今日は優しい薄雲が広がる一日でした。
いつもより少し湿度を感じる空気が柔らかく、
深呼吸する空気が体に優しいです。
今夜か明日には雨が降るのかもしれません。
天気予報ではなく、
こうして空気の違いでお天気を感じたり、
風や草木の様子からお天気の流れを感じたりする暮らしは
いいものだなと思います。
さて、いつもおもしろいなと思うのですが、
人って本当にしたいことより、
しなければならないことを優先して、先にやろうとしますよね。
これは誰にでも経験があるのではと思いますし、
私にももちろんあるのですが、
やらなければならないことが終わらないと、
したいことができない、
やっている場合じゃない、と思っていたりします。
この謎の思い込み、この価値観、
一体何なのでしょうね〜。笑
いつ思い込んだのか、
何故その価値観があるのか、はさておき、
その価値観、そのルールは、
自分が本当にしたいことをするより大事？と考えますと、
人生は、
やるべきこと、例えば、
歯を磨く、顔を洗ってメイクをする、
メールに返信する、
夕食の準備をする、
お風呂に入る、
自分のことより家族の予定を優先する、
行きたくないけれど仕事に行く、
たまには実家に顔を出す、などと、
本当に自分が人生でこれはぜひしたいと思うことや、
いいな〜やってみたいな〜と思うこと、
やってみると考えると楽しみに感じること、
なんとなく興味があることなどを比べ、
生まれてきて何をしたかったの？と自分に問うと、
会社や上司、義両親などに気を遣うために
生まれてきたのではないよね、
ちゃんとした人だと認められるために
生きているわけではないよね、
毎日お風呂に入って、メイクをして髪を整えたくて
生まれてきたわけではないよね、ということがわかり、
（それが好きで興味がある人は別ですが、
それが面倒で、自分が不快でない程度でいい人の場合です。）
何をしたかったのかはわからなくても、
それをしたくて生まれてきたのではない、
ということはわかります。
ということは、
やるべきことをするために生まれてきたのではないとわかり、
答えはNO！なので、
本当は優先しなくていいのは明らかです。
でも多くの人がやるべきことをちゃんとするべきだと信じて、
そのルールを優先して生きているのですよね。
本当に不思議です！
私は30代の頃、会社員をしていたことがありましたが、
その時は残業の毎日で、
残業がない日はほとんどなく、
深夜まで残業することもよくありました。
ずっとそうして働いていると、
生きるために生活費を稼ぐために働いているのか、
働くために生きているのかも
もうわからなくなっていました。
その会社に入る前は、
自分がしたいこと、ピアノを夢中でやっていたのですが、
人は環境が変わると
簡単に自分が何をしたくて生きているのかを
見失ってしまいます。
「みんなの常識」に簡単に染まってしまい、
それが当たり前になり、
「やるべきことを優先して生きることが常識の世界」に
いつの間にか生きています。
そうなっていることに気づくこともないままに。
でもその世界を抜け出すことは誰にでもできます。
ただ、「あれ？私はこれをしたくて生まれて生きたの？」と
自分に問い、
いや、これをするためではないな、と気づけたら、
違う世界を選択し直すことができます。
（長野 家から25分の茅野市にあるガーデンにて。）
いや、そうは言っても、
生活費を稼がなくてはならないから、
したくなくても仕事はしなくては、
子供がいるから、高齢の両親が、と思うかもしれませんが、
そんなたくさんの「やるべきことを優先する」
「〜しなければ」、
そして「そうあるべき」という価値観は、
いつでも手放し、
違う価値観を生きる選択をすることができます。
それは、
「やるべきことをしなくても大丈夫な状態になったらやめよう」
と思っていると、
いつまで経ってもその状態にはなりません。
何故なら、今その状態であること、
「やらなければならないこと」「するべきこと」を優先する
という価値観を受け入れているからです。
その価値観を（しょうがなくであっても）受け入れているから、
今その現実を生きているのですから、
それを変えるには、
今、その価値観とは違う価値観を選択し、
それを今生きることです。
すると現実が変化します。
何かを変えるために、
あれをして、こうして、これを揃えて、とやらなくても、
私たちが思うよりずっと
この世界は単純なのです。
定年になって退職をしたらしたいことをしよう、
老後ゆっくり好きなことをしよう、と思っていても、
10年20年先のことなどわかりません。
1年先、来月の世界すらわかりません。
極端なことをいえば、
明日大地震がきて、国が破綻しないとも限りませんし、
定年や年金が70歳75歳まで延びるかもしれません。
そうしたことはあり得ないことではありません。
そんなことを考えて、不安になり、
やっぱりしたくないことでもしっかりやるべきことをして、
貯金をしておくべき、と、
更に「するべき」方向に拍車がかかる人もいますが、
そうではなく、
先に書きましたように、
準備を整えてから本当にしたいことをしよう、と
後回しにしているから、
今そうあるのだ、と気づくことです。
みんな当たり前のように、
今の段階で見通せる未来を想像し、
あと5年10年このままやり過ごせば、
したいことがもう少しやりやすくなるだろうと
思っていたりますが、
自分の価値観が「やるべきことを優先するべき」のままだと、
その価値観が実現した未来がやってくる可能性は高いです。
どこかでそれを変え、
新しい価値観を選択しなければ
未来もそのまま変わらないでしょう。
「生まれてきて何をしたかったのかがわからない」
という人もいらっしゃると思いますが、
それでもいいのです。
それでも「これをするために生きているわけではない」は
わかると思います。
例えば、
言いたいこと、本音を言うことを我慢するために
生まれてきたのではない、とか、
気の合わない上司や親戚の
ご機嫌を取るために生まれてきたのではない、
毎日、朝から晩までひたすら仕事をするために
生まれてきたのではない、
人の目を気にして周りに合わせて生きるためではない、
太った、痩せた、老けた、
シワが増えた、髪が薄くなった、などを気にするためではない、
疲れてもう寝たいのに、
それを我慢してやるべきことを終わらせるためではない・・・
そんな「このために生きているのではない」に気づき、
気づいたことをやめたり、
やめるのが無理ならまずは減らしたり、
気にしないで生きようとしたりと、
自分を変えていくことで、
未来の自分の世界が変わります。
それを手放すほど、
早く本当に行きたい自分を生きられるようになります。
「これをするために生きているのではない」に気づき、
ちょっとやってみたかったことや、
興味があること、
自分の人生にあったらいいなと思うことを楽しみ、
「ぜひ行きたい人生」や
「生まれてきてしたかったこと」を楽しむ毎日へ
進んでいきましょう。
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