今日も青空と大きな白い雲が美しい一日でした。
毎日思いますが、太陽と空と雲だけで
一体どれだけの
美しい景色のバリエーションがあるのでしょうね！
同じ景色は地球が誕生してから一度もなく、
地球上のあらゆるところで
毎日そこでしか見られない美しさを見られるなんて、
この世界は一瞬一瞬が
神様の終わりのない無限アートですね！
そんな世界に今私たちはみんな生きているのです。
なんて贅沢なことでしょう。
今日も仕事の合間に、
次の仕事まで時間がないなと思いつつも、
いや、でもちょっとだけでも！と車を走らせ、
お気に入りの公園に散歩に行ってきました。
（おかげでブログの投稿が遅れました。汗）
でも家を出るとすぐに雨が降り出し、
あ〜せっかく出てきたけれど、散歩は無理かな？！
と思いましたが、
ザーっと降り出した天気雨があまりにもきれいで、
行ってみて散歩が無理でも、
この天気雨の美しさを見たい！と思い、
そのまま行ってみることに。
雨の森を歩くのもいいな、
木の香りや土の香りが楽しめるかも、
と行ってみますと、
高原の公園に着くと雨が上がり、
太陽の光で緑がキラキラ輝いていて、
澄んだ空気の中、お散歩することができました。
今日の公園も本当に素敵でしたが、
今日一番ジーンときたのは、
そこに向かうまでの道でした。
お天気雨の中、雄大な景色を眺めながら走っていると、
空の青と、白い雲、山々の緑があまりにも美しくて、
感動して気づくと泣いていました。
なんてきれい、きれい、ありがとう、と
独り言をいいながら。
人は心が震えると涙が出るものですね。
思い返せば、私は小学生？の時に、
当時世界的に有名で活躍されていたバレエダンサー
ジョルジュ・ドンの「ボレロ」をどうしても観てみたくて、
親に頼み、
和歌山から大阪まで連れて行ってもらったことがあります。
彼の「ボレロ」を観ると、心が震え、
涙が止まらなかったという話を聞いて、
そんなに感動するものならぜひ観たい、
私も泣くほど感激してみたい！と思ったのです。
そして実際に行って観てみますと、
正直なところよくわからず、
感動も涙もありませんでした。
でもその舞台を観ていた周りの人たちは
みんな大喝采で、
私だけわからない、感動できないことが悔しくて、残念で、
（「本当にみんな感動しているの？すごいと評判だから、
感動したフリ、わかったフリをしてるだけでは？」と、
子供ながらに穿った見方をしたほどです。笑）
美しいものを見た時や、
人の心の奥の美しさに触れた時に、
泣くほど感動できる人になりたい！
素晴らしい芸術を観た時に、
衝撃で立てなくなるほどその素晴らしさを感じたい！
と強く思ったのです。
だってそれができないと、
どんなに素晴らしい現実があっても、
心から感激したり喜んだりできないということで、
そんな人生、そんな自分は嫌だ、と思ったのです。
それ以来、
何かを見て震えるほど感動してみたい、
涙が出るほど感動できる人になりたい、
そのためには音楽でもバレエでも絵画でも、
なんでもいいけれど、
何か一つを深く学んでみようと思い、
大好きだったピアノを学び、
それは美しいもの、素晴らしいものを
深く理解し、感動する大きな助けになりました。
感動は頭でするものではありませんから、
理解や知識は助けにはなっても、
それだけでは感動できませんが、
深く向き合い続けることで、
音楽に対する感性は磨かれたようで、
中学生の頃には、音楽を聴いて心が震え感動し、
この音楽に出会え、生まれてきてよかった！と
思うようになっていました。
感性を磨くには、
何か一つと深く関わること、向き合うことが大事だなと
今も思っています。
それは人との関わりと同じで、
表面的な付き合いでは、
愛情も湧き辛いですし、
相手に素晴らしいものを期待しすぎても
うまくいきません。
相手のことを全く何も知らないと、
