今日の京都は雨上がりの穏やかな空気が心地よい一日でした。
雨はいつも慌ただしい心や日常をゆるめ、
土に雨がしみ込むようにじんわりと
私たちの足を地に着け、腰を下ろし、
落ち着いた気持ちを連れてきてくれますね。
そして晴れの日は軽やかに心が広がり、
行動力がアップします。
晴れが陽なら、雨は陰です。
陰が多いと気持ちが沈み過ぎたりするので、
陽と陰なら、なんとなく陽がいいような気もしますが、
人の内側の陰はその人の深みになっていたりもします。
陰が見えない人より、
陰が見える人の方が安心できたり、
そこが魅力的だなと感じたり、
愛されたりすることもあります。
どちらかだけの人はいませんし、
元々宇宙にはどちらもバランスよく存在していますから、
人もあるがままに、
自分の中の陰陽をただ味わい、
生きていきたいですね。
さて、私は普段から
居心地のいい状態でいたいと思っていて、
居心地のいい状態とは、
「自分の心に自分がいることが居心地がいい」状態のことです。
例えば、私は自分の心が穏やかで静かで落ち着いていて、
優しい気持ちで調和しているなと感じる時、
自分の心が居心地がいいと思います。
周りの状況に関係なく、
自分の心の中の状態がどうかで決まります。
場所や人間関係などの周りの状況も
居心地がいいほうがうれしいですが、
全てをコントロールすることはできません。
それを求めると無理なので、
ずっと居心地がいい状態ではいられなくなります。
自分以外の人や状況に、
自分の都合を押し付けようとしても叶わないので、
居心地の悪い状態の時ができてしまい、
それは誰かのせいだと考えるようになったりします。
自分の幸せを、
周りの人や状況に簡単に左右されてしまうなんて、
残念すぎますよね。
だって心の平安がずっと続くことはまずないでしょうから。
でも、少し考え方を変えると、
自分が自分の心の居心地がいい状態でいることは、
自分が決められ、そうあることができると気づきます。
他人はあなたの居心地のいい状態を
勝手にコントロールすることはできませんから。
例えば、誰かの心ない言葉で不快になり、
自分の心が乱れ不満が溢れる時、
あなたはあなたの心に居心地が悪くなりますが、
それを選んだのはあなたです。
相手はきっかけを作ったかもしれませんが、
あなたが気にしなければ
相手はあなたを不快にすることはできません。
ということで、居心地のいい心の状態は、
自分で選び、そうあることができます。
どうせなら、ずっと居心地のいい心の状態でいたいですよね。
それには、自分がそれを意識的に選んでいくことが大事です。
やって来る出来事に振り回されていては
ずっとそこにはいられませんから。
例えば、誰かに心ない言葉を言われたとして、
言われた瞬間イヤな気持ちになるかもしれませんが、
その言われたことを無意識に頭の中で
何度もリピート再生することはないですか？
でも、聞いてイヤな気持ちになった言葉を
どうして何度も自分に聞かせる必要があるでしょう？
その行為をしている自分が、
居心地の悪い状態を作っているのです。
一度自分で、どうしてイヤな気持ちになったのかな？と考えて、
自分の気持ちを正直に受け止めたら、
それ以上は必要ないので、
「もうおしまい！」でいいですね(^ ^)
（ハワイ オアフ島 ワイキキにて。）
でもそうは言っても、勝手に頭の中で
何度もリピート再生しているのが人間ですが、
もしリピート再生が始まったら、
「ああ、それは今言われているわけじゃないよ。
今 誰もそんなことは言っていないよ。」
と自分の一番の親友として自分に優しく教えてあげ、
リピートをストップさせ、
その言葉を手放し見送りましょう。
何度始まっても、何度でも
「それ、もう何時間も前のことだよ」と自分に教えてあげ、
「はいはい、苦しむのが好きだね〜笑」と
客観的に見て、ジョークにしてしまいましょう。
そして、その言葉からダメージを受けたとしたら、
その言われて受け止めた居心地の悪い状態の自分の心から、
まずは一旦立ち去りましょう。
ただ離れるだけでいいのです。
いきなりダメージ状態からポジティブになろうとするのは
無理がありますし、
平気なふり、気にしないふりをしても
それは誤魔化しでしかありません。
「早く忘れよう」とか、
無理矢理なかったことにするのではなく、
ただ「それ、今もういらないよね」と気づくだけでいいのです。
そうわかっていても難しいと思う時、
モヤモヤする居心地の悪い心の状態から一旦離れるには、
色々やり方はありますが、簡単な方法として、
まずは全く関係のない、事務的なことを考えてみるといいです。
単純に「明日はどの服を着ようかな？」
「今晩の夕食は何を食べようかな」などの
シンプルで単純なことを考えることに集中します。
プラスでもマイナスでもないことを考え、
モヤモヤ状態からフラットな状態でいるように集中してみます。
そうしてちょっとそのことから離れられたら、
今自分ができることや、していること、
できていることに意識を向け、
（例えば、歩いている、月が見えるなど。）
それを味わって楽しむといいですよ。
居心地の悪い状態からいい状態へ移行するのが難しい時ほど、
自分の心に沿い、
少しずつ移していくのが効果的だと思います。
また、瞑想はこんな時とても有効な方法ですから、
特におすすめです。
呼吸に意識を向け、
ゆっくりと深い呼吸をするだけでもエネルギーが整い、
波動が切り替わるでしょう。
そんな風にして、手放すのが上手になると、
自分の心が居心地のいい状態にいることが長くなり、
振り回されにくくなっていきます。
自分が「自分の心の中って居心地がいいな」
と思える状態に、
いつでも連れて行ってあげられるようになると、
いつでも自分で幸せにあることができます。
いつも幸せな気分でいると
波動がいい状態でキープできますから、
起こる出来事はどんどんスムーズになりますし、
夢の実現も早まります。
心が穏やかな居心地のいい状態でいると、
余裕ができ、起こる出来事に柔軟になり
やって来ることを受け入れやすくなりますから、
人生が楽しくなります。
また、普段居心地のいい状態でいる時も、
物事を選択する時は、
利便性や条件、効果、価値などを頭で考えて選ぶ前に、
ちょっと心に聞いてみます。
ランチのメニューやシャツの色など、
好きなほうを選べばいいのですが、
どちらも同じくらいの時、少し質問を変え、
どっちを選ぶとより心が楽しくうれしく感じるか？
と聞いて、選んだ後の自分をイメージし、
居心地がよさそうなほうを選ぶといいですね。
これも練習で、いつもやっていると、
慣れてハッキリわかるようになりますよ。
幸せな気分や状態を自分で選ぶことは、
今からすぐにできますから、
ぜひやってみてくださいね(^^)
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