今日は短めのお話です(^^)
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わたしは傷を持っている
でも その傷のところから
あなたのやさしさがしみてくる
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この詩は星野富弘さんの
『レンギョウ』という詩です。
私は星野富弘さんの詩が大好きです。
はじめて出会ってからもう30年以上たちますが、
その後も何かの節目に
様々な彼の詩に出会います。
今日書いたこの詩にも
何度も出会っていますが、
その度にしみじみと感じいります。
誰にも言えない深い傷が
何年もたち、疼くような痛みから、
痛みつつ共に生きる存在になる。
そんな消えない傷があるから、
人の優しさがしみてくる。
ふと耳にする誰かの言葉に、
救われたり涙したり。。
傷があったから出会った人がいる。
傷があったから見つけた優しさや美しさがある。
傷があったから気づいた強さや光がある。
傷ついてよかったとは簡単には言えませんが、
傷つかない道に逃げず、
真っ直ぐに生きたその時の自分を愛しく思います。
私にしみるような優しさをくれた人は、
同じように、もしくはそれ以上に
辛さを経験した人でしょう。
私も誰かのそんな存在になれるかもしれないなら、
その痛みも悪くないなと思います。
星野さんの言葉でいうなら、
過去の苦しみが、
後になって楽しく思い出せるように
人の心には仕掛けがしてある
らしいですよ(^_-)-☆
人生、長く生きてみるものですね。
生きるほどにまだまだ未熟だと思い知りますが、
5年後の自分が今より優しい人間になれるよう
今を精一杯生きていきたいと思います。
今日も読んでいただいてありがとうございます(^^)
みなさまの毎日が柔らかな笑顔とともにありますように。