今日は時折優しい雨が降る美しい一日でした。
この頃に降る雨を
木の芽雨(このめあめ)というそうですね。
2月下旬から3月に降る静かな雨で、
木の芽を目覚めさ、育む雨のことだそうです。
雨により冬の間眠っていた草木が芽吹き出し、
花は蕾を膨らませます。
この時期の雨は春の始まりの合図なのですね。
そう思うと心が広がり豊かさを感じますね。
木々だけではなく、
虫は地中から這い出し、
動物は長い冬眠から目覚める今、
私たち人間も、無自覚でも
どこかでそんな始まりのエネルギーを
感じているのではないでしょうか。
雨空の一日も、
そう意識してみると
心が開き、広がるように感じます。
これから始まる春のエネルギーを感じながら、
ひと雨ひと雨を味わいたいですね。
雨により目覚め、芽吹き、蕾を膨らませ、
花開くように、
私たちも今のエネルギーを受けて、
心を開き、喜びを膨らませ、
自分らしい花を咲かせたり、
新芽を伸びやかに成長させていきたいですね。
花は、
今咲くべきか?
この咲き方であっているのか?
何のために咲くのか?
咲いたらどうなるのか?
そもそも咲くべきなのか?
咲くことの意味は?
咲くことがお役目なのか?
咲いて周りの期待に応えなくては、
咲けなかったらどうしよう、などと
色んな風に悩んだりしていないでしょう。
きっと木々や花は、
無理に何かをコントロールしたり、
焦ったり周りと比較したり、
もっと好かれようとしたりしていないでしょう。
人はなかなかそれができなくて、
悩む人も多いのに、
植物たちにはそんな迷いがないですね。
その在り方は私たち人間に
大切なことを伝えてくれているようです。
もっとシンプルでいいんだよ。
好きに咲いて、好きに生きていいんだよ。
神様や宇宙はあなたに
「こうあるべき」だなんて思っていなくて、
ただあなたのままでいいよ、
あなたのままであることを見たいんだよ、
あなたのままであることが最高の姿で、
それがあなたを創った存在への
あなたができる贈り物なんだよ。
そう言っているように感じます。
人は「どうすればいいのだろう」とよく悩みますね。
その答えはいつも同じで、
「あなたはどうしたいの?」です。
「どうすればいいか?」と悩む人は、
「自分がどうしたいのか?」について
ちゃんと見つめていないことが多いようです。
例えば、
どうしたいのかが分からないという場合でも、
どうしてどうしたいのかがわからないのだろう?
と自分を見つめてみると、
例えば、どちらかを選択することによるリスクや、
どちらを選択しても伴うリスクがイヤで、
わからないと思っているだけかもしれません。
例えば、どちらかを自分で選択して、
失敗したり損をしたり、苦しい思いをしたくないから、
正しい道、正解の道を
探し回っているのかもしれません。
でももし失敗も悲しさも苦しさも、
恥をかくことも損をすることも、
何も気にならないなら、
失うことも怖くないなら、
簡単にどちらかを
とりあえず選ぶことはできるでしょう。
とすると、どうしたいのか分からないのではなく、
ただ傷つきたくない、損をしたくない、
失敗して後悔したくないだけかもしれません。
そのことに気づくと、
悩みの問題が、
「どうするべきか」ではなく、
「何を恐れているのか」などに変わり、
そうして踏み込んだ問いに
自分なりに正直に答えていくと、
本当の気持ちが見えてくるでしょう。
木々や花々、雨や風などの自然や、
動物たちの姿を見ていると
気づくことがたくさんあり、
学ぶことが多いですね。
私たち人間は、動けたり話せたり、
色んなことができ、
つい自然や他の動物より
かしこいつもりになっていたりしますが、
彼らから学ばせてもらってばかりで、
すべての存在は先生ですね。
そしてすべての答えやヒントは
そこにありますね。
そのことを忘れないで
明日も自分を正直に生きる一日にしたいですね。
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