前向き気づき日記

瞑想歴29年。読むだけで気持ちが軽やかに前向きに。自分らしく生きたい方へ。

北山裕子

北山裕子(id:yuko-k-ami )
瞑想歴25年、東京や大阪を中心に瞑想セミナー、キネシオロジーセミナーを主催。 エネルギーヒーラー。 23才で摂食障害を治すため、 藁にも縋る思いではじめた瞑想で潜在意識とつながり、 自分の奥底に眠っていた本当の自分(潜在意識)と 会話ができるようになりました。
読むと気持ちが軽やかに、自然と前向きになるようなお話しを綴っています。

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本当の強さ~転んだら立ち上がる

今日は朝から和歌山を出て、東京に来ています。

 

プライベートの予定でしたが、少し早く来て、

2枠だけでしたが久しぶりに東京で

キネシオロジー個人セッションもさせていただきました。

 

直前でお知らせしたにも関わらずお越しくださり、

今日はお二人とも深いものが浮かびあがり、

 

このタイミングだったのだなぁと思いました。

 

やはり人はどんなに成熟しても、

自分のことは知っているつもりでも、

 

どこまでも気づいたり学んだりしながら

消化したり手放したりするものがあるのだなと思いました。

 

私もまだまだ知らない自分に出会っていきたいなと思います。

 

現実を生きることと、

そうした魂を深めていく旅を両方充実させ、

どんどん軽やかに自由に自分を生きていきたいですね。

 

 

そんな今日は寒いながらも気持ちのいい一日でした。

 

先日までいたニュージーランドは夏でしたから、

まだ少し不思議な感じがします。

 

そのニュージーランドで

今回も色んな初めてを経験しましたが、

 

今日は前回2015年にニュージーランドに行った時に

初めてファームステイをした時のお話です。

 

 

牧場に滞在し、羊、牛、アルパカ、

ヤギ、豚、ニワトリ、馬などの動物と

触れ合ったり餌やりをしたりして、

周りに何もない所での生活をしてみたかったのです。

 

行った人の話を聞くと、

「最初楽しいけどヒマだよ」と言っていましたが、

私は大空の下で「あ~さすがにヒマだ~!」と言ってみたくて、

ワクワクして行きました。

 

行ってみると、見渡す限りの牧場と大空に感動で、

色んな動物との触れ合いも新鮮で本当にワクワク楽しかったです。

 

ただ、動物たちは一日中餌を食べることに忙しいので

じゃまをしてはかわいそうですし、

 

牧場の周りには本当に何もなく、

そこに滞在していたのは私一人で、

牧場の家の人は広い敷地のどこかで仕事をしているので、

ヒマと思う人はいるだろうなと思いました。

 

でも私は、本当に何もない、何もすることがない時間を

退屈と思うことがなく、

ずっと外に座ってボーッと景色を眺めていました。

 

 

きっととても静かなのだろうと思っていましたが、

行ってみると牧場は色んな虫の音が賑やかで、

静けさの中に色んな虫の命の声がずっと響いていました。

 

そうか、これが牧場の音なのだなぁと、

帰っても覚えていたくて、ずっとただ聴いていました。

 

 

4日間滞在したのですが、

ある日、隣の牧場に住む姉妹が遊びにきました。

 

たぶん9才と3才くらい?で、

とてもかわいい二人でした。

 

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お姉ちゃんは裸足で来て、ずっと裸足で牧場を歩き回っていました。

 

実際、牧場は色んな動物のフンだらけで、

スニーカーで歩くと靴がすごいことになるからと、

家の人が私には長ぐつを貸してくれていたのですが、

彼女はお構いなしに元気よく裸足で草の中を歩いていて、

 

小さなかわいい妹は、長ぐつをはいていましたが、

しょっちゅう草に足を取られ転んでいました。

 

リアルに考えると、

足どころか手も服も顔もフンまみれということになりますが、

何故かそんなに汚いという感じがしないのです。

 

姉妹のお母さんは遠くの母屋でずっとおしゃべりしているようで、

二人は終わりが見えないどこまでも続く草むらの牧場の中で

自由に過ごしていました。

 

 

お姉ちゃんが先にどんどん歩いて

背の高い草むらの奥に入って行くと、

それを妹が追うのですが、

 

うまく歩けずちょっと歩いては転び、また歩いては転びするのです。

 

私は置いて行かれた妹が泣き出すのでは?と心配になり、

ずっと妹の側にいたのですが、

 

その小さな妹は何度顔から転んでも泣かず、

一人で立ち上がりまた歩き出すのです。

 

もう何十回転んだかわからないほど、

しかも全身で転ぶのですが、

お姉ちゃんを呼ぶでもなく立ち上がるので、

 

私も最初は心配になって手を貸そうとしましたが、

そのうちただ黙って後ろから見守っていました。

 

そしてずっと見ていると、10回20回ではない

もう何十回転んだかわからないほど転ぶのに、

ただ黙って立ち上がりまた歩き出す姿に、ジーンときました。

 

 

大人は人生で一回転んだだけで大騒ぎして、

その失敗をいつまでも引きずり、

 

プライドが傷ついたとか、

心の痛みが消えないとか、

誰もわかってくれないと言ったりするのに、

 

その小さな妹は、誰にもわかってもらおうと期待せず、

転んだことなどただの一つの出来事で、

淡々と一人で立ち上がりまた歩き出すのです。

 

大人は弱いな、としみじみ思いました。

 

転んだくらい何だ、それがどうした、

また立てばいいだけ。

 

彼女の後ろ姿を見ていて、そう思いました。

 

 

牧場にいると色んな動物がいましたが、

みんなそうでした。

 

転ぼうが奪われようが、

みんな自分で立ち上がりまた一歩を踏み出すのです。

 

それが動物の本能で、動物の自然な姿だなと思いました。

 

人間の大人は弱いですね。

 

自然の中で育った小さな女の子が

当たり前の、でも忘れていたことを教えてくれました。

 

牧場に滞在してよかったです。

 

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その小さな妹と羊です。

 

実際、羊はかなり汚れていて(フンまみれです!笑)、

普通の日本人は触るのもためらうと思いますが、

彼女の姿を見ていたら、それがなんだと思いました。

 

羊は怖がりですが、彼女には寄り添っていたのが印象的でした。

 

またぜひ行きたいです♪