今日は晴れやかな空と太陽の光が溢れる早春の一日でした。
そんな穏やかな空気の中でゆったりと呼吸をしていると
それだけで満ち足りた気持ちになります。
息をすることって普段は自動で行われていて、
意識していませんが、
そこに意識を向けて味わってみると
こんなに美しいものなのか、と感動します。
呼吸が美しい、なんてきっと意味がわからないですよね。笑
でも本当に味わうと自然とそう感じるのです。
何もイメージをしたり、取り込もうとせず、
ただ息を味わいながら吸うと、
その日により、自分の呼吸が違うことに気づきます。
その違いは、
最初は息の深さや心地よさの違いだったりしますが、
そのうちにそうした肉体的なこと以上の感覚につながります。
それをそのまま感じ、味わうことを続けていると、
その時により呼吸の新鮮な側面があることに気づきます。
例えば今日、瞑想をしながら呼吸をただ味わっていると、
形のない様々な色が呼吸の流れの中にあり、
それが虹やオーロラのように混ざり合い、満ちていて、
絶えず変化し、
とても美しかったです。
息を吸うことはこんなに美しいのだ、と感じ、
感動していました。
また吐く時には、何かはわからなくても、
自然な流れを重くしていたものや、
持ちすぎていたものが自然と剥がれていくのを感じ、
無理に手放そうとか、
何を手放そうとか、
この重くしていたものは何か？などを考える必要もなく、
そのエネルギーが美しい流れの中で
自然に剥がれていくのを感じていました。
それがとても心地よくて、
その自分の内側の自然な流れは、
まさに自然な小川の流れの美しさのようで、
無理強いしたり、
ああしよう、こうであって欲しいなどがなく、
ただ自然で、その自然さが美しかったです。
一回一回の呼吸の中にこんな深淵な感動があり、
呼吸って本当にすごいなと思います。
ずーっと味わっていたいなと思いましたし、
一度として同じ呼吸はなく、
息をすること、生きていることってすごいことだなと
改めて実感しました。
きっと呼吸に限らずどんなことでも
本当に味わうことを知っていると、
こんな深淵な美しさにつながることができるだろうと思います。
それは美味しいものを食べるとか、
スポーツを楽しむと言うような
エンターテイメント的なことだけではなく、
いつもの毎日を生きるとか、
歯を磨くとか、お皿を洗うとかのような
普通の日常のことの中にも
そんな美しさがあることを感じられるでしょう。
人生が退屈だとか、マンネリだとか、
何をやっても感動や驚きがない、という人は、
本当に味わうということがどんなことかを
忘れてしまっているのでしょうね。
それは本当に残念なことだと思います。
人生に楽しみがないから
退屈だったり新鮮味がないのではなく、
味わうことを知らないでいるだけなのだろうと思います。
そして退屈さやマンネリをどうにかしようと、
新鮮さを求めて、刺激を求めて、
次々と物を買ったり、
誰かに会ったり、
どこかに行ったり、
おもしろいことを探したり、
仕事で自分の価値を追い求めたり、
美味しいものを食べ歩いたりするのでしょう。
でも味わうことを知らないでいると、
それをしてもその瞬間だけで、
新鮮さや刺激はすぐに消えますから、
また次を自分に与えなければなりません。
そうしないと退屈になり、
毎日がつまらない、生きていても楽しくないと感じますから。
そのループにハマると人生はどんどん苦しくなります。
始めは少しの刺激でよかったのが、
段々とありきたりのことでは物足りなくなり、
より刺激が強いものを
追い求め続けるようになりますから。
でも本当は誰でもそんな刺激を外に求めなくても、
何も持っていなくても、
自分でいつもの日常に感動して生きられるものだと思います。
本当に味わうことを知っていれば、
退屈などありえません。
だって呼吸をするだけで、
その新鮮さに感動できるのですから、
この感覚は、今は分からなかったり、
自分にはないと思ったり、
そんなセンスがない、苦手だと思う人でも、
誰でも、何歳からでも、磨いていくことができます。
磨くのは難しいことはなく、簡単ですが、
すぐにとはいかないかもしれません。
