今日は春を感じるような風が流れる一日でした。
窓を全開にして床を雑巾掛けする気持ちよさ、
その後のスッキリと軽やかな感じが心地よく、
冬の終わりの穏やかな空気の中で
しばし味わっていました。
季節は流れていますね。
私たちも変わっていないようできっと変わっていますね。
目に見える、人が気づくような大きな変化ではなくても、
自分の体や内側の小さな変化に気づき、
丁寧に味わって、
大事に育てたり、
ケアしたり、
愛を注いだりして、
自分であることを楽しんでいきたいなと思います(^^)
さて、私が大事にしたいことの中でも
特に大事だと感じることに、自由があります。
自由って、いい意味で捉えられることもあれば、
好き放題、自分勝手、無責任、ルール無視など、
マイナスなイメージもあるようです。
会社を辞めて、家族も全部放り出して、
遊んで暮らすのが自由人、
みたいなイメージがある人もいます。
もしかすると私もそう見えるかもしれません。
実際、結婚しているのに、
一人で好きな場所に引っ越しながら暮らしていますし。笑
でも私が思う自由、本当の自由は、
無責任とか自分勝手とは違って、
後で詳しく書きますが、
自由であることは、
自分にも世界にも本当の意味で
責任を果たしているものだと思います。
人の目や評価、評判、お金やしがらみに縛られず、
勇気を持って自分のままを生きることが、
実は一番社会に貢献でき、
自分の魂がここに生まれてきた目的を
生きるということですから。
そんな風に生きたいと思いつつ、
でも実際にはなかなか難しいと思う人も多いようです。
私も今でこそかなり自由に生きていますが、
元はこうあるもの、こうあるべき、という価値観や、
常識、普通は、といった価値観に
ガチガチに縛られていました。
そこから一気に自由になったわけではなく、
段階があったなと思います。
自由について考えてみますと、
色んなものからの自由があります。
例えば、
人付き合い、人間関係からの自由、
時間の自由、
お金の自由、
思考の自由、
精神的自由、
場所からの自由、
人の評価や人の目からの自由、
エゴからの自由、
自分の価値観や思い込みからの自由、
病気や体調不良からかの自由、
心の落ち込みからの自由、
過去からの自由、
未来からの自由・・・・
自由の中身を見てみると、
色んな自由がありますね。
単に仕事を辞めれば自由か、というとそうではなく、
仕事を辞めても、
お金がなくなることが不安なら、
お金から自由ではないですし、
好き放題していても、
老後の心配が頭の片隅にあるなら、
未来の不安から不自由です。
一見自由そうに見えて、
自由を手に入れたように見えて、
実際は別の面でとても不自由、という人もいます。
有名人やセレブにも多いようですね。
私が大事にしたい自由とはそういうもので、
どんな仕事や生活をして生きているかの
外側の自由も大事ですが、
同時に内側の自由がなければ、
外側がどんなに自由でも、
実際にはとても不自由で、
幸せではないように思うのです。
そういう意味で、私は自由でいたいといつも思っていて、
それを大事にしたいと思って生きてきました。
ガチガチに色んなものに縛られていた若い頃から、
自由という言葉には何か憧れのようなものがあり、
でも当時はそれが何なのか、
どうすれば自由なのかもよくわかっていませんでした。
お金に余裕があって、
暇な時間がたくさんあって、
面倒なことをしなくていい優雅な暮らしが
自由のように思っていました。
でもそれを一生懸命揃えても
本当には自由になれないということに気づきました。
だってお金持ちのマダムで、
自由ではない人はたくさんいて、
実際に色んな知り合いがいましたが、
その人たちの話を聞くと、
人付き合いが大変で、
興味もないのに義理で
顔を出さなければならない集まりも多く、
思ってもいないお世辞を言ったり、
本音が言えなかったり、
立場上、人からの評判を気にして、
ちょっと出かけるのも服装やメイクを気にして、
ちょっとでも何かあると妬まれ、
陰口のネタにされる・・・
そんな話はたくさん聞きました。
一見、お金や時間から自由で、
自由に優雅に生きていそうで、
実は色んなものから不自由、という人は多いです。
お金持ちでも、
お金がなくなるのが不安で使えない人もいますし、
1億円持っていても、
10億円ないと不安だと思っていたら、
お金の不安からは不自由なのです。
（スウェーデン ストックホルムにて。）
そんな風に、外側の条件がいくら満たされても、
だから自由、ということにはならないと知り、
もちろん外側が不自由過ぎても困るのですが、
色んな意味で
本当に自由でありたいなといつも思ってきました。
ではどうすれば本当の自由を生きられるのか？
と考えますと、
まずは自分が今不自由だと感じているものは何か？に
気づくことです。
その時に、大抵の人は、例えば、
仕事が忙しくて、だから時間がなくて自由ではない、
だから仕事を辞めなければ自由になれない、
でも辞められない、
と思ったりしますが、
でも仕事さえ辞めれば本当の自由になるのか？と考えると、
お金の不安や
未来への不安や、
今までなら
この会社でどんな仕事をしている人、という肩書きや、
必要とされているという
自己肯定感のようなものがあったかもしれませんが、
それがなくなった何もない自分に対し、
また別のものでそれを満たさなければ、
他のものを探さなければという不安もあるかもしれません。
不安は不自由さにつながります。
不安はそれをどうにかしようとする意識が働き、
それを解消してくれるものに執着しますから。
ですから本当に自由に生きるには、
内側の自由がとても大事で、
それなしには本当の自由はないのだと思います。
お金からの自由も、
ただたくさんあれば自由ということではなく、
もっともっと、とか、
まだ足りない、なくなるのが怖い
という思いがあるなら自由ではなく、
愛についても同じで、
どんなに愛されていても、不安があるなら
愛から自由ではありません。
本当の愛は自由なものなのに、
自由ではない愛、なんて意味が崩壊していますね。笑
そうして何かを手に入れることができれば
自由になれる、というのはエゴの幻想です。
何かが足りないから不自由なのではなく、
本当の自由には内側の自由が不可欠で、
もし今の自分が自由ではないように感じるなら、
自分の内側で何に縛られているのかを
じっくり見つめてみるといいですね。
不安や恐れがあるところに、不自由さはありますから。
そして気づいた不自由さの元にあるものを
どうして手放すことができないのか？を考えてみると、
そこに自分の信じていること、価値観、
思い込みがあることに気づきます。
そこを解放し、
その価値観や思い込みから自由になると、
人生は大きく開き、現実にも自由度がグンと広がります。
本当に仕事を辞めてもお金の不安から自由に
暮らしていけたり、
（精神的にも経済的にも。）
ありのままの自分を自由に生きることで
人から愛されたり、
周りの目や評価が気にならなくなり、
素のままの自分を自由に生きられたり、
食欲や物欲、名誉欲などから
自由に生きられたりするでしょう。
私はそんな意味で、本当の自由を生きたいと思っています。
私にとっては
どこに住んで、どんな暮らしをして、何をしているかは、
内側の自由の表れで、
内側から自然と生まれるものなのです。
もし自分の中に不自由さを見つけたら、
そこにある囚われに気づき、手放すことで、
もっと自由になっていくことができます。
そうして本当の意味で
自由に生きることを楽しむ人が増えるといいなと思います。
私もこれからも自由を楽しんでいきたいと思います(^^)
p.s.
自由に生きたいけれどそうできない方の、
不自由さを手放すお手伝いを個人セッションでしています。
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