今日も京都は穏やかな日差しが美しい一日でした。
京都に引っ越したのが昨年の二月だったのですが、
この二月の雰囲気が
初めてここに住み始めた頃の
ワクワクと新鮮な感じと繋がっているようで、
二月の冬の穏やかな空気の中にいると
なんだか心が軽やかで明るく感じます。
明るいと言っても
夏強い日差しの明るさではなく、
若葉が初めて土の中から
外の世界の光に触れたような柔らかな感じで、
この小さな若葉のような感覚にワクワクします。
人により、
それが春かもしれませんし夏かもしれませんが、
季節と感覚って潜在意識で深く結びついていますね。
季節というより、
その時の空気感といったほうがいいかもしれません。
その時は特に意識をしていなくても、
人はそうして気づかないうちに
五感を使って色んなことを鮮明に記憶しています。
そして五感を使っていつでも鮮明に
その時のリアルな気持ちや感覚を思い出すことができます。
それがセンチメンタルな思い出と結びついていると、
その空気に触れるとその時のことを思い出すでしょうし、
深い悲しみと結びついていると、
その時のことを思い出すものです。
悲しみや苦しみの思い出もそうですが、
特に恋愛などの感情が揺さぶられた感傷的な思い出は、
季節の空気感や香り、音楽など、
五感の全てを使って記憶しているようで、
ちょっとしたきっかけで当時の自分に繋がり、
古いレコードを引っ張り出してかけるように、
感傷に浸りたがります。
感傷に浸りたがる、と書きましたが、
感傷に浸りたがっているのは誰か?と考えますと、
毎度お馴染みのエゴさんなのですね〜。笑
エゴは過去に浸るのが大好きで、
特に過去の悲しかったことや、
恋愛で心揺さぶられたことが大好きですし、
意外にも、自分が人を傷つけたことなどを思い出して
そんなひどい自分に涙することも大好物です。
そんなことを、記憶と結びついているものに触れるたび
思い出しては、
当時の気持ちや気分に浸り、
感傷的になり、涙したりします。
浸っている本人はそんなつもりはないのですが、
これはエゴがしていることなのです。
では何故わざわざエゴがそんなことをするのか?と言うと、
エゴは「今」ではないところが大好きなのです。
エゴは過去や未来に生きていますから。
エゴは今以外の時間に生きていて、
今に生きられないからです。
例えば、マグロは海で生きていて、
陸では生きられないように、
エゴは今に生きることはできません。
私たちが本当の自分を生きることに目覚めて、
ずっと今に生きるようになると、
エゴは存在できなくなります。
それは困るので、
隙を見つけては過去や未来に私たちを誘います。
過去の感傷に浸るのもその一つです。
そこはちょっと痛みがあるけれど
浸って自分を責めたり、憂いたり、
悲しんだりしていることは、
エゴにとって安心でき、心地いいのです。
だから人はよく、過去の思い出に浸るのですね。
それはもちろん、
過去の栄光や輝いていた自分に酔うこともそうです。
エゴにとって過去は居心地がいいのです。
また、未来を憂うことも同じで、
エゴは今以外のところにしか存在できませんから、
老後が心配だとか、
この先どうなるのだろうなど、
ちょっと先の未来から、何十年も先の未来まで、
色んな未来へと私たちを誘います。
そしてなんと、未来の楽しい妄想にも連れ出します。
こうなりたい!
