私は10日ほど前からYouTubeでも投稿を始め、
この二日は短い瞑想動画も
アップしてみたりしているのですが、
今はこのブログとサブブログ、YouTubeを
それぞれ違う内容で毎日投稿していて、
自分でもびっくりです。
サブブログを始めた時もそうでしたが、
別に毎日やろうと思っていたわけではないのですが、
（そして今も毎日やると決めているわけではないですが）
なんだかやってみるとおもしろくて、
こんなこともやってみたい、
もっとこうできたらいいな〜、
こうできたらおもしろいかも？！と思い、
それってどうすればできるのだろう？と
色々調べたり、やってみたりして、
試行錯誤しながらやってみるのが楽しいです。
私は相変わらず機械もの、ネット系音痴で、
動画編集なんて未だにさっぱりわからず、
瞑想用の音楽も著作権フリーのもので検索して
色々聞いてみてはいますが、
まだ瞑想に合いそうなものが見つからず、
動画編集やその他のことも、
まだまだ思うようにはいきませんが、
思うような完成品や完璧な動画やブログなどが
できるようになったら投稿しようと思うと、
10年経ってもできないので、
未完成だったり、
改善の余地ありでそれが目についたり、
色んな意味での自分の未熟さだったりを感じながらでも、
今できることを一つずつ学び、工夫しながら、
そのままを出していくことで、
前に進んでいくことができ、
そうしていることが
自分の思い描く完成の姿に近づく近道だと思っています。
これはブログや動画に限らず、
暮らしでも、仕事でも、パートナーシップでも、
どんなことでも同じですね。
理想の結婚生活や、
思い描くようなパートナーシップを求めたり、
完成された技術や能力を仕事にしようとすると、
それはいつまで経っても
できない、手に入らないでしょう。
だってそれは陶芸作品のようなものですから。
例えば陶器でお椀を作りたいとして、
こんなお椀を作りたい、と描く
理想の完成した姿が自分の中にあっても、
土をこねて、ろくろで下手っぴながらでも
お椀の形らしきものをまずは作っていかないと、
それを理想の形に整えていくことはできません。
これくらいの大きさで、
こんな形で、
こんな色合いで、
こんな手触りで・・・と理想が頭の中にあっても、
それを自分で形にしてみないと
調整しようがないですし、
そして陶器は焼いてみないとどうなるかがわかりません。
私の祖父は生前、趣味で陶芸をやっていて、
家にろくろや窯があり、
私も遊びで作らせてもらったことがあるのですが、
ろくろで形を作るのは簡単そうに見えて
やって見るととても難しく、
そして焼くと10%くらい縮み、
その後乾燥する過程で歪みが起こります。
昔、TOTOの本社工場でトイレの便器を作る過程を
見学したことがありますが、
焼く前の便器ってとても大きくてびっくりしました！
縮むのも、全体がそのまま均等に縮むわけではなく、
歪みが出ますから、
焼いた後どのくらい縮んで歪むのかを
試行錯誤して研究し、
理想の大きさや形にするためにそれを工夫して、
やっとそれが今の形になったとおっしゃっていました。
私たちの現実もまさにこれと同じで、
頭で理想の形をどんなに描いても、
それを完璧に準備しても、
時間をかけて、しっかり勉強して、
石橋を何度も叩いて確認しても、
実際にやってみると
収縮したり形が変わったりするもので、
思い描いたものをそのまま実行しても、
その通りにはいかないことがほとんどです。
それは予想外の嬉しい誤算かもしれませんし、
期待とは違う歪さになって現れるかもしれませんが、
やってみなければ
陶器のお椀を焼いたらどうなるかはわからないように、
結婚も、離婚も、恋愛も、仕事も、
友達関係も、趣味も、暮らしも、
やってみないとわからないのです。
そしてやってみたことに対して、
思っていたものと違う！と怒ってもしょうがないです。
陶器を焼いたら縮んで、乾燥する時に歪むように、
頭の中で描くものを
