9月に入り、日暮れも少し早くなり、
秋らしい虫の音が聞こえてくるようになりました。
そんな「虫の音」という言葉は、俳句では秋の季語で、
日本では昔から秋の夜の虫の音を聞いて
季節を感じていたのだなと、
昔から変わらないことをうれしく感じます。
ずっとただ聞いていると、
なんだか縄文時代や平安時代などに
タイムスリップしたような気になります。
なんだかそのままつながっているような気がしてきませんか？！
でも、世界ではそんな虫の音を
秋らしいなと味わう国は少ないそうです。
日本人が昔から自然を大切に味わってきた証でもありますし、
また、世界では湿度や気温の条件から虫の少ない地域や、
季節の変化の少ない地域もあり、
虫の音が聞こえない国や、日本にいる虫たちとの違いもあるでしょうから、
こうして虫の音から秋を感じられる日本の感覚が自分にあることは、
知らない間に身につけた素敵なギフトだなと思います。
また一つ日本の素敵なところを発見できうれしいなと思います。
夜の散歩の途中や、家で窓を開け虫の音に耳をすましていますと、
瞑想をしている時のように頭が空っぽになり、
心の扉が全開になり、
自然とつながり一つになっているのを感じます。
何も考えずに、ただじっと虫の音や雨音などの自然の音を聞く時、
私たちはリラックスしていて、
頭のおしゃべりや心の声も静かになり、
ただ聞いているだけになります。
今日の虫の音はピッチが低いな、などと
絶対音感を働かせてしまったりせず、笑
大きくなるにまかせ、鳴き止むにまかせ、
歌い続ける声のままを味わいます。
そんな時は自分から離れ、エゴからも離れ、
三次元からも離れ、宇宙と一体となり、
すべての次元やパラレルワールドが今ここにあることを感じます。
私たちはいつもどこでも、すべてとつながっていることを思い出し、
どこにでも行け、
何にでも変化でき、なれることを感じます。
（スイス ルツェルン）
瞑想でも同じようになりますが、
瞑想の時は、人によっては
瞑想によりこんな感覚を味わいたいとか、
無になりたいとか、欲が入ることもあり、
そんな自分のエゴが無になることを妨げます。
（そんな欲も手放し、
ただ自分が在ることを感じ瞑想するようにしましょう。）
ですが、たいてい虫の音を聞く時に、
「よし、今日は10分無心で聞こう！それによって宇宙とつながるぞ！」
と決めて聞く人はいないと思うので、
そのリラックスした気張らない感じが
よりその感覚に自然と連れて行ってくれるのだと思います。
…とこんなお話を書いたせいで、
次から虫の音を聞く時に、
無になることに欲を出さないでくださいね。笑
でも、虫の音も雨音も、
そんなちっぽけな自分の欲やエゴも忘れさせてくれるほど、
美しいですよね。
そんな美しさを心から美しいと味わうだけで、
簡単にそんな欲から切り離せますね。
これが自然や芸術など
本質的な美しいもののすごいところだと思います。
ああ、いいなぁ、秋だな…とただ味わっていると、
自分の五感が全開になり、全身すべてが秋を感じるセンサーになります。
たまに第六感と呼ばれる、見えないもを感じる力や
テレパシーなどに憧れる人がいますが、
一般的に人間にそれが今ないのは、
まずは五感を使いましょうということだと思います。
第六感に憧れ開発をするより、
今持っている五感の全部をフルに使いこなすことで経験できることが
あるからでしょう。
地球を味わい楽しみ幸せに生きるには、
まずそれが大事なのだと思います。
そうして五感全部をフルに使い味わえる人は
自分とのつながりがスムーズで、
宇宙ともつながりやすく、
第六感も自然と磨かれて、その感覚が開いていきます。
五感が使いこなせてこその第六感で、
そのほうがバランスもよく、幸せに近いと思います。
今日は優しい虫の音を聞きながら、
思いつくままに書いてみました。
この静かで心地よい感覚が波動となり
みなさまに届くといいなと思います。
このページから、宇宙とつながっていることを
感じていただけたらうれしいです。
穏やかな美しい秋の日を、
明日もまた心を開いて味わい生きたいですね。
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