思うのか？
と言いますと、
生まれる前の三次元の制限のない魂の状態では、
自分も周りも愛の光の状態なので、
肉体を通して経験する苦痛や、
許せない気持ち、嫉妬や恨み、
悲しみ、喪失感、罪悪感、自己否定などを経験することがなく、
様々な感情がよくわからないのです。
自分のままでは愛されない、
自分には価値がない、などの感覚が理解できず、
愛ではないものがどういうものなのかが
よくわからないのです。
それがどんなものなのか？
リアルに味わってみたい、と思うようです。
それはまだ恋を知らない子供が、
恋愛の映画やドラマを見て、
「切ないとか恋で胸が苦しいってどんな感じだろう？
私もいつか恋をしてみたいなぁ」
と思うのと同じです。
そして実際に苦痛を体験する設定で生まれてみたら、
想像以上に苦しく耐え難くて
もう無理！と思ったりするのです。
スクリーンで見ているのとは違い、
魂にとってリアルな体験型三次元世界は、
より深い愛を学ぶための
うってつけの場所なのです。
ここに生まれて生きている魂たちはみんな、
この三次元で愛ではないものを経験することを通して、
愛を学び、
より愛へと成長したいと強く望んでいるのです。
（モロッコ サハラ砂漠。砂の粒子が細かく赤く、とても美しかったです。
今日のお話で、「星の王子さま」の
「砂漠が美しいのはどこかに井戸を隠しているから」
という言葉を思い出しました^ ^）
そうは言っても、あまりにもひどいことは、
そうなのですね、と
すんなり受け入れられるものではないですよね・・・。
ただ、相手に苦しみを与える側をする人は、
大きなカルマを負うことになります。
それは悪いことをした罰ということではなく、
宇宙の法則として、
与えたものをいつか必ず受け取るのです。
それが今世か来世か分かりませんし、
どんな形で受け取るかわかりませんが、
例えば、自分が人にしたことを、
真の意味で理解するために
来世では自分がされる側になって、
それがどれほど苦しいことなのかを体験し、
そこから学ぶことになる、などです。
ですから今ここで相手が反省するとか、
どんな人生を生きるかを気にしたり、
囚われたりするより、
それはもう宇宙の絶対的な法則で、
その人は与えたものを受け取るのですから、
宇宙に手放し、
自分は自分がこれからどう生きるか？に
意識を向け、
癒しが必要ならじっくり癒し、
自分が幸せになることや、
できることに少しずつ進んでいけると
いいように思います。
これは言うのは簡単ですが、
心はそう簡単に割り切れないでしょう。
それは本当にそうだろうと思うので、
私が偉そうに言えることではないのですが、
私にわかることをお伝えすることで、
知っておくと
少しは視点が変わるきっかけに
なるかもしれないと思い、書いています。
もう一つ、私が経験からわかったことで、
先ほど、
相手に苦しみを与える側をする人は、
大きなカルマを負うことになる、
と言いましたが、
その役をするのは、私たち視点から考えると
あまり受けたくない役目ですよね。
普通に考えると、誰だって悪役より
ヒーロー役やいい人役がいいですし、
何より与えたものを負い、
自分に返ってくるのですよ。
そのカルマを返すのに、一体あと何十回、
下手をすれば何百回も生まれ変わって、
その苦しみと向き合い、
許しと愛を学ぶのかと思うと、
私なら頼まれてもお断りしたいです。汗
でもその魂はそれでも
それを経験することでしか
学ぶことができないから、
それがどんな経験なのかを知り、
深く愛を学ぶためにと決めたのです。
（その他にも色んなパターンがありますが。）
そしてその役目をしてくれる存在がいなかったら、
自分はされる側の辛さを経験することはできず、
その相手が見つからなければ、
自分が希望する魂の学びができず、
ずっと待つしかないのです。
そう考えると、
この経験をすることに同意した人たちにより
なされたことなのだ、と思い、
いつかそこから
本当に学びたかったことを学べた時には、
自然に感謝が湧いてくるでしょう。
私は20代の頃、家族がひどい目に遭った時に、
本気で相手を殺したいと思い、
毎夜殺しに行かないように耐え、
一睡もできず正座をしたまま朝を迎える、
という日々を、長く過ごしたことがあります。
でも今では、時間はかかりましたが、
許すも許さないもなく、
一つの経験だったと思っていて、
そこから多くのことを学べたことに感謝しています。
私の経験など
本当に過酷な経験をされた方に比べれば、
全然ぬるいと思いますが、
でも許せないこと、到底受け入れられないことを
受け入れ、許すというのは、
こういうことなのだと
自分なりに学んだ経験となりました。
今のお話は、そう思うべきだということではなく、
長く生きていく中で色んなことを学んでいくと、
自然にものの見方が変わり、
変えよう、変わらなくてはと自分を叱咤し、
無理にどうにかしようとしなくても、
日々の暮らしの中で様々なことと出会い、
学んでいくことで、
少しずつ魂が磨かれ、心を開くことを覚え、
自分も変化していくものです。
受け入れられないこと、
許せないことがあったとしても、
許すべきだ、受け入れ学ぶことだ、などと
スピリチュアル的な正論で自分を更に苦しめないで、
許せないと思う自分を許しましょう。
そしてまずは自分を大事にして、
じっくり癒すことです。
焦らず、怒りや苦しみに飲まれず、
過去の囚われる自分を責めずに、
今自分にできることをして、
一歩ずつ歩いていくことだと思います。
そうしていると、準備が整ったタイミングで、
じっくり向き合う時がやってきて、
その時にはちょっと大変でも
もう向き合おうと自分で思うでしょう。
怒りや苦しみ、悲しみに飲まれそうな時には、
瞑想がおすすめですよ。
そんな時はうまく瞑想に集中できなかったりしますが、
それでもやらないよりやった方がいいのです。
1時間瞑想をしても全く集中できなくても、
0.1秒でも、そのことから自由になる時間を
自分の贈ることが、
明日を開いていきますから。
0.1秒は0とは全く違うのです。
切り傷だって治るまでに時間が必要なように、
心の傷だって時間が必要です。
その間、自分に優しくどんな自分も受け入れながら、
ゆっくり癒していきましょう(^^)
厳しい経験を選択した勇敢な魂ですから、
いつかあなたのタイミングで
必ず乗り越えられます。
今日のお話が何か少しでも
参考になる方がいらっしゃるといいなと思います。
プロフィール 北山裕子
摂食障害を治すために瞑想を始め、瞑想歴28年。
現在、遠隔でのエネルギーヒーリングや、
オンラインで瞑想セミナーや
個人セッションをさせていただいています。
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