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先日、知人の人間関係のちょっと困った話を聞きました。
なんでも、自分がのけ者にされたとすぐに拗ねる人がいるそうで、
（30代の男性だそうです）
周りはそんなつもりは全くないそうですが、
その人が拗ねるとみんなが気を使って
あやまったり電話をしたりするそうです。
悪い人ではないし、
普段はグループをまとめる中心になるような人だそうですが、
だからこそ自分より誰かが仕切ったり注目されると
拗ねて引き込もったりするそうです。
年齢に関係なくたまにそういう人がいますね。
その人に限らずですが、
拗ねるというのは、そうすることで周りの人の注意をひき、
気にかけたり心配したりしてもらう方法で、
相手に罪悪感を持たせることにより
自分が被害者になろうとする方法です。
何故被害者役になろうとするかと言うと、
相手からエネルギーをもらいたいからです。
自分が被害者役をすることで、相手を加害者役にし、
設定をコントロールし、
そうして被害者役になり、
相手に気にかけてもらうことで、
相手からエネルギーを奪うことができるメリットがあります。
（本人はそんなことをワザと考えてやっているわけではなく、
自覚もないと思いますが。）
誰でもそうですが、人から高く評価されたり、
大切にされていると感じると
エネルギーが湧いてきます。
逆に、人から評価されなかったり、
大切にされていない、
いてもいなくてもいい人なのだと感じると、
孤独を感じたり元気がなくなったりします。
小さな子供の頃から誰もがそれを経験していて、
だからエネルギーを獲得するために
自分の得意なやり方で周りの人からエネルギーを得ようとします。
先ほどの拗ねるというのは被害者になる一つの方法で、
拗ねる以外にもかわいそうな自分を演じたり、
相手に何もしてあげられなくて申し訳ないと思わせることで、
被害者役になることができ、
相手に悪いなと思わせることで加害者の役を承認させ、
気にかけてもらうことでエネルギーを得る
という図が完成します。
例えば他にも、
「別に。」「なんでもないよ。」と言いながら
何かあるそぶりで相手の注意を引いたり、
秘密めかしたり言いかけてやめたりして
気にかけてもらう方法や、
相手の小さな間違いを都度挙げ連ねることで
エネルギーを奪う方法、
あなたのことなど誰も必要としていないなどと言って追い込み、
相手には自分しかいないと思い込ませる方法、
もっと攻撃的に強要したり脅迫したりする方法など、
色々あります。
みんな無意識に
それぞれが得意なやり方を使っていることが多く、
ほとんどの人が子供の頃に学んだ自分の得意な方法があるもので、
大人になっても無自覚に使っているものです。
例えば、他人には使わなくても、
家族の前で使う人もいますし、
部下や親しい人、逆に他人にだけ使う人もいます。
自分を振り返るとドキっとしますね。
周りの人間関係を見ても、
何故かスムーズでなく、不協和音を鳴らす人は、
そんなエネルギーのコントロールが絡んでいることが多いです。
一対一で話していて、何故かとても疲れる相手も、
気づかないうちにエネルギーを注がされていることがあります。
あからさまにならわかりやすいですが、
さり気なく褒めさせるようにもっていったり、
輪の中で自分が中心になるように注目を集めようとする場合もあり、
それはエネルギーが欲しいからであることがほとんどです。
そうしてコントロールしてエネルギーを得ようとするのに、
自分の望む役をやってくれない人を
嫌ったり攻撃する人もいます。
エネルギーが欲しくて必死なのですね。
（ニュージーランド 南島 ププスプリングスにて。
大好きな泉です♪ 底からどんどん水が湧き出しています。）
でも人によっては、そんなことをして
人からエネルギーを奪わない人もたくさんいますよね。
エネルギーを奪わなくても大丈夫な人と、
奪わなければ足りない人の違いは何かと言いますと、
奪わなくても大丈夫な人は、
人からでなく自分でエネルギーを得られる方法を知っているのです。
逆に言えば、人から奪う人は、
人から奪う以外の方法を知らないのです。
私は常々、人に振り回されず、
人や起こる出来事次第ではなく、
自分で幸せにいるにはどうすればいいかを考えてきたのですが、
これもそのためにとても大切なことです。
本来私たちは人から奪わなくても充分なエネルギーを
いつでも必要なだけ受け取ることができます。
それは何か特別な訓練をした
覚醒者にだけ与えられた特権ではなく、
元々みんなそのエネルギー源に自由にアクセスできるのです。
アクセスするためには、
まず人から奪わなくても自分でエネルギー源に
いつでもつながることができると知ることです。
それは奪い合わなくては足りなくなるものではなく、
無限にあるものです。
アクセスするには、ただ心を開いて
自分の魂、宇宙の源、神様などと言われるものを
感じるだけでいいのです。
つながろうとか、溢れさせようとせず、
ただ感じるだけです。
それは愛そのもので、
誰の心の奥底にもアクセスできる泉があり、
そこにただ立ち還り愛のエネルギーを感じ、
欲しいだけ受け取るだけです。
人との奪い合いから卒業し、
いつも愛の泉とつながっているには、
意識的にそうあることを選択する必要があります。
たまに人から奪い、たまに愛の泉につながろう、では
うまくいかないでしょう。
それは愛の泉につながっていない、信じられていない証拠です。
何故なら、一度つながれば
もう人から奪うことなど必要ないと
はっきりとわかるからです。
ですからもう人から奪わないと決め、
心の奥底から愛の泉につながることを望み、
感じようとすることが大切です。
愛というと、普段私たちは対象を必要とします。
夫や妻、子供、恋人、両親、親友などです。
でも神様や宇宙に無限にある愛は、対象を必要としません。
その愛は、愛するというより、
愛の状態である、ということで、
愛でいる、愛である、ということです。
ですから、例えば
神様から愛されよう、愛をいただこうとすると、
他の誰かより愛されようと考えたり、
こんな自分では愛されないと考えたり、
100ある愛の何分の1かをもらうとイメージしますが、
そうではなく、
自分も愛であると気づき、ただそうあるだけでいいのです。
それが神様や宇宙の愛の泉につながるということで、
自分がその泉であると思い出すことです。
私たちは一つですから切り離されることはなく、
無限の愛にあり、
エネルギーは枯れることがないのです。
そうしていると、自然と自分の周りに
エネルギーの奪い合いをする人はいなくなり、
たまに現れても、この人はエネルギーのコントロールドラマを
演じたいのだなと分かり、
振り回されずにいられます。
相手に合わせて演じさせられるでもなく、
無視するでもなく、
ただ自分のままでいると、
自然と相手から離れていきます。
何故ならこの人といても
エネルギーがもらえないと分かるからです。
足りないと思い込み、奪い合う人たちは、
奪い合う世界にいます。
充分にあると知り、与え合う人たちは、
与え合う世界にいます。
どちらにいるかは好きに選んでいいのです。
でも足りない足りないと奪うことばかり考えて生きるより、
与え合う世界のほうがずっと気楽で
ストレスがなく楽しいと思うので、
これを読んでくださったみなさまと共に、
与え合う世界にいたいなと思います(^^)
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この素敵なご縁に感謝をこめて。
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