今日は静かな雨の一日でした。
雨は美しいですね。
こんな雨の日が大好きです。
雨が空気を浄化し、天と地をつなぎ、
心や体、思考も静かで、
瞑想をしていない時でも、
ふと自分の内側に意識を向けると、
普段は心の奥深く、潜在意識に沈んでいて
感じることが難しい神性が、
澄んだ意識の中でゆったりと浮かび上がっているように感じます。
この意識にある時、
私たちは自分が完全であると知っていて、
執着や欲もなく、こだわって握りしめるものもなく、
ただ完璧な調和として存在していることを感じます。
ここで言う神性とは、
特定の宗教や特定の神様の性質と言うことではなく、
人間や動物、植物、鉱物など、
自然に存在する全てのものにあるもので、
私たちを創造したもの、神様や宇宙などの意識で、
その意識とは愛です。
でもなんとなく愛と言うと、
一般的に三次元的な愛のイメージが強いですが、
そうしたものとはまた違います。
三次元的な愛とは、
人やもの、状態など、特的の何かに向けられるもので、
例えば、パートナーや子供、ペットだったり、
お気に入りの場所やモノ、仕事、
夢中で打ち込む好きなこと（スポーツや楽器、絵を描くことなど）、
状況、環境、状態など、
何か特定の対象物があり、
それを愛している、と言うことが多いです。
また、三次元的な愛は、愛ゆえに執着が強く、
嫉妬や妬み、羨望などもあり、
強い情熱ゆえに、
悲しみや憎しみが生まれたりすることもあります。
更に、三次元的な愛は、
自分が愛するものだけに愛を向け、
それ以外のものを排除したり、
見下げたり、価値がないと思ったりすることもあります。
例えば、自分の子供や恋人だけを大事だと思ったり、
自分の家や自分の住んでいる街、自分の国、
自分たちの在り方、考え方、
自分の会社、自分の仕事が一番素晴らしく、
他のものはそれよりずっと劣っていると思ったりします。
そうした愛を私は三次元的な愛と呼んでいます。
確かにそこにも愛はあるのですが、
エゴ的な色んなものも同時に含まれていて、
自由度が低く、
その奥底にある
愛されたい、失いたくないなどの執着が
不安や不信感となっていてエネルギー的に重いです。
三次元的な愛に意識を向けると、
美しい部分もあるけれど、
色んな色が混ざり合っていて、
透明度が低い部分もあるように感じます。
それでも、三次元的な愛であっても
愛がないよりずっと素晴らしいことだと思いますが、
私たちは今、ここからもう一歩成長していく時に
来ているように思います。
というと、
無償の愛や、完全な愛をイメージするかもしれませんが、
今の私たちが
いきなり神様のような完璧な愛を生きるのは無理です。
無償の愛、本当の愛と言うと、
見返りを期待してはいけないとか、
自己犠牲で愛を証明しようとしたりだとか、
本当の愛ならお金をもらのはおかしいだとか、
色んな誤解を生み、
歪んでしまう人もいます。
愛は何も禁止しませんし、
愛は自己犠牲など求めません。
愛は証明する必要もありませんし、
証拠を求めたりしません。
愛は自由で、自由とは愛の別の表現です。
愛と自由は一つで切り離せるものではありません。
また無償の愛というところから、
愛にお金が関わると、
愛とお金の関係でモヤっとしたり、
受け入れられない人も多いですが、
そう言う人は、心の奥で
お金は汚いもの、ずるいものという価値観があったり、
お金が絡むといいように騙されるかもしれない、
騙されないようにしなければ、
人を見張っていなければ、という
不信感でいっぱいだったりします。
だから、例えば募金などで、
その使い方を検討し、
必要な場所へ必要なものを届ける仕事をしている人に
給料が支払われると聞くと、
そんな人のために自分の募金が使われるのが納得できなかったり、
人のために働くと言いながら、
お金をもらっている人を偽善者だと感じたりするのです。
それはお金が汚いとか、人がどうだとかいう問題ではなく、
その人がお金に対して
どう捉えているかだけのことなのです。
（京都 東福寺、だったと思います。笑）
でも本来、お金もエネルギーの形の一つで、
