前向き気づき日記

瞑想歴29年。読むだけで気持ちが軽やかに前向きに。自分らしく生きたい方へ。

北山裕子

北山裕子(id:yuko-k-ami )
瞑想歴25年、東京や大阪を中心に瞑想セミナー、キネシオロジーセミナーを主催。 エネルギーヒーラー。 23才で摂食障害を治すため、 藁にも縋る思いではじめた瞑想で潜在意識とつながり、 自分の奥底に眠っていた本当の自分(潜在意識)と 会話ができるようになりました。
読むと気持ちが軽やかに、自然と前向きになるようなお話しを綴っています。

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一番大事なものを手放した時に見つけたもの 

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自分のよりどころのようなものをアイデンティティと言いますが、

それは自分が自信を持っていたり、

これが私だと思うもので、

 

人生をかけて続けてきたことや、

自分が誇りに思う部分のことです。

 

それは自己同一性と訳され、

ウィキペディアでは、

自分は何者であり、何をなすべきかという

個人の心の中に保持される概念、と書かれています。



例えば、得意でずっとやり続けている

スポーツやヨガなどの趣味、勉強などだったり、

仕事や家事、子育て、

 

また、面倒見がいい、誠実であるなどの

生き方や内面で守っていることだったりと様々です。

 

それは私にとってはずっとピアノだったのですが、

 

これをしている私は私らしい、これが私だと感じたり、

自分とは切り離せないもの、

もうそれ自体が自分の一部に感じられるようなことです。

長く生きていると誰でも一度は持ったことがあると思います。

 

それは人から見ると

「そうなんですね。」で終わるようなものだったりしますが、

自分にとってはとても大事なものです。

 

そんな大事にしていたものを、

ある時手放さざるを得ない状況になったことがありました。



私は幼稚園の頃からピアノが大好きで、

その頃からピアノの先生になりたい、

ピアノを仕事にしたいと思っていて、

ずっとそれを夢見て練習を続け、

音大に行き、そのまま先生になり、

演奏活動をしていたのですが、

離婚をした時にどうしてもその仕事だけでは自立できず、

実家にも帰れず、悩んだ末結局ピアノから離れ

全く関係のないフルタイムの仕事に就くことを選びました。

 

20代の頃、ピアノだけでは食べていけず

居候生活をしながら、

毎日食パン6枚切りを

朝1枚、昼2枚、夜3枚だけを食べ続けて

倒れたこともありましたが、

それでも辞めなかった私がついに手放す覚悟をしたのです。

 

自分で決めたので悔いはなかったですが、

ピアノから離れたことがなかったので、

ピアノと切り離された自分がどうなるのか不安で

怖かったのを覚えています。



ピアノがない自分は何の価値もなく宙ぶらりんで、

ペラペラの人間になったように感じましたが、

 

そんな人生を通して持ち続けていたアイデンティティを

初めて手放す時、

これで本当にいいのか?という不安や、

自分が自分ではなくなるような恐怖の後、

 

想像していなかった感覚と出会いました。

 

自分らしく 瞑想 潜在意識 波動 あげる

(ノルウェー ベルゲンにて。)

 

実際に手放してみると、

ずっと自分の一部で、

なくてはならないもので、

切り離せないと思っていたのは自分の幻想で、

 

手放しても自分は何も変わらないのだと分かったのです。

アイデンティティにしがみついていたのは私自身で、

それが無くなると何もかも無くなるように感じた恐怖は

エゴの声だったと気づきました。

ピアノの仕事や演奏活動から離れても、

私が今までに積み重ねてきた経験は無くならないし、

私は私のままでした。

 

むしろ、手放したことでその価値観に

いかに縛れていたかが分かりましたし、

 

手放しても大丈夫なのだと気づき、

身軽になったような気がしました。



アイデンティティだと思っていましたが、

実は「ピアノを弾く私」という自分のお気に入りの型にハマることで

安心し満足していただけだったのだとわかりました。

 

これが無くなると私ではなくなる、というものなんてなく、

私たちはいつだってどうしたって、

どこまでも自分のままだと知りました。



アイデンティティに甘え頼り、

そこに自分の価値を投影し満足していたのだとわかり、

目が覚めたような気分になり、

 

自分が自分だと認識するために作っていた殻は

もういらなくなりました。

なくてはならないものだと思っていたものは、

手放す時に素晴らしいプレゼントをくれました。



私たちはそんな殻を手放し、

自分はただ魂の存在だと気づき、

手放す不安や恐怖を煽るエゴのトリックを何度も越えて、

魂の存在であると知り、

更にはすべてとつながっていると気づく旅をしているのでしょうね。

 

 

そんな殻を破り手放す作業は、

やってみるまでは怖いですが、

 

やってみると魂が解放されるように自由で、

身軽になり世界がグンと広がったように感じます。



私はそうして一度手放したピアノを

その後また再開しましたが、

 

辞めても再開できましたし、

それ以降は以前のような息苦しさはなくなり、

 

いつでもでき、いつでも辞められる

心地よい関係になりました。

 

今思えば、

離婚も様々な役割をしてくれたなと思います。

 

多くのことを学ぶ機会となり感謝です。



アイデンティティはある方がいいと思っていましたが、

 

例えば、それさえ大事にしていればいいと考え、

 

人生の問題や成長と向き合わないための免罪符になっていたり、

ちょっと面倒だったり、傷つきそうだったり、

嫌な自分を見ないでいるための隠れ蓑として

利用している場合もあります。

 

(これはよくあることです。)



仕事がアイデンティティでバリバリ働くばかりで

家庭の問題と向き合わずにいたり、

 

資格試験をがんばることで

自分の内面と向き合うことから逃げていたり、

 

よくできた母や妻、夫であることを大事にして、

変化するものを受け入れないでいたり。



私は純粋にピアノが好きでしたが、

ピアノさえ一生懸命がんばっていればいいと

逃げていたこともあったなと思います。

仕事や勉強、正しい人であることなど、

人から高く評価されそうなことや、

正しい行いほど注意が必要だなと今は思います。




今日はずっと大切にしてきた生きるための指針を

手放すお話でした。

 

知らない間に持ち、握りしめていることに気づき、

手放すと、

思いがけず解放されることがあります。

 

自分が何をよりどころにしているか、

一度棚卸しをしてみるとよくわかると思いますので、

ぜひやってみてくださいね。

 

こうして向き合うほどに自由に身軽になり、

人生は更に豊かになります。

人は本当は何も持つ必要はなく、

全てをいつでも手放せるのです。

何故ならすべてはひとつなのですから。


そうしてどんどん自由に人生を楽しんでいきたいですね(^ ^)

 

p.s.

今週いっぱい久しぶりに母と過ごしています♪

メールのお返事が遅れることがあるかもしれませんが

どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

 

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