潜在意識の恐れのブレーキ
もう幸せになりたい、
もっと豊かになりたい、
健康になりたい、
夢を叶えたい・・・と心から願っているのに、
なぜか幸せがもうすぐ手に入りそうになると、
怖くなったり、不安になったり、
心がざわついたりして耐えられなくなったり、
また問題が起こったり。
私たちは「幸せになりたい」と願う一方で、
無自覚で、
心の奥深くでは幸せや豊かさなどに
抵抗していることがあります。
それは、「本当に幸せになってもいいのだろうか」
「幸せになることが怖い」といった、
無自覚の恐れが潜在意識にあるからです。
今日は、昨日の記事の、
潜在意識が幸せになることを拒否する
原因や理由のお話に続き、
そのブロックを解消する方法を
5つのステップでご紹介します。
昨日の記事はこちらです^ ^
「なぜか幸せになれない…潜在意識がブレーキをかける理由と手放し方＜前編＞ - 前向き気づき日記」
昨日の記事を参考に、
自分の中には、
幸せになることに対し、どんな恐れがあるのか？
と向き合ってから、
今日のワークもやってみてくださいね(^^)
幸せへの恐れを手放す方法
ではここからは
幸せや豊かさ、健康などを手に入れることへの
恐れを癒し、手放す方法を
5つのステップでご紹介します。
1 現状を知る
もし「幸せになるのが怖い」と思うなら、
「これくらいなら大丈夫」
「これくらいなら受け取っても素直に喜べる」と思える幸せを
まずは想像してみましょう。
例えば、世界の大富豪や、
すごいイケメンや美女に愛されても、
騙されているのでは？
そんなはずはない、と疑ってしまうけれど、
こういう人なら安心して喜ぶことができる、とか、
お給料が1000万円になると言われたら、
怪しい仕事に違いないと思ったり、
10億円もらえるとなったら、
人生が滅茶苦茶になってしまうのでは、と怖いけれど、
10万円なら怖くない、とか、
成功する自分や周りから認められる自分を
イメージした時に、
どのくらいなら怖くないか、など、
自分が欲しい幸せで
怖くないラインを感じてみましょう。
2 恐れと向き合う
そしてそれを超えるとどんな風に怖いのか？
何が怖いのか？、
怖がっていることを書き出して、
なぜそう思ったのか？と向き合ってみましょう。
「手に入れると、どんな不幸がやってくると思っているのか？」
「何が一番不安なのか？」と自分に問いかけ、
浮かんできた答えを書き出してみるといいですよ。
ずっと前の記憶や、親の口癖、
どこかで耳にした分不相応という言葉や攻撃、
説教めいた考えが怖さの源になっているのであれば、
それは今ではない、
それは現実ではない、
その怖さは本当ではない、と自分に伝えてあげましょう。
（北海道 十勝 上士幌 日本一広い牧場にて。）
3 自分が持っている思い込みに気づき、向き合う
もしそこで、
自分には価値がないから受け取れない、とか、
罪悪感などが出てきたら、
そう思っていることをありのまま認めましょう。
そして
なぜ自分はこの価値観、思い込みを持っているのか？を
静かに見つめてみてください。
そこには必ず、
それを持っていたい自分、
持っている方が都合がいいと信じている自分がいるのです。
自分では「そんなはずはない！」
と思うかもしれませんが、
その価値観があることで、
自分にどんな利点があるのか？
自分の何を守っているのか？
どんな恐れから自分を守っているのか？
と考えてみましょう。
例えば、無価値観や罪悪感を手放し、
幸せになると、豊かになると、健康になると、
騙される、
人から陰口を言われる、
嫌われる、
仲間外れにされる、
ひとりぼっちになる、
大切なものを失う、
愛されない、
自分が汚い人間になってしまうように感じる、など、
思うことを書き出してみましょう。
これはとても大事なワークで、
幸せや豊かさを受け取れるようになる重要なポイントです。
4 癒し、手放す
3で、自分の奥にあった、
今ままで気づいていなかった価値観や、
自分が守っていたことに気づいたら、
あとはそれを受け入れるだけです。
