今日は移り変わる空や空気が美しい一日でした。
昨日からの雨も上がり、
午後には雲間から青空が見え、
窓から見える満開の桜が、夕方の優しい光に色づいていました。
どんなニュースが流れようと、
仕事や人間関係がどうであろうと、
世界はいつも美しいですね。
それを味わうことをいつも忘れないでいたいですね。
そうしたことをただ味わっている時、
私たちの心は開いていて、
本当の安らぎの中にあり、
本来の魂の自分にあります。
私たちが生まれる前の、
更にその前の分離した魂となる前の、
すべてと一つだった時の感覚につながるのかもしれません。
今の私たちは、個別に名前があり、
人だけではなく物や事、場所、
例えばスポーツや音楽など、
何にでも名前をつけていますが、
今の地球のような分離した個々の存在になる前は、
名前はなかったようです。
始まりのすべてが一つだった頃はもちろん
名前は必要ありませんが、
その後少しずつ分離していく途中のグループ意識の状態の時も
名前はないようで、
更に分離が進み、
今私たちは完全に分離した個々としての存在を
経験しています。
ここから長い旅を繰り返し、
また一つだったことを思い出していくのでしょう。
宇宙の旅は壮大でおもしろく、素晴らしいなと思います。
例えば、今は昔に比べて核家族が増え、
家でも個室がある子供が増え、
一人でカラオケや焼き肉などに行く人も増えました。
私も一人が大好きで、
一人で仕事をして、一人旅をして、
普段は一人で本を読んだりピアノを弾いたりして楽しみます。
個を味わい楽しむ時代です。
誰かがいなくては寂しいから、不安だから人といたり、
なんとなくみんなといる、
家族だから、仲間だから一緒にいるものだ、
という固定観念や惰性、ネガティブな理由からそうすることをやめ、
個であることを思い切り味わい楽しめるのが
今なのだと思います。
すべてと一つというのは素晴らしいですが、
きっと神様や大いなる存在は
分離することで、個であるとはどんなものか
味わってみたかったのでしょう。
そしてそこから一つであることを知る旅を
したかったのでしょう。
昔は大手の企業に勤めて定年まで働く終身雇用が一般的でしたが、
今はそれも崩れ、
企業に頼らず個人で働く人や自由な働き方が
増えてきました。
より個としての存在を存分に活かす時代となっています。
これがもっと極まり、
みんなが個であることを活かし楽しむようになった先に、
再び統合へと向かうのでしょうね。
個を味わい切らず、
その良さを存分に活かさないままでは
せっかくの今ここに生きているおもしろさを
体験できませんから。
その先に進むには、
まずは個を活かすことだと思います。
何でもそうですが、何かをとことんやり切ると、
スッキリと消化し、次のステージに行けるものです。
例えば、私は幼稚園児の頃から30歳過ぎまで
とことんピアノに没頭していたからこそ、
ある時期にピアノとの関わり方が自然と変化しました。
今も弾きますし変わらず大好きですが、
もう以前のような何が何でも絶対にやめない!というような
握りしめたものではなくなりました。
区切りをつけることになった時も、後悔や心残りはなく、
それも楽しみながら、次の物語へと進むことができました。
人生でそうした切り替わりが何度もある人もいれば
一生変わらない人もいます。
それはどちらでもよく、
切り替わりのタイミングが来世でも来々世でも、
今世で5回あっても
魂の自由なのです。
またやり切ったかどうかも、本人の感覚であり、
甲子園に出場したとか、人から認められたなど
他からの指標は関係なく、
本人の心の中で納得したかどうかが大切です。
そんな感覚を味わう時、人は新しいページへと進みます。
例えば、この会社での仕事も勉強になり、
たくさんの人と出会い、学び、充実していたけれど、
もういいな、と思うと、次のページを開く時です。
同じように、
みんなと一緒にいることも楽しかったけれど、
もっと自分らしく生きたい、本当の自分でいたいから、
一人で楽しんだり、
これまでとは違う付き合い方をしてみたいなと思う時、
ずっと家族のために生きてきたけれど、
これからは自分らしいことを楽しんでみたいと思う時は、
新しいページへと進む時です。
今はそんな人が増えていて、
個を楽しむ時代です。
個を楽しめるのは、
個であること、みんなと違うことを受け入れ、
人からどう思われるかなどを手放すからできることです。
空気を読んで、
足並みを揃えて生きることの不自然さに気づき、
古い価値観から自由になる時、
個である今を満喫でき、
個を輝かせることができるでしょう。
そしてその先には、
個を輝かせた後だから開くことができるページがあり、
それを繰り返して
いつか私たちはまた一つになっていくのでしょう。
私たちの魂の長い長い旅の途中の
今この時にあることを忘れず、
後ろや先ばかり見ていないで、
今を生きることを楽しみたいですね。
早く、人より先を歩けばいいのではなく、
どの瞬間も、どの過程も、今を存分に生きることが
一番生命が輝く素晴らしい生き方であり、
宇宙や神様、自分の生命が喜び、
すべての存在から祝福される生き方だと思います。
どう生きればいいか、
その答えはすべてあなたの中にあります。
明日もあなたがあなたでありますように。