自分らしく生きたい、
自分らしい仕事で生きていこうと思う時に
欠かせないこと、大事なポイントがあります。
それは一言で言えば「本当の自分を生きる」ですが、
その本質には2つの側面があり、
それを理解し、
その純度を高め、濁らせないで生きると、
自然と豊かさや愛、喜び、自由などを手にするでしょう。
今日はその本質のところを、
ピアノのお話を例に、
詳しくお伝えします(^^)
今日も記事が長くなりましたが、
そして前半のピアノのお話に興味がないかもしれませんが、笑
ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪
・
昨日の晩秋のような空気から一転、
今日は気持ちのいい秋の1日となりました。
10月3日から開催されていた
5年に一度のショパンコンクールも
日本時間21日のファイナルの演奏の
数時間後に結果が発表され、
現地では3日間の
入賞者によるコンサートが開催されています。
今回の優勝者はアメリカのEric Lu エリック・ルーさんで、
日本人では桑原志織さんが4位に入賞されました。
おめでとうございます☆(拍手!)
エリック・ルーさんは体調不良もあったようですが、
美しく多彩な音色や、抒情的で聴く人を惹きつける魅力で、
誰もが納得の優勝だったのではないでしょうか。
彼の音楽を聴けて私の耳もハートも幸せでした!
何より、すでにピアニストとして認められ、
活躍中でありながら、
再度コンクールに挑戦した勇気に拍手です。
(でもちょっとお疲れかな?と思ったので、
この先の長いご活躍のためにも、
どうぞ無理されないでくださいね!)
コンクールなので優勝以外にも順位はつきますが、
本選の演奏はどの方も皆様本当に素晴らしく、
6位入賞までの順位は
個人的にもかなりの激戦だと感じました。
結果発表までかなり時間がかかったので、
審査員の先生方はさぞもめた(笑)
悩まれ、熱いディスカッションがあったのでしょう。
個人的には、コンクールが始まるまでノーマークで
たまたま一次予選で聴いて強く惹かれた
William Yangウィリアム・ヤンさん(アメリカ)を
二次、三次、本選とずっと応援し
楽しみにしていたのですが、
彼の解釈や演奏は個性的なので、
特にコンクールでは評価されにくいかも、
賛否が分かれるだろうなぁと思っていました。
結果、彼は6位だったのですが、
(正直に言えば、あくまで個人的な感想として
もっと上の順位を期待していました。
でもこれは誰にどんな順位がついても、
何かしらみんな思うことでしょう。
芸術に順位をつけるなんて無理ですよね〜汗
だから審査員の方も悩まれるのでしょう。)
でも何より、今回のコンクールにより、
これからも応援したい素晴らしいピアニストに出会えたこと、
心に残る素晴らしい演奏に出会えたことが嬉しく、
ウィリアム・ヤンさんが
これまでピアノを弾き続けてきてくれたことや、
コンクールに出てくれたこと、
生きて地球にいてくれることに感謝でいっぱいです。
こんな演奏に出会えるなんて、
私、今地球にいてよかった!と思うほどです。
彼の演奏は正統派ではないのですが、
奇をてらっているのではなく、
大袈裟でわざとらしい表現はなく、
ちょっと聴いただけだと
サラッとしていて、これはショパンではない、
期待に応えて満足させてくれないと
感じるかもしれません。
でもよく聴くと、
無味乾燥ではなく、
テクニックはすごいけれど、技巧に走っているのでもなく、
あくまで自然に内から溢れ音楽が流れ、
その音の一つ一つに
なんとも言えない美しい色や手触り、温度や香りがあり、
彼だけが生み出せる世界観を
ブレることなく真摯に表現していて、
小さなさりげないフレーズの波に心を掴まれ、
心に様々なものが浮かび、震え、揺さぶられるのです。
ただ上手なだけや、
みんなの期待通り、教科書通りの演奏では
そんな風には感じられません。
コンクールの本選に残るような人たちは
みんな天才ですが、
彼も紛れもなくその一人だと感じました。
これはピアノだけに限らず、
日常の中で私たちが自分らしく生きるとか、
自分らしい仕事をするなどでも同じだと思いますが、
「その人だけが生み出せる世界観を
表現することができる」ってすごいことで、
自分だけの、自分らしい世界観があったとしても、
それを十分に表現できなければ伝わりませんし、
(それがピアノではテクニックですね!