何の感情も湧かなかったりします。
でも相手を深く知っていくと、
情が湧いたり、いい人だなぁと思ったり、
尊敬したり、素敵だなと感じたりすることがあり、
その人の勇気や優しさに触れ、
感動し心に響くことがあります。
例えば、オリンピックの選手のことを何も知らないと、
メダルと取ったと聞いても、
そうなのだなぁ、で終わりますが、
その人のそれまでの人生やどんな人なのかを知ると、
試合で頑張る姿に涙が溢れたりしますね。
何も知らなくても、
人の純粋な情熱を感じた時などに
自然に感動し涙することはありますが、
知らないより少しでも知っている方が
感動しやすいように思います。
（今日の雨上がりの公園にて。）
ただ、「知る」というと
知識や情報の多さばかりに意識が向きがちですが、
それはあくまでも頭がすることですから、
それだけでは何も感じることはできません。
それは感じるきっかけになるものです。
実際に感じるには感性が必要で、
それには、まず
素晴らしいもの、美しいものだと気づく意識が必要で、
（あると気づかないと感じることはできませんから。）
そうしたものがあると気づき、意識が向いた状態で、
じっくり味わうこと、向き合うことで
感じることができます。
知識はないよりある方がきっかけになりやすい、
というもので、
それよりも、
素晴らしいものが目の前にあると気づく意識と、
それに心を向けてじっくり味わうことが大切です。
この、「じっくり味わう」がとても大事で、
パッと見て、「で？」とすぐに感動を心に求めても、
難しいものです。
特に感性を使い慣れていないと、
感じるまでに時間がかかるように思います。
でも現代人の暮らしは忙しく、
すぐに結果を求める傾向にありますから、
日常でゆっくりと時間をかけて味わうということが少ないですね。
例えば食事でも、
朝食やランチはパパッと済ませるという人も多く、
夕食もテレビを見ながら、
会話をしながら食べていて、
食べるということをじっくり味わってない人がほとんどです。
そうした生活をしていると、感性も磨かれませんよね。
ですから人生の素晴らしさや世界の美しさ、
宇宙の愛などを実感して
感動したい、喜びたい、感謝したいと思うなら、
今目の前にあるものの素晴らしさ、美しさに
常に意識を向け、
じっくりと静かに味わうことです。
なかなか常にそうあるのは難しいものですから、
まずは一日に一度でも、
そんな時間を持つようにするといいですね。
それは食事の時でもいいですし、
昼休憩に一人で空を眺めることでもいいですが、
ポイントは、
一人で、
静かに、
良い悪いと判断せずに、
知識を使って理解しよう、価値をつけようとせず、
ただ味わうことに意識を向けている、ということです。
そんな時間を毎日少しでも、
できれば常にそうあるようにすると、
感性は自然と磨かれ、
空を見ただけで感動したり、
雨の世界を見ただけで心が震え、
その美しさに涙が溢れたりするようになるでしょう。
そういう私も、
まだまだこの世界の美しさを100%は
感じきれていないと思います。
これからの人生でもっと深く美しいものに気づき、
意識を向け、
感動しながら生きていきたいなと思いますので、
じっくり味わうことで
ゆっくりと感性を育てていきたいと思います。
みなさまもご一緒にいかがですか？
感性を磨くことは何歳からでもできますよ。
そうして素晴らしいものを素晴らしいと
感動しながら生きる毎日を楽しんでいきましょう(^^)
オンライン個人セッションのご感想
サブブログ
→「人生で一度くらい」
長野暮らしの日常をまたゆるゆると書き始めました♪
不定期更新ですが、
よろしければ覗いてみてくださいね^ ^
YouTubeチャンネル
ブログの音読や誘導瞑想などをアップしています。
チャンネル登録していただけるとうれしいです♪
