今日は優しい雨の一日でした。
朝目覚めると静かな雨の音が聞こえ、
カーテンを開けると
雲の向こうからぼんやりと太陽の光が街を包んでいて、
鴨川沿いの雨に濡れた桜がしっとりと美しく、
まるで夢の中の世界のようで、
思わず「わー・・・・！」と声を上げました。
空気はまろやかで柔らかく、
一呼吸ごとに春の目覚めと、新鮮さ、
そして桜のエネルギーが満ちてくるようです。
桜が満開で見頃の時期の雨は
なんだか残念な気がしたりしますが、
青空の下の桜だけではない
色んな桜の美しさを
神様は見せてく、楽しませてくれているのですね。
きっとそれは桜だけではなく
どんなことでもそうで、
「ほら、あなたが知らない美しさが
まだまだ世界にはたくさんあるよ！」と言う声が
聞こえてくるようです。
その神様、宇宙の根源、サムシンググレート・・・は、
きっと私たちを楽しませたくて、
私たちが喜ぶとうれしくて、
晴れの日や雨の日を創り、
桜や海や動物など、世界の全てを創ったのでしょう。
どうしてそんなことをしたのか？と考えると、
愛しているから、でしょう。
私たちも、大好きな人や大切な家族、友達などが
喜んで、楽しんでくれたらうれしいですよね。
大切な人が幸せで笑顔だったらうれしいですよね。
人が喜ぶとうれしいというのは愛からくるものです。
逆に愛せない時、
相手やモノ、状況などが喜んでくれたらいいなとは
思わないものです。
愛は得るものではなく、与えるもの、と言いますが、
本当にその通りで、
愛は元々自分の内側にあり、
それを素直に純粋に、喜びの中で送り出すとき、
愛することができ、
そして愛すると同時に自分も愛を受け取ります。
何故なら誰かの笑顔や喜びを願ったり、喜べることは。
もうそれだけで自分も満たされ幸せですから。
愛せることが何より、贅沢で豊かなことで、
幸せですから。
だから愛する時に
同時に自分も愛を受け取ることができるのです。
こう言うと、中には
自己犠牲的に愛そうとする人がいますが、
そうではありません。
どんなに尽くしても、
与えても与えても返ってこないと感じる時は
何かが違っています。
私にもありましたが、
与えても与えても愛されず、
自分が空っぽになっていくように感じ、
虚しくて枯渇していくように感じる時、
それはもしかすると
自分の内側から溢れる愛を純粋に生きているのではなく、
愛されたくて、愛されるために
こうすれば愛してもらえるかも、
こうすればこっちを見てもらえるかも、という期待から
行動しているのかもしれません。
または相手が自分から去ってしまわないように、
恐れから行動しているのかもしれません。
でも何も返ってこない、愛されないと
自分の心が枯渇していきます。
無自覚でも、見返りを期待して、
こうなるためにこうしている、という時、
それは本当に心からそう生きることが純粋な喜びではないので、
どこかに無理があって、
だから得られるものがないと枯渇するのです。
そこで、見返りを期待してはいけない、と思い、
純粋にただ愛を送り続けることが愛なのだ、
それができない自分は本当には愛せていないのか、と
自分を責めたり、
見返りを求めないのが本当の愛だ、
そうであるべきだ、
愛されなくてもいい、と自分にそれを強いたり、
笑顔も喜びも何も返ってこなくても、
それでも愛し続けます、と、
純粋な愛であることを自分に求め、言い聞かせ、
枯渇しているのを見ないようにして愛し続けようとしても
そんな無理はいつまでも続かないものです。
そして、それは本当の愛ではないので、
自分を幸せにしません。
本当の愛なら、愛することで
まず、もう、自分が満ち足りて幸せであるものです。
だって愛せることが幸せで、
愛するときに同時に受け取っているのですから。
ですから、愛することで枯渇していくように感じる時は、
何かがおかしいのです。
というと、自分は本当には愛せない人間だとか、
純粋な愛はハードルが高いとか、
よほどよくできた人でないと難しい、などと
感じるかもしれませんが、
そんなことはありません。