「そう思っていたんだね、それが怖かったんだね」と
自分に優しく言ってあげましょう。
その怖さをどうにかしようとするのではなく、
怖いと思っている自分に寄り添ってあげることです。
これは病院と同じで、
例えばどこかの腫瘍を取り除くとして、
無表情な医師が機械的にただ切って取るだけで、
早く手術室に入って横になれ、と言われるより、
「今まで痛くて辛かったでしょう、
でももう大丈夫ですよ、
できるだけ負担のないように取り除いていきましょう。
一緒に頑張りましょう。」
と言ってくれたら、
安心してその医師に任せようと思いませんか？
私たちが恐れを手放す時も同じです。
ただただ早くどうにかしようとして、
無理に引き剥がそう、やっつけようとするのではなく、
怖いと思っている自分に寄り添ってあげることで、
安心して手放していけるのです。
すべてを一気に変えられなくても大丈夫です。
でも少しずつであっても、
その自分を許し、受け入れていきましょう。
自分と寄り添い、癒し、手放すためには、
瞑想もとてもおすすめです。
瞑想でどうにかしようとするのではなく、
まずはその自分と共にあることです。
（ここ大事なポイントです！）
ゆったりと呼吸をしながら、
怖いと感じている自分と共にいて、
大丈夫だよ、と寄り添ってあげましょう。
もし出てくる言葉があるなら聞いてあげ、
手を繋いだり、優しく声をかけたり、ハグしたりして、
もう大丈夫と感じるまで時間をかけて
そばにいましょう。
それだけで恐れの奥にある痛みや傷が
じんわりと癒されていきますよ^ ^
5 ハートを開き受け取る
恐れが癒されるほど、
ハートは自然に大きく開き、
今まで堰き止めていた幸せや豊かさを
流れのままに受け取ることができるでしょう。
それは掴み取りに行かなくても、
ハートを開いていれば自然に受け取るものです。
幸せな自分、豊かな自分を、今感じ、
そのことを喜び、
安心感の中で自分であることの幸せを
味わっていましょう。
この感覚であること、
ここに意識を向けて、喜びを感いていることで、
スムーズに受け取ることができます。
最後に
昨日、今日のお話で、
ヒントや気づいたことがありましたでしょうか？
私たちが幸せになることに抵抗を感じる時、
その根底には、
「幸せを失いたくない」
「幸せになる資格がない」
「変化が怖い」などの
潜在意識に刻まれた恐れが存在します。
大切なのは、自分を責めたり否定することなく、
恐れを厄介な悪者として排除しようとするのでもなく、
ゆっくりと内面に向き合い、
恐れに気づくたび、
恐れに寄り添い、愛を持って手放していくことです。
これは一度向き合って
大きな何かを手放せばそれで終わり、
というものではなく、
生きていく中で、
より深い部分の恐れや傷と出逢いながら
本当の自分を知り、癒し続けていくものです。
ですから焦らず、
マイペースで進んでいきましょう。
終わることが目的ではなく、
一つ一つ自分を知ること、恐れを癒すことで、
その分幸せを受け取ることができるようになりますよ(^^)
潜在意識の抵抗が和らぎ、
本来の幸せを受け取る準備ができた時、
新たな可能性が開かれるでしょう。
恐れもまた、あなたの旅路の一部であり、
成長の糧なのです。
本当の自分を知り、内なる平和と調和を選ぶことで、
幸せへの扉が開かれます。
幸せを怖がっていたのは、自分の一部だったのだと、
気づくだけでも、
これまでとは違う選択をしやすくなります。
みなさまの人生が
ますます豊かな喜びあふれるものとなりますように(^^)
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プロフィール 北山裕子
摂食障害を治すために瞑想を始め、
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その後も続け瞑想歴30年になりました。
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