今日は久しぶりに少し雨が降り、
しっとりとした夜となりました。
「ああ、雨だ・・・」ではなく、
雨にいいも悪いもつけないで
ただボーッと優しい雨の音に耳を傾けていると、
意識や心がどんどん広がっていくように感じます。
広げてやろうとか、広がってほしいと思わず、
自然の生み出す音を聞いていると、
勝手にどこまでも広がって、
自分と自然の境界線が薄くなり、
すべてとつながっているな～と感じます。
一種の瞑想状態ですね。
そんな時はとても心地いいので、
こんな穏やかな雨の日が大好きです。
自然はそうしてさり気なく私たちにつながりを呼び戻してくれます。
晴れや曇りとは違い雨は音が聞こえるので、
感じるきっかけをもらいやすいですね。
風も音や動きがあるのでわかりやすいですが、
雨は天と地をつなぎ、更に地球の表面から中へと染み込んでいきます。
これが私たちの浮き足立つ心を落ち着かせ、
大地に大きく根をはるような安心感を運んでくれます。
そうして広がるままに意識を自由にさせていると、
いかに普段は縮こまり閉じているか気づきます。
意識が広がった状態でいると何故心地いいかと言いますと、
その時、怖がったり恐れたり不安になったりしていないからです。
逆に言うと、普段私たちは日常生活で
他人に傷つけられたり奪われたりする経験から
自分を守ることを覚え、
もしひどいことをされても痛みが少ないように
幾重にも殻をかぶって防御しようとします。
その状態の時は、
誰かが自分を傷つけるかもしれないと身構えている状態なので、
それが現実になり、傷つけられたりします。
また、自分が身構えていると
相手もそれを感じ同じように殻をかぶって防御しようとするので、
言葉や態度のやり取りに幕ができ、
誤解が生まれやすくスムーズにいきにくかったりもします。
ですが、意識を広げ心がリラックスして開いている状態の時は、
自分を防御する殻も手放しています。
そして自然はいつもその状態でいるので、
私たちも自然の中にいたり、自然とつながっている時は、
無意識に殻を手放しているのです。
自分が殻を手放し両手を広げてすべて明け渡し受け入れる時、
一番無防備なようで、実は一番安全な状態です。
宇宙を信頼し、安心しきった犬や猫のように
お腹を見せて寝転ぶと、
その姿を見たものは、
同じようにお腹を見せて寝転んだり、
撫でたりできるのです。
そうして開いた意識でいると、
欲しい情報とつながったり
インスピレーションが湧きやすくなり、
がんばらなくても色んな人とつながったり、
現実が展開していきますし、
面倒なことが起こりにくいです。
それはまるで、握りしめていた手のひらを開くと、
そこに雨が落ちてくるようなものです。
できるだけ日常からそうして開いた状態でいるといいのですが、
それがどんな状態なのかわからないと言うかたは、
自然の中に行く機会を増やすといいのですね。
今はなかなか難しいですが、ベランダやお庭など空の下に出て
太陽の光を浴びたり、
近所の海や山、川、公園や、
学校のグランドなど広々とした場所などがあれば
そちらに時間を見つけて行くと、
自分では自覚がなくても
殻を手放していたり、意識が広がっていたりするものです。
それが難しいというかたは、
こんな雨の日に窓を開け
テレビやパソコンなどをすべて消し、
一人静かな中でゆっくりと雨音を聞いてみてください。
スマホを触りながらではダメですよ。
何もしないでボーッと聞くのがいいですね。
そんな時間をこまめに作るようにすると、
少しずつ意識が広がっていくでしょう。
瞑想をするのもおすすめですよ。
そうして少しずつ殻を手放して、人と接すると
人間関係もスムーズになってくると思います。
雨の日も楽しみですね。
P.S.
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