そのまま一発で実行しようなんて無理なのです。
その縮みや歪みに一々ガッカリしたり、
落ち込んだり、
自分には才能がないとか、未熟だとか思う必要はなく、
行動してみると、
頭で計算した通りにはいかないものだから、
その誤差をそこから調整していくだけですね。
（沖縄 石垣島にて。）
お椀を一つ作るのに何十年も時間をかけ、
一生懸命丁寧に作り、
これで完璧だ！と初めて焼いてみると、
思ったようになならなかったとしたらショックが大きいですし、
一度しか焼いたことがなければ、
次にどのくらい調整すればいいのかのデータが少なすぎて、
二度目でピッタリ思うように作ることができるかは
わかりません。
ですから、一生懸命丁寧に作ったら
まずは失敗を恐れずに焼いてみることです。
そして結果を見て、
じゃあ次はどこをどうしてみようかと考え、
また作る。
作っただけではダメで、また焼いて、を繰り返すことで、
最初は理想からほど遠かったものが、
とにかくやっていくうちに近づいていき、
10年完璧を目指して
技術を磨きに磨いた人より早くスムーズに、
思い描いたものができたりします。
でも今の現実世界では、
焼いてみる（実際にやってみる）前に、
これで本当にうまくいくのか？ばかり気にして、
どのくらい縮んで歪むのかの計算式を探したり、
どこをどう微調整すれば一回で完璧にできるかを探し回り、
なかなか実行しない人は多いです。
でもそれは無理ですし、
遠回りです。
理想を形にする簡単で確実な方法は、
お椀を焼いてみることを繰り返して、
感覚でコツを掴んで、微調整を繰り返すことです。
それは失敗ではなく、経験なのです。
その際に人生の先輩のアドバイスなどを聞いて
参考にするのはいいと思いますが、
それをたくさん聞いたからと言って
必ず一回でうまくいくようにはできません。
あくまで参考資料ですから、
やってみるしかないのです。
以前、沖縄に行った時に、
体験教室でシーサーを作ったことがあります。
その日に形を作って、
後日、焼いてから自宅に送ってもらったのですが、
届くまでとても楽しみでした。
ちゃんとできているのかしら、
焼くときに割れたりすることもあると聞いたけれど、
割れていないかしら、
本当に焼き物としてできているのかしら、
どんな風に出来上がるのだろう、と
ワクワクしながら待ちました。
ひと月ほどして、
自分で作ったシーサーが届いた時は嬉しくて、
不器用な自分が作ったものが
こんな風に仕上がるのだ！と感動しました。
もしそれが思ったのとは違ったとしても
それも思い出で、楽しい経験です。
現実のことも同じで、
失敗などなく、
やってみたいことをして、何がでてきても、
それもおもしろいことなのです。
私が始めたYouTubeもそんな感じです。
まだまだ色々わからないことだらけですが、
とにかく作ってみて、投稿してみて、
もっとこうできたらいいかも！？
と思うことが見つかったら、
次はここをこうしてみよう、
そうするにはどうすればいいのだろう？と
工夫をしたり調べたりして、
少しずつ形にしていく、という過程を楽しんでいます。
このブログもそうでしたし、
セミナーやセッションもそうでした。
今の一人暮らしもそうです。
そうしてやってみることを遊ぶ、楽しむのが人生ですね。
さすがに毎日二つのブログを書いて、
YouTubeも録音し、動画にして投稿していると、
とても忙しく、
散歩どころではなく、
近所のスーパーに行く間もないほどですが、笑
でも今はそれが楽しみなので、
いつも今自分がしたいことを楽しみながら、
それを素直にやっていきたいなと思います♪
みなさまもぜひおもしろそうだなと思ったことを
やってみることを楽しまれてくださいね。
お椀は形を作っただけではまだ完成ではなく、
焼いて初めて形になりますから(^ ^)
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