今日も星空がきれいな夜です。
夜も窓を開けていると最近は寒く感じたりしますが、
夜の新鮮な空気は気持ちがいいですね。
その新鮮な空気や酸素の濃さを感じると
呼吸をするのがうれしくなります。
空気は植物たちからの贈り物であり、
植物が生きるための水や土、太陽の光は
地球や太陽からの贈り物です。
たくさんの奇跡のような贈り物をいただき、
体に取り込んで生きていることをつい忘れていたりしますが、
呼吸に意識を向けるたび思い出し、
その贅沢や幸せを感じ、ありがたいなと思います。
私たちは自分の日常のことで頭がいっぱいになると、
こんなに毎日あふれる贈り物の中にいることを見失い、
自分は愛されていないと思ったり、
自分ばかりが損をしているような気になり、
自分から人や世界に与えることを出し惜しみしたり
忘れていたりしますが、
毎日短い時間でも自然を感じ、呼吸を意識することで
生まれてからずっと絶え間なく
あふれる贈り物を無意識に受け取り続けてきたことを
思い出せるでしょう。
どんなに愛されているか、どんなに自分は大切な存在かを知り、
どれだけ感謝もせず当たり前に贈り物をいただいてきたかに気づき、
今ここに生きていることをありがたく喜んで生きたいなと思います。
これは本当に分かると、
もう感謝が自分の内からあふれているもので、
分かっているけれど感謝や愛が湧いてこないということはないです。
もしそうなら、それは分かっていないということです。
（頭で理解はしているけれど、
魂レベルで分かっていないということです。）
どんなに愛されているか、たくさんの贈り物をいただいて生きているかを、
頭で理解しているだけでは
感謝も幸せや喜びも湧いてこないでしょう。
本当に分かるというのはハートで感じることです。
ハートで感じるには自分の心が開いていないと受け取れず、
感じられません。
心が閉じていると、
先ほど書いたような植物や地球からの贈り物の話なども、
「そんなことは分かっている」と
ただ当たり前のことにしか思えず、
心に届かず素通りしてしまうものです。
愛も感謝も、幸せや喜びも、
頭ではなく心で感じるものです。
どんなにたくさん愛についての本を読み、知識を広げても、
頭で知るだけでは自分の実感として心に響いてこないので
愛はやっぱり分からないままでしょう。
愛を感じたいなら、感謝にあふれて幸せに生きたいなら、
心の扉を自分で開いて生きることです。
誰か優しい人に扉を開けてもらいたいと待っていないで、
自ら勇気を持って、開くことを選択することです。
ヒースコート川にて。
2組のペアがいつも仲良く川沿いにいました。）
多くの場合、心の扉は恐れや不安、不信感などで
閉じています。
もうこれ以上傷つきたくない、
また辛い想いをするのはイヤだ、
この人は本当に信じて大丈夫なのか、
どうせみんな人より自分が大事なのだ、と
ささやく声に従い、
この人は本当に自分を傷つけないかを試したり、
恐れから自分を大きく見せようとしたり、
先にあなたが心を開いてみせてと自分は閉じこもったまま言います。
あなたが私に親切で優しくしてくれるなら、
私もあなたに優しくしますよと。
でもそれではいつまでたっても
人も世界も起こる出来事や宇宙の真理や愛も、
何も自ら愛せず、心に響かず、感じられないままでしょう。
何故なら心の扉は閉じていますから。
そしてあなたが怖いように、
相手も心を開かないあなたが怖いですから。
そんな状態から抜け出すには、自ら心を開くことです。
自分は傷つけられたと思ったことも、
実は相手はそんなつもりはなく、
あなたが怖かったから、
不安からうまく心を開けなかったせいかもしれません。
人は自分の写し鏡ですから。
人に心をうまく開けないなら、
まずは植物や動物に心を開いていくのも一つです。
彼らは本当に優しいですから、安心して心を開いていけるでしょう。
彼らがどれだけ愛に満ち優しいかを感じることと思います。
彼らが優しいのは傷つけられることを恐れず、
ずっと心を開いて愛してくれるからです。
その強さを知り、感じ、勇気にして、
人に自ら心を開いていけるといいですね。
心を開いているか、閉じているかで
同じ世界でも全く違って見えるものです。
誰かには生き辛く苦難ばかりの不公平な世界でも、
別の誰かはその同じ世界にあふれる愛と優しさを感じ、
感謝の気持ちでいつも豊かに満ちているのです。
これは誰かのせいや状況のせいではなく、
どう在るかという自らの選択の結果です。
幸せかどうか、人を愛せるかどうか、
感謝を感じられるかどうかは、
そうした自分自身の選択により決まります。
これが分かると自分で勝手に不幸でいることが
馬鹿馬鹿しく思え、
前は「どうすれば幸せになれるのか？」と考えていたのが、
これに気づくと、
「何故勝手にいつまでも不幸でいるのか？」
と思うようになります。
幸せは、状況や何かを手に入れたり、
誰かに何かを分からせたりしなくても、
自分でそう在ることができるものです。
最初に書いたような、
植物や世界からの贈り物に感謝があふれることが
本当に分かるなら、このことが分かるはずです。
もしやはり頭では分かるけれど、心が納得できないとか、
実感できないという場合は、
心の扉を自分から開くことを意識をしていくといいですよ。
不安や恐れがあることを受け入れ、
それを自ら手放していくことを選択するといいですね。
手放すのは簡単で、
「私はもうそれはいらないのだ。こうあることを選びます。」と
不安や恐れが心に押し寄せるたび宣言するといいですよ。
きっと何度も何度もその恐れはやってきて、
なかなか手放せないと思うでしょうが、
50回でダメなら100回。
100回でダメなら200回、というつもりで、
焦らず繰り返せば必ず手放していけます。
5回や10回で出来ないと諦めないでくださいね。
自分を簡単に見捨てないでいることも
自分を愛することですから。
気長にやると、「ああ、またか。笑」と
笑えるようになってきますよ。
そうして自分で幸せであることを選択し、
この世界にあふれる愛をいつも感じながら生きていきたいですね。
みなさまが心から幸せでありますように。
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瞑想歴23年 和歌山市在住 北山裕子
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23才で摂食障害を治すため、 藁にも縋る思い出はじめた瞑想で
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