今日も雲間から溢れる太陽の光が美しい
優しい一日でした。
少し雨が降ったせいか空気も柔らかく、
山々にかかる霧が幻想的で、
低く流れる雲がすぐそこで、
ここが今まで住んでいた関西の街より、
標高が高いことを感じます。
一日一日のお天気も、空気も、
道沿いの草花や木々も見るもの全てが新鮮で、
もう50回目の夏なのに、
初めての夏を体験しているようです。
さて、人にはその人らしい人生の流れがあるようで、
そんなことに気づいたのはこの数年のことです。
比較的人生の流れが緩やかで、
アップダウンが少ない人もいれば、
ジェットコースターのように激動の人生を生きる人、
定期的に大きな変化が訪れる人、
安定していそうで、人生で一度、
ある時突然ドカンと思いもかけないことがある人もいます。
また例えば、仕事面では安定しているけれど、
恋愛や結婚面で変化が多い人もいれば、
その逆もありますし、
不安定そうに見えて、
その中を飄々（ひょうひょう）と泳ぐ人もいます。
昔はいつも、
どうして私はいつまでも安定しないのだろう、
どうしてこんなにアップダウンが激しいの？と思っていて、
今度こそ、これでやっと私も落ち着ける！と思っても、
数年後にはまた大きな転機を迎えることの繰り返しで、
またここでもなかった、
また間違えたのか、何がおかしかったの？
いつになったら本当の居場所、本当の自分で生きられるの？
と思っていました。
でも今になって思いますが、
どれも間違いではなく、
また「まだ安定していない」のでもなく、
私はそういう人で、
そういう人生を歩く人なのだと気づきました。
きっと安定した状態や居場所に辿り着きたいと
頭や感情では思っていても、
潜在意識ではゴールに辿り着くことを目標としていないくて、
ただ成長し変化する自分に合わせて
色んな風に生きることを楽しみたいのでしょう。
それが目標なのでしょう。
早くに安定した状態、
ここだと思う場所（仕事や家庭、人間関係など）を見つけられる人と、
なかなか見つけられない人がいて、
確かにそういうこともあると思いますが、
ここだと思う場所を見つけたらゴールで、
それを早く見つけたい！と必死で探し
見つけることだけが人生ではなく、
ここでもない、これかなと思ったけれどなんだか違う、と、
色々やってみたい魂の性質の人もいるのでしょう。
自覚している意識、頭や気持ちでは、
早く自分の場所を見つけたい、落ち着きたいと思っていても、
そういう人は、もし安定した状態を見つけたとしても、
それだとそのうちに物足りなく感じたり、
無自覚で退屈に感じたりして、
変化を求め自ら何か問題を起こしたり、
ある程度時間が経つと
また新しい発見の旅に出たくなるのです。
どうやら私はそんな性質のようだとやっと気づき、
ゴールを目指すことを止めました。
これまで何度もありましたが、
「これこそが私らしい人生だ！」とその時に感じて、
やっと見つけた！もうずっとこの先の人生を
こうして生きていこう、と思っても、
数年経って自分が少し成長すると、
そこでは窮屈になり、合わなくなり、
今の自分にピッタリの場所へと
巣立って行きたくなるのです。
ですから自分が成長する限り、
ピッタリの場所は常に更新し続けるということで、
キリがないのだとわかったのです。
そう考えますと、
そういうタイプの人にとっては、
そのままでずっといいと思い、
ずっとそこに居続けたままの時は、
停滞期で、成長がないのかもしれません。
停滞期というと、その名前から
なんだか前に進めない、
イケテナイ時のように感じますが、
そうではない、大事なインターバルなのだと気づきました。
これは気休めや、
ポジティブに考えようとして言っているのではなく、
本当に大事で必要な時期なのです。
結果につながるための前段階ではなく、
むしろご褒美の時間だと思います。
何も行動やチャレンジをしない人にとっては
それは停滞期かもしれませんが、
思い切って変化を楽しむ人生の旅をする人にとって、
流れが止まったように感じる時は、
たくさんの経験をし、学んだ状態で、
それまでの全てを統合する時間です。
学んだことを消化し自分のものにする時間で、
その時間があるから
また新しいエネルギーが生まれ、
次の旅へ進んでいくことができるのです。
そんな人がこのままでいいと感じる時に、
無理に頑張って何かを始める必要はありません。
私たちはつい、
停滞している、前に進んでいないと感じると、
早くなんとかしなくては！と思い、
何をすればいいの？どうしよう？！と焦りますが、
そんな時ほど焦らず、
好きにすればいいのです。
「好きなことをするといい」と言うと、
「好きなことが何かわからない」と言う人もいますから、
「好きにすればいい」と書きました。笑
みんな頭で考え過ぎで、
正解を生きようとし過ぎ、
結果や目的のために何かをしようとし過ぎなのです。
そのことに気づき、
それを手放して生きるだけでも大きな変化ですね。
好きなことをしよう、と頑張らず、
これまでに経験し学び、気づいたことを実践し、
自分や宇宙を信頼し、
毎日を自由に生きればいいのです。
それがご褒美の時間です。
自由に生きると言うと、これもまた、
「いや仕事や家事があるから無理だ」
などと言う人がいますが、
そういうことではなく、
（本当にそれが嫌なのならやめるといいですが。）
この人の前ではこんなことは言えないとか、
この会社ではこれが常識だからしょうがないとか、
私がやらないとみんな（家族）が困るなど、
色んなことに縛られている自分に気づき、
その縛っているものは会社や他人ではなく
自分がそれを受け入れているからだと気づき、
そんな自分を自由にしてあげるのです。
そうして少しずつ自分を自由にしてあげることを学び、
実践し、
停滞していると感じる時ほど、
自分に今まで許さなかったことを好きにさせてあげるのです。
そんな時は新しく何かを始めたり、
何か形にしようとしたりする時期ではなく、
これまでに学んだことを実践し、
自分をより心地よく自由にしてあげるように
生きる時間なのだと思います。
それが人生のご褒美の時間です。
ご褒美に好きにするというのは、
スイーツを食べ歩いたり、
欲しいものをたくさん買ったりすることではないのです。
もっと大切な自分への本当のご褒美を楽しむ時間です。
そうしていると、より軽やかに自分らしくなった自分が、
自然と何かにワクワクを感じ、
また新しい人生の冒険に出たくなるでしょう。
長く生きていると、
誰にだって停滞しているように感じる時期があるでしょう。
その時に、
ただチャレンジを恐れ、行動しないから停滞しているのか、
行動したことからたくさん学び成長したから、
その統合のための時間なのかを見極め、
後者であるなら、
焦らず、次に何をすれば？と探し回らず、
ご褒美タイムをのんびり好きに過ごしましょう♪
人生の流れは人それぞれです。
誰かのように早く一生の居場所を見つけ、
安心して安定して暮らしたいと思っていても、
自分はそのタイプではないこともあります。
そういうタイプの人が無理にそれにこだわると、
人生は余計にうまくいかなくなるものです。
自分らしい流れを知り、
その流れを生かしながら、
幸せで充実した楽しい人生を生きていきましょう(^^)
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