今日も太陽の光が眩しい晴れやかな一日でした！
気温も28度まで上がり、気持ちのいい初夏の陽気です。
京都の鴨川沿いの料亭やお茶屋さんなどでは、
4月下旬から設置工事が始まっていた納涼床と呼ばれる川床が
5月1日から始まり、
京都は春から初夏へ、
また一つ季節が進んだのだなぁと実感します。
昨年も春に京都にいましたが、
GW中に札幌に引っ越したので
川床は設置工事をしているのを見ただけで、
10月に京都に戻ってきた時には
ちょうど終わっていました。
それを今年は見ることができ、
ほんの数日の差で、
同じ街がこんなに違うのだな！と新鮮な驚きです。
鴨川沿いを歩くと、ずらりと並んだ
川の上に張り出した川床（テラス席）で、
多くの人が食事を楽しんでいて、
夜には柔らかなオレンジの明かりが灯り、
とてもいい雰囲気です♪
料亭などではいいお値段のお席も多いですが、
なんと三条大橋の袂にあるスタバに川床が設置されていて、
普通にドリンクなどを買えば、
誰でもその席を使うことができます。
京都の夏の風物詩を手軽に楽しめるのはうれしいですね！
連休中は席が混んでいそうなので、
空いてそうな時に行ってみたいなと思っています♪
（手前に川床が見えているのが、京都・三条大橋のスタバです。
写真は夜ですが、もちろん昼間も楽しめます♪）
（スタバの店内にあった案内です。絵も上手で素敵！）
川床もそうですが、
京都に住んでいると季節ごとだけではなく、
次々と色んな変化や、季節の行事や祭りなどがあり、
今日も近くの下鴨神社で、よくニュースで見ていた
流鏑馬神事が行われていましたが、
ただこの街にいるだけで季節感を感じ、
楽しむことができいいなと思います。
それはどこにいても自然を楽しんで味わっていれば
感じられるものだったりしますが、
長い歴史の中で生まれ根付いた文化と合わさって、
より味わい深くなっているように思います。
ちょっと話は変わりますが、
人は変化を恐れる生きもので、
本能、エゴは現状維持を好みます。
それは動物の遺伝子レベルで
生き残るために備わったものですが、
でも変化を恐れすぎると成長も進化もできず、
生き残っていくことはできません。
そして変化を恐れるのに、
退屈は嫌なのが人間です。
人は退屈するくらいなら、
苦しんだり悲しんだりする方がマシだと思っていることも多く、
それは自覚していない潜在意識で思っていたりするのですが、
人生でアップダウンが激しい人や、
次々に苦しみや悲しみがやってくる人は、
実は自分が潜在意識でそれを望んでいるから
ということも少なくありません。
変化は、
大事なものを失うかもしれない、
失敗するかもしれない、
ガッカリするかもしれない、
損をするかもしれないから怖くてイヤで、
でも退屈するのもイヤで我慢できなくて、
退屈するくらいなら悲劇のヒロインや
苦悩や犠牲の中で生きるヒーローの方がマシ、
というのが人間なのです。
そしてそのことに無自覚なのです。
困ったものですよね。苦笑
でも私たちは
やっぱり幸せになりたい、幸せでいたいと思うのですが、
ではどうすればいいか？と考えますと、
いかに日常の暮らしの中で
小さな変化を楽しめるかがポイントになるように思います。
大きな変化は怖いからイヤでも、
例えば庭に植えた木が花を咲かせたり、
若葉が一雨ごとに成長したりする変化に気づき、
それを毎日新鮮な感動を感じながら楽しめるなら、
大きな変化はなくても
退屈せずに生きることができます。
そんな小さな変化にどれだけ気づき、
楽しめる繊細な感覚があるかが
平和で安定した人生には大事だなと思います。
（今日の京都 鴨川。正面奥に延暦寺のある比叡山が見えています。
多くの人が川辺でピクニックをしたり
川遊びをしたりして楽しんでいました♪）
とはいえ、現代は刺激が強いものが溢れていて、
テーマパークに行けば
より怖い乗り物の方が人気ですし、
新しいアトラクション、初めてのものを人は求めます。
食べ物も毎年のように新しいスイーツのブームがあり、
スタバでも新作のドリンクが出ると行列ですし、
新しいカフェやレストランができると
行ってみたいなと思うのが人間です。
それは別に悪いことではないですし、
楽しむのもいいと思いますが、
（最近行っていませんが、
私もディズニーランドに行くとやっぱり楽しいですし、
カフェ巡りも好きです♪）
お金で得られる、与えてもらえる刺激ばかりでいると、
自分の感覚は磨かれず、
外から与えられる強い刺激がないと物足りなくて、
無意識で人生に問題を作りますし、
平和な毎日が何年も続くと
物足りないと感じるようになります。
そう考えると、季節の小さな変化を楽しむのは
幸せな人生のためにはとても効果的だなと思います。
でも人はそれだけではなかなか味わえなかったり、
ささやかな変化を見落としてしまうので、
季節ごとの行事は人の幸せにとって
有益で大事なものだなと思います。
そういえば学生時代もそうでしたよね。
秋になると運動会があって、文化祭があって、
遠足があって、
終わってしまうと、
「もう今年は何もないのか〜次の楽しみは来年の社会見学かな」
などと思ったものです。
社会人になるとそれが、
GWが終わると、次の楽しみはお盆休みで、
次はシルバーウィークで、お正月休みになるわけです。
これも日常からの変化の一つですね。
そうして人は
変化を恐れながらも退屈しないでいたい生き物ですから、
それには季節の行事は効果的だと思いますし、
それと文化を合わせて楽ししむのはとてもいいなと思います。
文化と言っても、そんなに難しいことではなく、
その土地らしいことや、
神社のお祭りやクリスマスなどもそうですし、
衣替えとか、七草粥や土用の鰻もそうですね。
日本だと年末にベートーヴェンの第九を聴いたり、
バレエの「くるみ割り人形」を観たり、
夏にサザンを聴いたりなどもいいですね。
そうして季節を楽しむことを忘れないように、
より味わえるように、
意識を向けていられるように、
今よりずっと刺激が少なかった時代には
和歌や俳句が楽しまれていたのかもしれません。
ただ味わって終わりではなく、
自分で感じたことを自分なりの表現で
アプトプットすることで、
より感度は磨かれますから。
アウトプットの方法は、俳句でも、
絵を描くでも、曲を作るでも、
服やインテリアのデザインでも、
料理の創作でもいいですが、
昔の文化はうまく考えられているなぁと思います。
というわけで、話は冒頭に戻りますが、
季節感を色んな風に楽しむことができる京都は
いい街だなと思います。
これはどこに住んでいても
自分で工夫して取り入れていくことができますね。
ちょうど今日は子供の日ですし、
柏餅やちまきを食べたり、
菖蒲湯に入ったりしてみるのもいいですね。
せっかくですからより楽しんで味わってみるために、
ただ柏餅を食べたり、菖蒲湯に入るだけではなく、
それをして感じたことを、
下手でも、ルール無視でもいいので、
和歌や俳句を一句詠んでみるのもおもしろいですね。
自分なりの表現で創造することで
より深まりますから。
そうして日常を楽しむ感覚を育て、
小さな変化を喜びながら、
退屈知らずの新鮮な毎日を生きていきましょう。
明日もそんな一日を(^ ^)
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