前向き気づき日記

瞑想歴29年。読むだけで気持ちが軽やかに前向きに。自分らしく生きたい方へ。

北山裕子

北山裕子(id:yuko-k-ami )
瞑想歴25年、東京や大阪を中心に瞑想セミナー、キネシオロジーセミナーを主催。 エネルギーヒーラー。 23才で摂食障害を治すため、 藁にも縋る思いではじめた瞑想で潜在意識とつながり、 自分の奥底に眠っていた本当の自分(潜在意識)と 会話ができるようになりました。
読むと気持ちが軽やかに、自然と前向きになるようなお話しを綴っています。

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正しさより大事なもの〜許せない時  

今日も優しく澄んだ光あふれる一日でした。

 

冬は冬にしか感じることができない美しさがあり、

春には春の、夏には夏の美しさがあり、

 

どの季節もどの時間帯もそれぞれに美しいように、

 

どの人もそれぞれに美しさがあり、色んな面があり、

強くもあり弱くもあり、素敵だなと思います。

 

 

冬の澄んだ空気や空、舞う雪や光の美しさは

気温の低さのおかげですが、

それが嫌だったり困ったりすることも。

 

でも冬好きな人はそれも踏まえて好きなように、

 

人のこともいい所だけではなく、

ちょっと困った所も、

そこさえなければ、と否定せず、

それごと愛せるといいなと思います。

 

 

自分を愛せない人の多くは、

自分や人の正しさを受け入れ、

ずるさや弱さを嫌います。

 

正しさはもちろん悪いことではなく、

それを知り大切にするのはいいことですが、

 

そこはもう充分学んだなら、

次のステップに進んでいけるといいですね。

 

正しさは一つの視点ですが、

全ての価値観の中の最重要項目ではなく、

 

正しさよりもっと大切なものはありますから。

 

でも時に正しさにこだわるあまり、

それより大切なものを歪めたりないがしろにしたり

していることもあるように思います。

 

だから苦しいのでしょうね。

 

 

自分や他人の、

こうあるべきという形からはみ出した

弱さや人間らしい心の動きを受け入れず、

 

例外なく型からはみ出したものは悪いと決めるのは、

不自然で、だから不調和を産み、生きるのが辛くなります。

 

自分や人をそうして裁き愛せないでいると、

型から外れたものを見つけるたび、

イライラしたり気分が悪かったりすると思うので、

 

幸せではなく大変だろうなと思います。

 

でも許して受け入れ、愛すれば

そんな気分の悪さはなくなります。

 

 

でもきっと自分の価値観に沿わない正しくないものを許すと、

自分が悪いと判断するものに

引きずられ負けたような気がしたり、

 

なし崩しにずるさや卑怯さなどを認めることになりそうで

嫌なのかもしれません。

 

それは私も以前はそうだったのでよく分かります。

そんなことを認めるわけにはいかないと思っていました。

 

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(北海道 帯広のガーデンにて。)

 

人にとって「悪いこと」は様々だと思いますが、

例えば、

 

人のずるさや卑怯さが許せない人は、

自分のずるさや卑怯さも許せないだろうと思います。

 

ずるさや卑怯さを悪いことと否定しながら、

自分にだけOKを出せるわけもなく、

(それこそずるくて卑怯だと自分を責めたくなるでしょう。)

 

人のずるさや卑怯さを許さないように、

自分のことも許せず嫌いでいるしかなくなります。

 

これは苦しいです。

 

 

でも人間ですからどんな人にもそんな部分はあり、

もし自分にはないと思っているならそれは傲慢で、

 

もし無くせば自分や人を愛せると思っているのなら、

あと何百回、何千回、何万回も生まれ変わるまで、

いや、生まれ変わっても、

自分や人を愛せないでしょう。

 

完全に常に正しく、ずるさや卑怯さなどがないなど、

それはもう神ですから。

 

 

でもずるさや卑怯さ、汚さを

許せないし認められず、受け入れられない時、

どうすればいいかと言いますと、

 

正しさや常識より

もっと大切な価値観を優先すればいいだけです。

 

正しさより大切なものとは何でしょう?

 

自分の人生を振り返り、自分の心に響いたことや、

救われたことを思い出してみてください。

 

自分が一番欲しいものは何ですか?

 

 

例えば、◯歳なら、男(女)なら、母親(父親)なら、

これくらいできるのは当たり前と言われたのに

がんばってもできなかったことがあった時、

 

どんな言葉や行動に救われましたか?

 

ダメな自分が情けなく、

惨めな気持ちで落ち込み泣きたい時、

何があなたを救うでしょうか?

 

「こうあるべき」という正しさではないですね。

 

 

私なら、

できなかったけれどがんばった自分を見ていて

がんばったと認めてくれる

あたたかい目や、優しい言葉や、

 

情けない自分でもそのままでいいと抱きしめてくれる大きな心に救われると思います。

 

それらは正しさよりずっと大切なものだということです。

 

思いやりや優しさ、愛は、何より大切なものなのです。

 

 

それが本当に分かるなら、

正しさより愛を第一に大切にすればいいだけです。

 

崖っぷちにぶら下がり今にも落ちそうな

自分の鞄とペットの犬や猫がいたら、

猫を優先して助けるのと同じくらい迷いのないことだと思います。

 

鞄(正しさ)の中の財布やスマホが

大事ではないわけではないですが、

 

猫(愛)のほうがずっとずっと大事だということです。

 

 

人の中のある部分に自分が許せないものを見つけ、

それを非難したくなる時、

 

それはいつか自分を苦しめる刃になります。

 

でもそこでそれよりもっと大切なことを思い出し、

そんなことよりもっと大切なものがあると知っていると

人も許せ、自分も許せるのです。

 

よく自分を愛せないと人も愛せないとか、

人を許せない人は自分も許せないと言いますが、

 

それはこういうことなのです。

 

 

これは正しくないことを、

(例えば窃盗やいじめなどなんでも。)

それでいいと認めることではなく、

 

そうしてしまう人の奥にある弱さや恐れ、不安などを

優しさで見るということです。

 

 

私も若い頃は間違ったことが大嫌いで、

正義感の強さは美徳だと思っていましたが、

 

今はそれもいいですが、

もっと大切にしたいことがありますし、

 

自分はそんなに立派な人ではないと知り受け入れたことで、

人の弱さも随分受け入れられるようになりました。

(もちろん完璧ではありませんが。)

 

 

人は人の正しさや強さに憧れ、弱さを許し愛するのです。

 

愛を教えてくれるのは、正しさではなく弱さだと思います。

 

その世界はとても優しく、愛があふれているなと思います。

 

間違いを許さない厳しい世界もありますが、

人も自分もそのままを受け入れ愛する世界は

優しく幸せな世界です。

 

だからこそ人に非難されない生き方より、

自分に恥じない生き方をと思い、

 

自分の魂に偽りなくいたいと、

良い悪いの判断ではなく真っ直ぐに進めるのだと思います。

 

 

今日は正しさより大切なものについてのお話でした。

 

これは私の考えですので、

他の考えがあればそれもまた良しです。

 

ご自身の心の一番柔らかく大切な部分が

何に傷つき、何で癒され満たされるのかを考え、

 

それをそのまま人や世界に向けていくといいのではと思います。

 

みなさまの心の一番大切な部分が

安心して大きく開くもので包まれますように。

 

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