いつもの日常を生きていると
いつも通りで何も変わっていないつもりでも、
色んなことの影響を受け、
流されていたり、
つい昔の自分に戻っていたり、
気づきがあったりして、
変化しているものです。
いつも関わっている人や仕事、環境だったり、
何気なく見ているもの、目に入っているもの、
テレビやネットニュース、
周りの人の使う言葉や
よく耳にする話題などの影響は大きいですし、
自分が何となくよく考えていることや、
無自覚で意識を向けていることの影響も大きいです。
そうして私たちは全くいつも通りで
何も変わっていないようでも、
日々変化し続け、影響を受け続けています。
すると、本当は自分はこんな風に生きたい、
こんなことをしたい、
こんな人生がいいな、と思っていたことから
少しずつズレたり、離れたりして、
ひと月も経てば
先月自分で考えた目標や、
やろうと思っていたことなどが、
すっかり後回しになっていたり、
忘れていたりすることも。
こんな人生を生きたいから、
こういうことに意識を向けて
その自分、その世界にチャンネルを合わせていこう
と思っていたのに、
そんな考えも、数日経てば
少しずつ今までの自分に引き摺られ、
その意識が薄れ、
やっぱりこれまでの自分をそのまま生きている、
なんていうことはよくあることだと思います。
例えば、ワクワクすることをしようとか、
自分らしく生きよう、
したいことをして楽しもう、
本音で生きよう、
もう我慢はしない、無理はしない、
先にことを考えて心配するのはやめよう、と思っていても、
これまでの数十年、
ずっとそうではないやり方で生きてきた私たちは、
そうして生きることに慣れていて、
それが癖になっていて、
何かのきっかけや誰かの言葉などでハッとして、
意識をこうありたい自分に向けても、
いつの間にか戻ってしまいやすいのです。
それはまるで紙を折ると、折った跡がついて、
なかなかその折り癖、折り跡が消えないように、
服の皺のように、
ちょっと伸ばしただけでは消えないのです。
紙の折り癖を、
全く折り跡がない新品の状態にするなんて無理ですが、
例えばずっと分厚い本に挟んで
きれいに広げた状態にしておくと、
しばらくすると跡は残っていても、
折った状態に戻ることはなくなりますね。
人も同じように、
しばらくずっとこうありたい形、自分をキープしていると、
もうその状態の自分であることが自然になります。
でも跡は残っているので、
また昔の折り跡の自分で少し生きると、
その折り目が深まり、
そちらに戻ろうとします。
私たちが日常やっていることはそういう感じで、
こんな人生を生きたいとか、
夢や目標を持っても、
ついつい今までの自分に戻っていて、
今までと同じようなことをして、
今までと同じようなことを考えて、
同じような人と、同じような話をして、
同じような行動パターンで、
同じ環境で生きています。
それを変えない限り、
どうしても考え癖や
無自覚で意識が向いている先が変わらず、
自分が変わらないので、
現実も変わりません。
（ドイツ ハイデルベルク ネッカー川）
そのことを自覚して、
できれば夜眠る前と、朝起きた時に、
明日、今日をどんな自分で生きたいのかを思い出し、
そこに意識のチャンネルを合わせ、
どう一日を生きるのかをイメージしてみたり、
こうありたい姿を書いたりしてみるといいですね。
それでも、例えば、
つい先のことを心配したり、
つい今までと同じような
思考パターン、行動パターンになっていたり、
ついこうありたいと思う行動をすることが
面倒に感じたりすることもありますが、
そんな時、すぐにそんな自分に気づくかどうかがポイントで、
自分でそんな自分に気づき、
「あ、私、また昔の折り目を生きている」
と自覚できると、
新しい折り癖をつけていくことができます。
私たちはそうして意識的に、
こうありたい自分の癖を新しくつけていくこともできます。
でも意識しないと、これまでについた折り跡のままを
生きてしまいます。
何となく生きていると、
無自覚でいると、
折り跡の通りに生きているのです。
この「無自覚で」というのが曲者で、
これを変え、そこから脱出し、
新しい折り跡をつけるには、
まずはいつも意識が何に向いているか、
どんな意識で今生きているかに
気づいている必要があります。
毎日の中で、私たちは無数の選択をしていて、
その一つ一つに私たちはあまりにも無自覚です。
無自覚であっても、それを生きることで、
今の現実があります。
そのことを知り、
昨日までとは違う、
こうありたい自分を生きる時間を増やすほど、
新しい自分の折り跡がしっかりしてきて、
そのうちにそれが自然な自分になるのです。
今日一日、こうありたい自分を生きましたか？
そもそもどんな自分、どんな人生を
生きたいでしょうか？
もう生きたい人生を生きている自分は、
どんな風に物事を考え、
どんな行動をしているでしょうか？
その自分は未来を心配したり、
過去を憂いたり、過去は良かったと浸ったり、
周りの人や世界に不満を感じたり、
何かを諦めたりしていますか？
もしそうではないと思うなら、
それはもう選択しないと決めましょう。
その折り跡を伸ばしていくには、
その折り跡をもう生きないことです。
そして代わりに、こうありたい自分を実際に生きることで、
新しい素敵な折り跡をつけていきましょう。
そんな折り跡を伸ばしたり、
新しい折り跡をつけるには瞑想はとても役立ちます。
瞑想で、まずは無自覚で生きている自分に気づき、
もういらない折り跡を自覚し、手放し、
こうありたい自分のエネルギーにつながることで、
よりスムーズに新しい自分になっていけるでしょう。
ここで大切なのは、
いきなり新しい折り跡をつけようとするより、
まずはもういらない折り跡を薄くする、手放すことです。
それを先にすることで、
自然で美しい形を癖づけることができ、
スムーズに生きたい自分を生きることができます。
これはハンカチの皺と同じですね。
まずアイロンで皺を伸ばしてから、
綺麗に畳んでアイロンをかけます。
そのほうが綺麗に仕上がりますから。
そんな瞑想のやり方については
オンライン瞑想セミナーで詳しくお話ししますので、
ご興味のある方はご参加ください。
「瞑想セミナー1」は9月後半に、
「瞑想セミナー2」は10月に開催予定です。
「瞑想セミナー1」の開催日のリクエストがございましたら
お気軽にお知らせくださいね。
（土日がいい、平日の◯時までに終了希望、
この日は避けて欲しいなど。）
kitayama.piano@gmail.com
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メールが多くお返事することができません。
大変心苦しいのですが、ご理解いただければと思いますm(__)m
お返事はできませんが、
セッションやセミナーでご縁があったみなさまのことを
いつも応援しています！(^^)
ちょっとお話がそれましたが、
そうして瞑想も取り入れながら、
自分の古い折り癖を伸ばしつつ、
こうありたい自分を実際に行動したり、
意識を向けるものを自覚的に選び、
その時間を増やしながら、
生きたい自分を生きる世界を創造し、現実にしていきましょう
これからが楽しみですね♪
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