前向き気づき日記

瞑想歴29年。読むだけで気持ちが軽やかに前向きに。自分らしく生きたい方へ。

北山裕子

北山裕子(id:yuko-k-ami )
瞑想歴25年、東京や大阪を中心に瞑想セミナー、キネシオロジーセミナーを主催。 エネルギーヒーラー。 23才で摂食障害を治すため、 藁にも縋る思いではじめた瞑想で潜在意識とつながり、 自分の奥底に眠っていた本当の自分(潜在意識)と 会話ができるようになりました。
読むと気持ちが軽やかに、自然と前向きになるようなお話しを綴っています。

プロフィール詳細

\☆読者登録・フォロー☆/

不安や恐れから光へ変化するには

今日はfacebookを開くと、

6年前の今日の投稿が出てきたのですが、

 

(「◯年前のあなたの投稿」と自分だけに

fcaebookが時々教えてくれるのです。)

 

6年前の今日はノルウェーから帰ってきて

その写真をアップしていました。

 

懐かしいなぁと思い出していたのですが、

ふと首都オスロで観たムンクの「叫び」を思い出しました。

 

6年前にもムンクのお話を書きましたが、

今日繋がったので、

今必要な方がいらっしゃるかもしれませんので、

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

 

美術の教科書にも載っていたりする有名なその絵は、

きっと絵画に興味がない方もご存知ではないかと思います。

 

(ムンクの「叫び」は、

ムンク美術館ではなく、オスロ国立美術館にあります。)

 

あまりにも有名な作品ですが、

実際に観た時はその生々しい迫力にひるむほどでした。

 

この一枚を生み出すためにどれだけの代償を払ってきたのだろうと

思わずにいられない一枚でした。

 

他の作品でも、生きてそこにあるかのような目が、

ハッキリと生々しく語りかけてきて、

絵の迫力に彼の人生を見た気がしました。

 

幼い頃から母の死を始めに、家族が次々と病に倒れ亡くなり、

常に死が付き纏う人生の中、自身も病弱で精神を病み、

それでも描き続けた作品からは、

叫び以外の作品からも、叫びが聞こえてきそうでした。

 

「叫び」は自然の叫びであり、

それに怯え耳を塞いでいるのですが、

自然の叫びは彼自身の叫びの反映だったのではと思います。

 

その心の闇を絵という形にする人生だったのでしょう。

 

 

キラキラときれいな絵は

心に花をそえるように感じたりしますが、

こういう絵は訴えかけてきて離れません。

 

平凡な人生では絶対に描けない力があり、

だからこそこうして忘れられずに残るのでしょう。

 

ちなみに「叫び」は、

オスロ市の外れのフィヨルドが見える道が舞台で、

(勝手に橋の上かと思っていました。)

 

その時は行けませんでしたが、

いつかそこで私も真っ赤に燃える夕焼けを見てみたいです。

 

 

音楽でもそうですが、

モーツァルトのようなキラキラとした天国のようなものから、

 

多くの作曲家や画家が描いた

人間的な悲しみや喜びを表現したもの、

そして闇や狂気を描いたものなどがあり、

 

どれも人間の作品です。

 

私にはムンクの波動は重く感じましたが、

今、その波動と同調して

まさにこれが私だと思う人もいるでしょう。

 

そんな人が急にキラキラした絵や音楽、小説などに触れても、

全く共感できず上っ面な感じがするかもしれません。

 

眩しすぎて受け入れられず、

吐き気がしたり、逃げ出したくなったり、

観たくないと思うかもしれません。

 

 

そんな時は、

自分にピッタリとハマる波動の作品をとことん味わい、

それからほんの少しだけ緩いものに触れてみます。

 

それに馴染めそうなら、

更に少しだけ優しいものへと徐々に移していき、

ゆっくりとフラットな状態へ持っていくといいと思います。

 

慟哭、悲痛などから、淡い悲しみへ、

そして寄り添うような優しさや微笑み、

いつかは愛や光へ。

 

無理に美しさや輝きへと自分を丸め込む必要はなく、

自然に時が変化させてくれます。

 

自分がしがみつかなければ。

 

これがなかなか難しかったりしますね。

 

