今日は朝から太陽の光溢れる気持ちのいい一日でした！
青空と白い雲、山々の緑のコントラストがきれいで、
私はこんな美しい世界に生きているのだなぁ！と
ジーンときました。
もう何百回とそんなことを思っていますが、
その度にハッとする感じがして、
このことがどんなに素晴らしいかを、
まだ本当に100%はわかっていないのかも、
私が今感動している以上に
貴重で素晴らしいことなのかもしれない、
とふと思います。
空や雲、山々の美しさも、
太陽の輝きも、空気も、
人の優しさやありがたさも、
生きていることも、自分であることも、
私たちはわかっているつもり、
味わって喜んでいるつもりでも、
本当には味わいきれていないのかもしれませんね。
それを本当に味わえたなら、
日常も人生も、
暇や退屈とか、つまらないとか、
同じ毎日の繰り返しだとか、
虚無感とか感じることはないでしょうし、
死にたいとか、
もうどうでもいいなんて思わないでしょうし、
生命があることや、
今ここにいること、
肉体を持って五感を通して感じられることの素晴らしさが、
もっともっと感じられるのではと思います。
ではどうすればもっとそれを心から味わえ、
感じられるようになるのだろう？と考えますと、
やはり感覚を使う練習かなと思います。
練習というと、単調な繰り返しや、
何だか思考でそう持っていく、という感じがしますが、
そうではなく、
感じるということは感覚で、
感覚は五感を通して味わうもので、
これは使うほど磨かれるものです。
例えば、普段飲まないコーヒーやワインを飲んでも、
ただコーヒーの味、ワインの味がする、
というだけですが、
毎日飲んだり、色んな種類を飲んでいくと、
「今日のコーヒーは酸味があって爽やかだな」とか、
「このワインは重めで私の好みだな」など、
違いがわかるようになり、
すると段々と今までわからなかった
繊細な違いが味わえるようになり、
自分の好みにあったものに出会うと
とても美味しい！と感動するでしょう。
そしてコーヒーやワインの奥深さを感じられるようになり、
すると、
こんな美味しいものがこの世にあるなんて、
神様ありがとう！と思ったり、
こんな美味しいものを味わえる舌があることや、
毎日でも飲める環境にあること、
飲める健康な体であることなどに
自然と感謝や喜びが湧いてくるでしょう。
私はコーヒーもワインも飲みませんが、笑
でも私にとって
それを最初に感じることができたのは音楽で、
もう何百回、何千回と聴いてきた
ショパンやドビュッシー、バッハやラフマニノフ・・・などの
音楽を聴くたびに、
今でも毎回、
こんな素晴らしい音楽を聴くことができる
地球に生まれてよかった！
彼らの音楽が聴くことができる時代に生まれてよかった！
と思いますし、
（500年前だったらまだ本格的な音楽はありませんでしたし、
江戸時代の日本だったら知らないままだったでしょう。）
耳が聴こえてよかった、
色んな素晴らしい演奏が一般市民でも気軽に楽しめる現代でよかった、
音楽が楽しめる平和な場所で生きられていることに感謝だなぁ、
と心底思います。
今でも毎回初めて聴いたように感動で心が震えます。
（オーストリア 湖畔の小さな町ハルシュタット。
中世のままのような街並みがかわいらしかったです♪）
そうした喜びや感動は、
最初は自分が興味を持ったものを通して知ることができ、
それを始めは
例えばお気に入りの一曲を楽しんでいるだけ、
お気に入りのコーヒーを楽しんでいるだけでも、
そこからその世界が少しずつ広がっていくことで、
その世界の奥深さを知り、
より深く味わえるようになり、
深みが増すほど、感動が深くなり、
自然と、自分に五感があることに感謝したり、
ここに生きていることにありがとう！になったり
するのだと思います。
それは五感を使って味わうということを繰り返すからで、
そうして自然と磨かれていくものなのだと思います。
そうして例えば、
食べ物を味覚を色々味わって深めていくうちに、
香りを嗅覚を使って味わうようになり、
食感や視覚的にも楽しむようになり、
余韻も味わうようになり、
どんどん他の感覚も磨かれていくのでしょう。
そんな風に好きなことを楽しむことは、
色んな方向に世界を広げてくれますね。
花を見ることがちょっとした楽しみなら、
部屋に花を飾ったり、
小さなプランターで育ててみたりすることで、
少し世界が広がります。
そのうちに、
それを絵に描いてみようと思うかもしれませんし、
世界中の色んな花を見て見たいと
思うようになるかもしれません。
どんな方向に広がっていくかはわかりませんが、
そうしたことが自分の世界を広げ、深めてくれ、
その結果、
人生が同じことの繰り返しだとか、
退屈でやる気が出ない、なんて思う暇もなく、
生きていることや、自分であること、
今ここにいることを
より深く感動し、
感謝を感じて生きていけるのではと思います。
世界が美しいと感じられない時には、
とてもそんな風にはなれないと感じるものですが、
でも大丈夫です。
好きなことを少しずつ色んな風に遊びながら
ただ楽しんでいくと、
段々とそうなって行きますから。
それでもやっぱりそう思えないという方は、
瞑想も並行して続けていくといいですよ。
瞑想は、感覚の上に降り積もった埃を払うことができます。
鈍くなったり、もうわからなくなった感覚を
もう一度呼び覚ますことができます。
好きなことを楽しんで味わうことと、
瞑想を並行して続けることで、
よりスムーズに自分であることを楽しめるように
なってきますよ。
もし今何かに感動したり、
世界を美しいと感じられないとしても、
ガッカリしないで、
諦めないで、
少しずつ感覚を使うことを楽しんでみてくださいね。
そしてこの世界に生きていることが
どんなに素晴らしいことかを
生きているうちにたくさん味わい喜びましょう。
そんな毎日となりますように(^^)
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