今日も京都からです。
週末まで夫と滞在中です♪
そんな京都といえば、私にとっては鴨川で、
こうして久しぶりにこちらに来て、鴨川を見ると、
「ああ、京都だなぁ、帰ってきたなぁ！」と実感します。
（京都 鴨川 写真は冬に撮ったものです。）
鴨川には橋の他に、川の所々に川を渡る飛石があり、
子供たちや犬の散歩、近所の人などが
橋がわりによく通っています。
昨年京都に引っ越し、みんなが渡っているのを見て、
最初渡ってみようと思った時に、
実際にそのそばに行くと意外と石と石の間隔が広くて、
一つずつを少し飛んで渡ることになり、
ちょっと遠いなと、
運動神経が鈍い私は躊躇しました。
（途中に亀さんがいます♪）
川は浅いですが、
それでも流れがあるのでちょっと不安でドキドキして、
（何しろ私はどんくさいので。汗）
一つ二つ渡って、
え、こんなに石の間隔が遠いの？！無理はやめよう、と
引き返しました。
小さな子供でもピョンピョン飛んで渡っているのですが、
自分の運動神経を考えると、
ハードルが高いと思ったのです。
でもいつも川沿いを散歩していると、
小さな子供が遊びで楽しそうに飛んで渡っているし、
大人で私より小柄な方でも、
60代くらい？の方でも渡っていますし、
いいな〜やっぱり渡ってみたいな、と思い、
ある時、再チャレンジしてみることにしました。
やってみるとやっぱりかなりドキドキで、
川の中程に来ると流れが早くて怖いと思ったのですが、
なんとか一つ一つをゆっくり渡り、
向こう岸に行くことができました。
ちょっとしたことですが、
「やったー！」ととてもうれしかったです♪
でもそこでハッとしました。
あ、せっかく鴨川を橋ではなく、
川の中の石を通って渡ったのに、
川の中に立った周りの景色を何も見ていなかった・・・
川の上の橋ではなく、
川の中に立つなんて
普通はなかなかできないことなのに、
（鴨川ではあちらこちらでできますが。）
せっかくの鴨川の川の真ん中に立てたのに、
何も見ていなかった、
足元しか見ていなかった、
次の石へ落ちないように渡ることしか考えていなかった、
と気づき、
ただ渡るだけなら、上の橋でよく、
せっかく川の中を渡ったのに・・・
なんてもったいないことを！と後悔しました。
そして人生もまさにこれと同じだなぁと思いました。
無事に、無難に、失敗なく、転ばずに
次へと進んでいくことばかり気にして、
せっかくの今ここの景色を
見ていない、味わっていない、
楽しめていないことは多いです。
でも子供たちや大人も、
ピョンピョン飛んで川の石を渡るのは、
それをしてみたいから、
ただ橋を渡るよりおもしろそうだからです。
人生もそれと同じで、
せっかくそれをしたくてみんな生まれてきているのに、
早く失敗なく渡ることしか考えていなくて、
生きることを楽しむことも、
周りの景色を楽しむことも忘れていたりします。
本当にもったいないですね。
川の石を渡って、そんなことに気づき、
以来、鴨川の飛石を見ると、
どんな時も今を味わおう、人生を楽しもう、と
思うようになりました。
日頃から思っていたことですが、
改めて心に留めるいい機会になりました。
後日、もう一度石を渡ってリベンジしました。
今度は急がず、一つ一つの石を渡りながら、
何度も立ち止まり、
ゆっくり川の音を聞いたり、
風の流れや水の香りを味わったり、
川の水や流れを眺めたり、
川にいる鴨を眺めたり、
川の真ん中からいつも渡る古い橋や、
京都の景色を眺めたりしました。
（街の中なのに水がきれいです！）
私はやっぱりどんくさくて、
みんなのようにピョンピョン軽快に飛んで渡れませんでしたが、
自分のペースで一つずつ渡りながら、
ゆっくり楽しむことができました。
人生もそれでいいのですよね。
上手に渡る人をすごいな〜！と思い、
かっこいいな、とうらやましく思いますが、
不恰好で必死で飛ぶ私でも、
川は渡ることができ、
楽しむことができました。
人生も、これからも、
そんな私のままで、
どんな時も周りの景色を楽しむことを
忘れないで生きたいなと思った
出来事でした。
久しぶりに鴨川を見てそんなことを思い出しました。
やっぱり京都は大好きな街です♪
オンライン個人セッションのご感想
YouTubeチャンネル
ブログの音読や誘導瞑想などをアップしています。
チャンネル登録していただけるとうれしいです♪
二つ目のサブブログ
→「人生で一度くらい」
ここでは書ききれない北海道や京都のお話や
暮らしのことなどを楽しく綴っています。
覗いてみてくださいね(^^)