瞑想 潜在意識 波動 上げる 効果

(ノルウェー ベルゲンにある作曲家グリーグの家の庭にて。

丘の上の家のお庭からフィヨルドが見えます。)

 

 

悲しみや怒り、憎しみ、苦悩を離さない、離したくない、

忘れたくない、忘れてはいけないと握りしめると、

いつまでも動けないですが、

 

今ある感情をそのまま味わい、

味わい尽くした頃には自然と握りしめていた手はゆるみ、

ゆっくりと流れ出します。

 

あとは流れ出ることを自分に許し受け入れ、

日々を生きることです。

 

 

変化することは悪いことでも薄情なことでもなく、

生きているからこその自然な流れです。

 

私たちの魂は時間と共に自然と癒やされ、

愛の光と調和する方向に向かうものです。

 

それが生命あるものの自然な姿です。

だって全ての生命は愛から生まれたのですから。

 

 

私たちはいつだってどんな風に変わってもよく、

忘れてもよく、

笑っても泣いてもいいのです。

 

手放したり、気持ちが変化したり、忘れてしまっても、

ちゃんと私たちの魂には全部刻まれています。

 

だから大丈夫なのです。

 

本当に覚えていたいと願うことは、消えずに残ります。

何も失ったりしません。

 

泣いて泣いて泣き疲れたら、泣き止むのが自然なのです。

永遠に泣き続けることはできません。

 

今ある感情を自分で受け入れ許し、

でもいつか変化することも恐れず、

縛らずにいられるといいですね。

 

 

ノルウェーで出会ったムンクは、強烈な訴えを感じ

その波動に取り込まれそうに感じましたが、

 

病気や死の影に怯え、

生涯独身でたくさんの浮名を流したムンクの晩年の作品は、

光が差しています。

 

私はムンクの晩年の作品を

その時まで知らなかったのですが、

 

自然を見て不安を感じたムンクの

晩年の「太陽」という作品では

フィヨルドにのぼる輝く光を描いています。

 

自然の美しさを受け入れられるようになったのです。

 

歴史に残るほどの強烈な不安や怯えを描いた人が、

後にはその同じ自然から輝きを感じられるようになったのです。

 

人は変わることができるということですね。

 

 

ムンクの家系は結核や神経過敏の傾向があり、

自身は喘息やリウマチ熱に加え、

統合失調症、鬱だったとの話もあり、

アルコール中毒で精神科に入院していたこともあったそうですが、

80歳で亡くなるまで生きて描き続けました。

 

家族がそうだったように、

自分も長生きできないだろうと死を恐れていたようですが、

 

20歳のムンクが、自分は80歳まで生きて絵を描き続けると知ったら

どんな顔をするでしょうね。笑

 

そう思えない彼だから生まれた作品がありますが、

何を信じ、何を恐れて生きるのかは

まさにその人の自由な選択ですね。

 

 

これを読んでくださるかたの中に、

今 世界が美しいと思えないかたがいらっしゃるとしても、

長い人生、生きていれば変化していけます。

 

もしなかなか手放せない想いがあったとしても、

いつか世界が美しいと思える日が来ると信じ、

生きてほしいなと思います。


f:id:yuko-k-ami:20210923130917j:image
ムンク 「太陽」

 

p.s.

自然や世界が美しいと思えるかどうかは、

自分を受け入れているかどうかの目安になりますね。

 

p.s.2

「叫び」が見られる国立美術館内のカフェでは、

「叫びケーキ」が食べられます。笑

ムンクが聞いたらビックリするでしょうね!

 

オンライン個人セッション・遠隔ヒーリング

詳細・お申込みはこちらのページから。↓

オンライン個人セッション - 前向き気づき日記

遠隔エネルギー・ヒーリング - 前向き気づき日記

 

オンライン個人セッションのご感想

オンライン個人セッションのご感想 - 前向き気づき日記

 

二つ目の新ブログを始めました♪

→「人生で一度くらい

ここでは書ききれない北海道のお話や

暮らしのことなどを楽しく綴っています。

覗いてみてくださいね(^^)

 

facebook

申請はいつでも喜んで(^^)

一言メッセージをお願いいたします♪

こちらのリンクからどうぞ☆

Facebook