ミスなく上手に弾くのはメカニックです。
それも表現するための土台として必要です。)
自分はこう感じる、
こういうことを表現したい、
私は私である、というものがなかったり、
曖昧だったり、
そこに他人からの評価や結果を気にしたり、
みんなから嫌われたくない、
期待に応えたいなどの思いが混ざって、
軸がブレ、
自分であることの純度が落ちると、
本来ある輝きがくすんで、
本当はどこまでも広がり、
人の心の奥に響き届くはずなのに、
多くの人に喜ばれたり、感謝されたり、
それが仕事として広がったりするはずなのに、
どこかにあるようなものや、
表面的には綺麗で感じのいい、
でも上っ面なもの、
代わりのきくものになってしまい、
広がらない、届かないのです。

(沖縄県 宮古島にて)
この、自分らしい世界観を生きること
=自分であることと、
それを濁らさないで表現すること、
この両方を、できる限り純度を高く生きる時、
私たちは素晴らしいもの、
幸せや愛、生きる喜び、情熱、自由、豊かさはもちろん、
成功や感謝、人から必要とされることなど、
全てを手にするでしょう。
それは私たちにとって楽なことではなく、
そうあるために勇気を出して
本当の自分であることを選択し、
行動しなければなりませんし、
目先の望む結果や報酬のため、
安全で無難に、嫌われないための道ではなく、
本当に欲しいものの手前にある
簡単に手に入るものや、エゴが喜ぶものをスルーし、
本当に望むことへと進んでいく純粋さや
ブレない信念が必要です。
そうして純度高く自分を生きる時、
私たちは本当の自分を生きていて、
すると自然に人がそれに惹かれ、喜ばれ、
本当の喜びや豊かさを手にするのです。
いつも書いていることですが、
こうなるために、何をすればいいか?と考えて、
その目的や結果に合わせて、
例えば資格を取るとか、
婚活をするとか、
上司にアピールするとか、
SNSで発信するとか、
現実的なテクニック(ピアノでいうメカニック)
から始めるのではなく、
そうした行動も大事ですが、
でもまず始めに、
自分であること、
本当の自分のままを生きることを軸にし、
そこから始め、
楽しみながら生きること=
自分のままを表現することが大切です。
外から見て形として何も変わらないようでも、
在り方として軸がそこにあり、
そう生きていると(意識としても行動としても。)、
自然と自分の世界が広がって、
周りに響いていくものなのです。
周りに広がっていくと、
自然と生きる喜びも豊かさも愛も
気づけばもう手にしているのです。
今日はピアノのお話から、
自分を生きることのお話になりました。
今回のコンクールで他にも素晴らしい演奏に
たくさん出会うことができ、
皆様のこれからのご活躍がとても楽しみです♪
毎日、動画配信のおかげで
極上の音楽を味わうことができ、
いい時代になったなぁと思います。
コンクールは終わりましたが、
まだちゃんと聴けていない演奏もたくさんあるので、
これからじっくり楽しんでいきたいと思います。
まだまだ私が素敵だと思った演奏のお話を
語りたいですが、
永遠に終わらないで、この辺で。笑
色々思うままに書きましたが、
私の意見が正しいというわけでもなく、
10人が演奏を聴けば、10人なりの感想があるもので、
自分にハマるツボはみんな色々で、
その全部が間違ってないし、
それでいいのだと思います。
だからこそ世界にはたくさんのピアニストがいて、
たくさんの画家や作家、アイドルや俳優、
シェフや美容師さん、建築家・・・などがいて、
今日も生まれているのですね(^^)
それは私たちの日常でも同じことで、
誰かと比べてどうだとか、
自分なんていてもいなくてもいい、
なんていうことはなく、
私たちはみんな、
本当の自分を生きる時、
他の誰とも比べることのできない、
代わりのきかない存在となるのです。
さあ、今日から
濁りのない本当の自分を生きましょう。
そのことに真摯で純粋であることが
私たちの大事な仕事で、
それが周りの人や宇宙への最高の奉仕であり、
魂の喜びですから(^^)
プロフィール 北山裕子
摂食障害を治すために瞑想を始め、
数ヶ月ですっかり改善しましたが、
その後も続け瞑想歴30年になりました。
現在、遠隔でのエネルギーヒーリングや、
オンラインで瞑想セミナーや直感を磨くセミナー、
個人セッションをさせていただいています。
オンライン個人セッション・遠隔ヒーリング
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*10月〜12月11日まで満席です。
それ以降で候補日を広げてお問い合わせください。
12月はほぼ埋まっていて、1月のご予約をいただいている状況です。
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