本当の愛を知らない人や、
本当に誰も愛したことがない人はいないでしょう。
誰だって人生で知らないうちに
ちゃんと人を愛したこともあれば、
愛されたことも必ずあります。
私は昔、「好き」はわかるけれど、
「愛」はわからない、と思っていました。
具体的に愛ってどう言うこと？
我欲が強くて、愛されたい気持ちが大きい自分には
全然ピンとこないし、
純粋な愛なんて、よほどできた人間でないと無理で、
だから私にはないし、愛せないし、
愛しているとか愛されていると言われても、
嘘っぽい、
とずっと思っていました。
でも、今わかります。
別に昔より今の自分の方が
できた人間だとも思いませんし、
相変わらず自分中心の身勝手人間ですが、笑
でも愛を感じることができ、
愛するってこういうことだな〜とわかります。
何も高尚で魂がピカピカのできた人でなくても、
愛せますし、
愛を感じて生きることはできるのだ、とわかりました。笑
愛するってそんなに大袈裟で難しいことではなく、
誰だって知らないうちにやっていることで、
愛されているけれど気づかないだけなのです。
例えば、小さな子供の頃、
お母さんが笑顔でいたらうれしいな〜と思った、
それは愛です。
でも始めはただそれだけの純粋な愛だったものが、
大きくなっていくと、
100点を取らないと喜んでくれない、
期待に応えないとがっかりされる、などの経験から、
愛されるには何かを差し出さなければならない、
愛されるには条件がある、と学んでしまったりします。
そして大人になっても
愛とはギブやテイクなどの上で捉えていたり、
いや、愛は与えることだ、と
何かを与えることばかりを
頑張ったりするようになってしまい、
愛は苦しい、愛って難しい、になってしまうのでしょう。
でも本当はみんな知っていて、
愛ってそんな大層なことではなく、
もっとシンプルなものなのだと思います。
ですから、愛ってどんなものかを知りたい、
愛を生きたい、と思うなら、
色んな難しいことや、
頭で理解しようとすることは横に置いて、
人やモノに対して、
「ここにいてくれてありがとう〜」と感じながら、
「喜んでくれたらうれしいな」と思いながら、
無理なく自分がしたいと思うことを
すればいいのだと思います。
そんな単純なことこそが、
純粋な愛の始まりで、全てだと思います。
そう気づいて日常や世界を見渡すと、
いかに私たちはいつも
たくさんの愛を受け取っているかに気づきます。
神様は私たちを愛しているから、
喜んで欲しくて、
喜ばせたくて、
喜んで楽しんでくれるとうれしくて、
笑顔が見たくて、
色んな美しいものを創ったのでしょう。
きっと神様は、
「いえ、そんないただいてばかりで申し訳ないです。
何かお返しをしなくては・・・」などと
遠慮しないで、
「わーい！ありがとう〜！」と
子供のように純粋に喜んでくれるとうれしいのだと思います。
その時の素敵な笑顔が一番のお返しで、
すると、神様もうれしくて、
もっともっと愛を贈りたくなるのだろうと思います。
孫がキラキラした目で
「ありがとう〜」という笑顔を見ると、
「よし、またおもちゃを買ってあげよう」
と思う祖父母のような。笑
そんな時に与えてばかりで枯渇する、などど思ったり、
見返りなんて期待していませんよね。
愛って難しそうで、
実はとてもシンプルで、誰もがもう知っていることなのです。
人を愛することが難しいなら、
まずは花などの自然や動物などから愛してみるといいですよ。
今日、雨に濡れた満開の桜は夢のように美しいです。
そんな日常の自然の美しさを味わい、喜び、
楽しんでいると、
自然と感謝が湧いてきます。
すると自然を大事にしたいな、と思うかもしれません。
愛と感謝は繋がっていますから。
すると自分からも人や自然、世界を
笑顔にしたり、喜ばせたくなったりし、
愛したくなってきますよ。
そんなことを楽しみながら、
毎日を生きていきましょう。
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