そこに汚いもずるいもありません。
確かにきれいではない使い方もあると思いますが、
自分がそうしなければいいだけのことです。
お金も愛の形の一つだと私は思っていて、
愛を送り出すと、そのエネルギーが形を変えて
やってくるもので、
その一つの形がお金だったりするのです。
ですからお金も愛なのです。
愛を送り出していると、
愛が返ってくる、というとてもシンプルなことです。
そこで、「じゃあお金ではなく愛で受け取ればいい、
お金を受け取るのはおかしい」と思う人は、
心の奥底に、
「お金は愛ではない。お金は純粋ではない。
愛とお金を同列に扱うのはおかしい。
お金は汚いもの」と言う価値観が根強くあるのでしょう。
そういう価値観で生きてもいいですが、
それはしんどくて苦しいだろうなと思います。
だってその価値観でいくと、
自分がお金を受け取る時にもその抵抗が
無自覚でも潜在意識であり、
愛から届くお金は罪悪感で受け取ることができず、
届く前に無自覚で門前払いしていますし、
苦労して、無理をして頑張って、
金額に見合った我慢を差し出して
やっと手に入れられるものだと思っていると、
そう言う人生を生きることになります。
ですから個人的には、
その価値観は見直してみた方がいいように思います。
（でもそれも自由ですから、お好みでお好きな方をどうぞ。）
ちょっとお話がそれましたが、
そうした三次元的な愛を
私たちは愛だと思ってこれまで生きてきました。
嫉妬や束縛されることで、愛されていると感じたり、
自分の恋人や子供、会社、国のことだけしか目に入らず、
それだけが大事だと思ったりしてきました。
でも次のステージ、新しい世界、
より進化した次元へと進んでいくには、
その限定的な狭い愛から、
より自由で信頼感で満ちた愛へと広げ、
成長していく必要があります。
それが可能になるレベルにまで
ようやく私たちの精神性が成熟してきたのでしょう。
もっと魂が未熟だった頃は、
今までのような愛の在り方で精一杯だったのです。
何故なら、エゴや欲望、利己的な考えに基づいてしか
行動できない、物事を理解できない場合、
人や自分を信頼することはできず、
自由な愛なんて言うと、
単に「浮気し放題」と思う人もいますから。
でも人なら誰でにもある神性に繋がっていくと、
エゴや欲望、利己的な考えではなく、
魂が本当に望むことに従って生きるようになります。
魂は神性と一体ですから、
与えあい、分かち合うようになり、
すると心配するようなおかしなことにはならないのです。
愛は重いほど本物で、軽いと偽物、ではなく、
愛はドロドロとしたものではなく、
一時の情熱や嵐のようなものではなく、
愛は自由で、軽やかなもので、
でも樹木のように大地に根を張り、
風のように自在に形を変え、
水のように全てを映し、育くみ、流れるものなのです。
これからはそんな愛を生きる人が
ますます増えてくるだろうと思います。
一足飛びに神様のような完璧な愛になんて
私たち人間はなれません。
それを自分や人も求めるのはエゴの声です。
完璧さなど求める必要はなく、
私たちがすることは、
本当の愛と言うものの性質を理解し、
ただ今までの自分より、ちょっとでも
信頼や安心の中で、執着を手放し自由を喜び、
与えることを楽しんでいくことだと思います。
昨日の自分より少しでもそちらの方へ成長できれば
それで上出来です。
自然は、宇宙の全てを
こんなに明らかに示してくれています。
そのことに気づき、学び、
そうして少しずつ成長しながら、
この美しい世界を愛して生きたいですね。
明日もそんな贈り物を喜んで生きる日となりますように(^^)
オンライン瞑想セミナー3
2022年5月22日（日）13時から
詳細お申し込みはこちら。↓
「オンライン瞑想セミナー3 「クリアリング」 - 前向き気づき日記 」
オンライン個人セッションのご感想
二つ目のサブブログ♪
→「人生で一度くらい」
ここでは書ききれない北海道や京都のお話や
暮らしのことなどを楽しく綴っています。
覗いてみてくださいね(^^)
