私は毎日色んな方の個人セッションを
させていただいていますが、
その中で、例えば今の職場の人間関係だったり、
パートナーシップだったり、
お金の問題だったりなど、
様々な問題の根底にあるものを潜在意識に聞いてみると、
いつも思いも寄らない原因が浮かんできます。
どうして記憶もない赤ちゃんの時のことや、
もう自分の中で消化したと思っている過去の出来事が
出てくるの？と思われる方が多いですが、
人は記憶になくても、
散々自分と向き合い解決したと思っていても、
まだ根底に残っていることはよくあることです。
でも記憶にないことや、
自分では解決済みだと思っているからこそ、
そこを見ようとしないので問題が現れ、
解決しないのですね。
それをしっかり反映してるのが
自分を取り巻く今の状況ですから、
世界はミスもズレも間違いもなく、
完璧だなぁといつも感心します。
そんな様々な問題の根底によくあることの一つに、
自分には価値がない、
という間違った思い込みがあります。
どうせできないくせに、
あなたに何ができるの、
調子に乗るな、
何様だと思っているの、
分不相応なことはやめろ・・・
もう忘れてしまっている昔言われたそんな言葉や、
言葉ではなくても、
子供の頃、自分を見て親がため息をついたり、
テストの点が悪かったことでがっかりされたりしたこと、
挑戦してみたけれどうまくいかなかった時のことなどが、
今も潜在意識に残っていて、
自分には価値がないという価値観を学んでしまい、
それ以来ずっと
今もその価値観を持って生きている人は多いです。
それが仕事や新しい挑戦の時に限らず、
今の様々な問題を
現実に生み出す原因となっていたりします。
自分には価値がない、という思い込みを
持っている人は多く、
これは特に日本人に多いようです。
それは小さい頃、親が子供に対し、
「あなたは素晴らしい！」と言って育てるアメリカの家庭と、
褒めずにできないことを叱って育てる日本の家庭の差が
現れているようです。
それをいい大人になってからも
ずっと持ち続けていて、
今更自分に価値があると言われても、
とてもそうは思えない、となってしまうのですね。
例えば、何かとても人の役に立つ仕事をしていたり、
毎日喜ばれ「ありがとう」と言ってもらえる人でも、
根底に「自分には価値がない」という思い込みがあると、
人から喜ばれても、
どうせお世辞だろう、社交辞令だろうと思ったり、
誰にでもそう言う人なのだろうと思ったりして、
その言葉を素直に受け取ることができません。
そうしたお礼や喜びの言葉は弾き飛ばし、
「あなたに何ができるの、何様のつもり？！」
と言うような自分の価値を否定する言葉は、
全部漏らさず受け取っていたりします。
漏らさず受け取るどころか、
「私には価値がない」と言うことを証明するようなことを
潜在的に探していて、
無自覚でそういう言葉を探し求め、
そんな現実を引き寄せていることもあります。
自分が一番強く信じていることが現実になりますから、
自分には価値がない、と強く信じていると、
それを証明することが起こるのです。
私も20代の頃、最初の結婚をしていた時に、
ピアノの仕事をして働いてはいましたが、
収入は少なく、
当時の元夫に、
「誰のおかげで食べられていると思っているんだ！」と
言われたことがあり、
確かにその通りだ、
私は自分ではろくに稼げない、
社会に必要とされていない人間だ、と思い、
以来ずっと自分には価値がない、と
すっかり思い込んでいました。
稼げない人は価値がない、と言う価値観も、
今の世の中では強く信じられていたりしますね。
それは言い換えれば、
たくさん稼げる人には価値がある、
お給料の額が自分の価値、ということになります。
ここで、いやそんなことはないですよ、
と精神論を言っても、
なかなか信じられないと言う方も
いらっしゃるかもしれませんので、
今日はちょっと違う方向からお話してみましょう。
（北海道は今たんぽぽやチューリップが花盛りです♪）
例えば、人の価値はお金を生み出すことだ、
働くことでお金をどれだけもらうかだ、
とするなら、
働かない主婦や学生、子供は
価値がないということになってしまいますが、
もちろんそんなわけはないですね。
例えば、小学1年生の子供は働いていませんが、
新1年生がいることで、
ランドセルを作る会社や
ランドセルの素材を作る会社、
それを販売する会社などは存在でき、
そこで働く人やその家族はお給料をもらえ、
その家族はそのお金を家賃や食費、趣味などに使い、
更にそれに関わる人や会社へと循環しています。
6歳の子供は働いてはいませんし、
お金は稼いでいませんが、
その子の存在が経済の流れを作っていて、
それに関わる人の仕事を生み出し、
そのおかげでその人たちはお給料をもらい、
生活しています。
ということは、働いていない6歳の子供は、
存在しているだけで価値がありますね。
だって子供がいなければその仕事はなくなり、
その仕事に関わる人は
お給料がもらえなくなるわけですから。
同じことが主婦にも赤ちゃんにも、
お年寄りにも言えます。
赤ちゃんが存在するから存在している仕事はたくさんあり、
主婦がいるから、お年寄りがいるから
存在している仕事も無数にあります。
人はお金を稼ぐ時だけ価値があるのではなく、
使う時にも価値があるのです。
その使ったお金が流れる先に、
人がいるからです。
その人たちの暮らしを支えているのです。
今日使ったお金を思い出してみてください。
スーパーで買ったキャベツでも、
コンビニで買ったお茶でも、
通勤で使った電車代でも、
あなたが使ったお金の何割かは
誰かのお給料の一部になり、
その人や家族の食費や散髪代、電気代などに
なっているのです。
生きているだけで人は
食べ物が必要で、電気や水道を使っていますから、
生きているだけで、存在しているだけで
人には価値があるのです。
今もし、稼げない自分には価値がないとか、
そもそも自分は存在する価値がない
などと思う人がいるなら、
このことを知っていて欲しいなと思います。
スピリチュアル的に見て価値がある
ということもありますが、
経済活動としてリアルに考えても、
人は存在するだけで価値があるのです。
そしてこのことを知っておくことで、
お金を使う時に、
自分のお財布からお金が減った、貧しくなった
と考えるのではなく、
使った先にいるたくさんの人たちの
喜ぶ顔があると思い出しましょう。
そうして使うことで、
あなたのところにも喜びのお金が流れ込んできますよ。
人は存在しているだけで価値があります。
私は、離婚して実家に帰れず、お金も仕事もなく、
居候生活をしていた時、
あなたが生きているだけで迷惑だ、と
毎日言われていました。
言い返す言葉もなく、本当にその通りだと思い、
毎日生きていることが辛く、
そんな自分が情けなく、泣いてばかりいました。
でもそうではないなと今思います。
確かに私を迷惑だと思っていた人もいましたが、
誰の役にも立っていないということはなく、
どう転んでも人は生きているだけで
誰かの役に立っていて、
価値があるのです。
だからみんな大丈夫なのです。
あなたには価値がありますよ。
そのことを忘れないで、
明日も笑顔の一日となりますように(^ ^)
p.s.
そろそろオンライン瞑想セミナー1、2、3を
開催しようかなと思っています。
何曜日がいいとか、この日は外して欲しいなど、
リクエストがありましたらお聞かせくださいね。
ご要望の多い日時にできるだけ合わせられたらと思っています(^ ^)
みなさまにお会いできることを楽しみにしていますね♪
オンライン個人セッションのご感想