でも味わってみよう、と常に一つのことに意識を向け、
それを感じてみることをやっていくと、
段々と磨かれ、楽しめるようになってきます。
でもたいてい、
それをやろうとして意識を向けてみても、
何も感じなくてそれが退屈で、
すぐに飽きてしまって、つまらなくて、
やっぱり自分にはハードルが高い、と、
いつもの刺激を探す方へ行ってしまうのです。
そっちの方が即座に手軽に
退屈から逃れることができますから。
そしていつも物足りない感覚や、
何かを追い求める感覚の中で生き続けることになります。
そのループから抜け出すには、
先ほども書きましたように、
日常の一つ一つのことに意識を向け、
味わうといいのですが、
たいていの人にとってそれはハードルが高いので、
ではどうすればいいか？と考えますと、
瞑想をするといいと思うのです。
瞑想は退屈しのぎに刺激を求めることを一旦やめ、
ただ感じることをする練習です。
練習だと割り切ってやってみることで、
始めはできないものだ、
でも◯分はやってみよう、と
できないことを受け入れやすいですし、
自転車の乗る練習と同じで、
始めはできなくても、続けていればできるようになる、と
頭を切り替え、受け入れやすくなります。
そうして、思考でわかろうとしたり、
感じようとコントロールしようとしたり、
どうすればできるようになるかを
考えたりすることから離れて、
ただ呼吸に意識を向けているだけ、をする時間を持つことで、
味わう感覚は自然と磨かれていきます。
すると目新しいものや、
豪華なご馳走、
仕事の成果、
みんなが羨ましがることや
物珍しいことなどがなくても、
いつもの日常が毎日ハッとするほど新鮮に感じられ、
世界がどんなに美しいかを毎瞬感じ、
呼吸をするだけで感動し、感謝が湧いてくるようになります。
こんな感覚は特別な才能やセンスは必要ではなく、
鉄棒の逆上がりと同じで、
誰でも練習をすればできるようになることです。
ただ逆上がりと同じで、
こうした方が早くできるようになるというコツや、
できる時の感覚、
練習方法を知っておくと
スムーズだと思いますので、
私は時々瞑想セミナーを開催しています。
今回は3/27（日）に
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4月に「瞑想セミナー2」、
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（今のところ「瞑想セミナー2」は
4/10か4/17かなと思っています。
まだ未定ですが決まり次第アップしますね。
日程のリクエストがありましたらお気軽に。）
なんだか最後はセミナーの紹介になりましたが、笑
今日は呼吸をするということが
どんなに新鮮で美しいものかを
知っていただけるといいなと思ってご紹介しました。
きっと同じようなことを感じている方もいらっしゃるでしょう。
呼吸に限らずですが、
どんなことも全て、本当に味わうことを知っていると
いつも全てが新鮮で美しいです。
その感覚で人生を生きる人がもっと増えるといいなと思います。
例えば今が50歳でも、
今の日本の平均寿命は男性で81歳、女性は88歳くらいですから、
まだあと30年以上を生きる人は多いのです。
この先30年、
毎日新鮮に日常に感動して生きる人生と、
いつもなんとなく不足感や退屈さを感じながら、
おもしろそうなことがないかと探しては埋める毎日では
全然違う人生になると思います。
そしてもし明日死ぬのであっても、
今日の新鮮さ、感動を
この自分で目一杯味わって、
人生って、生きるって、世界って、
こんなに素晴らしくて美しい！と味わって死にたい
と思うので、
今、感動や新鮮さが感じられない方や、
味わうことが苦手な方は、
ぜひ今日から意識して練習してみるといいですよ。
それは日常の一つ一つを味わうことでもいいですし、
それが退屈でハードルが高くて続かないという方は、
瞑想を練習として取り入れるといいですよ。
毎日、新鮮な感動を楽しまれますように(^^)
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