こうなりさえすれば私は幸せになれる、という妄想も、
エゴの大好物です。
もっと言えば、
新年の目標や、明日からダイエットしよう!なども
同じです。
今はやらないで(←ここがポイント!)、
でも明日ならできそう、
私は変われるのでは!と未来の自分に期待をするのも、
エゴは大好きです。
これをワクワクと勘違いしてしまう人も多いですが、
見分けが難しいですよね。
でも本当のワクワクなら、
今、もう楽しんでいて、
今、もう行動していて、
今、もう味わっていて、
今を生きています。
エゴの妄想は、こうなったら幸せになれる、と
条件をつけて、
今はまだ十分ではないと思っていて、
未来の自分に期待をして、
今にありません。
この「今」にあるかどうかが
本当の自分を生きているのか、エゴの自分なのかを見分ける
大事なポイントです。
そこさえ知っていれば、
見分けることができますね。
(フランス南部 アビニョン近郊 ポン・デュ・ガール 水道橋の上からの眺め。)
人は過去や未来を生きている時、
本当の自分を生きてはいません。
本当の自分を生きていないと、
本当の幸せを生きることができません。
幸せにあるには、ただ今を生きることだけです。
本当にただそれだけで、
何かを手に入れたり、
目標を達成したり、
貯金を増やしたりすることではなく、
過去や未来ではなく、今にあることだけなのです。
私は今日、二月の軽やかで晴れやかな空気から、
昨年引っ越したばかりの頃の
新鮮な感覚を思い出しました。
その時に、
昨年の自分を思い出して
ふと懐かしく思いましたが、
それはほんの1秒2秒のことで、
その後、軽やかな明るさに
若葉のようなワクワクを感じていたのは
今の自分です。
過去の自分のワクワクを思い出していたのではなく、
今、今日の自分にワクワクし、
今日を生きらることにワクワクしていました。
魂の自分を生きるというのは、
何かお役目だとか、
生まれてきた意味だとかを知り、
それを全うするということではなく、
(それもあってもいいですが。)
今、この瞬間、この自分を生きるということです。
魂の自分を生き始めると、
どんどん過去や未来に浸ったり、意識が向く時間が減り、
今の生きる時間が長くなり、
ずっと今だけに生きるようになります。
例えば起きている時間が16時間あるとすると、
過去や未来に意識が向いていたり、
浸っていたりする時間が8時間や4時間あったのが、
(思う以上に過去や未来の意識で生きている時間は長いものです。
例えば、先の安心のために今我慢をしているのも、
未来を生きている時間です。)
本当の自分を生き始めると、
それが3時間になり、2時間になり、
そのうちに10分、5分になり、なくなります。
なくなると、本当に今生きていることが幸せで、
喜びに溢れ、
普通の毎日が新鮮でワクワクします。
その時にエゴはなく、
完全な魂の自分を生きています。
幸せとはそれなのだと思います。
みなさまは今日、今を生きていましたか?
どれくらい過去や未来を生きていたでしょうか?
時には懐かしい思い出の曲を聴いて
センチメンタルな気分に浸るのも
三次元の人間らしい楽しみ方かもしれませんが、
それはほんのたまにでいいですね。
常に今を生きるようになると、
エゴが連れ出そうとする過去や未来に違和感を感じるようになり、
すぐに気づきます。
例えば、過去のセンチメンタルな気分に酔うことなどに
波長が合わないので、しっくりこなくて
居心地がよくないのです。
そうなると、すぐに自分で、
「あ、ここじゃない」と気づき、
本当の自分が生きる「今」に戻ってくることができます。
私は昔、過去にばかり生きていました。
きれいな景色を見ても、
音楽を聴いても、
本を読んでも、
誰かと一緒にいても、
何をしていてもずっと過去に生きていました。
そこから抜け出すことができたのは
瞑想を毎日続けてきたからです。
瞑想は今にある練習ですから。
エゴではない、本当の自分に戻る時間ですから。
人は放っておくと、そうして
過去や未来に生きてしまう生き物のようですから、
瞑想はこれからも続けていきたいと思っています。
本当の幸せを生きたい、
自分の魂で今を喜び生きたい、
その感覚を味わってみたいと思われる方は、
瞑想をされてみるといいですよ。
来月「瞑想セミナー1」を開催しようかなと思っています。
ご興味のある方はぜひご参加くださいね。
(今ところ日曜日開催の予定です。
曜日や日程、セミナー2、3、4のリクエストがあれば
メールかYoutubeのコメント欄で(^ ^))
そうして過去や未来ではなく、
今に生きる人が増え、
本当の自分を生きる幸せな人が増えるといいなと思います。
今日も明日も、そんな今を生きる時間となりますように(^^)
オンライン個人セッションのご感想
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