今日は澄んだ青空が広がる清々しい一日でした。
久しぶりに午後に少しまとまった時間が取れたので、
いつもより少し足を伸ばして、
前から行ってみたかった
家から車で15分の丘に行ってみましたら、
そこがとても素敵で、
また一つこの街でお気に入りの場所が増えました(^ ^)
私は車の長距離運転は苦手ですし、
時間的にも、体力的にも、
がんばって気合を入れて出かける気はないので、
あまり遠くまでいかないのですが、
それでも充分以上に近くに素敵な場所があり、
毎日が新鮮で、
ここに来てよかったな、来られてよかったなぁと思ます♪
(今日訪れた帯広の丘にて。)
今日はそんなことを思いながら、
初めての場所へ、
初めての道を通って、
初めての橋を渡って、
今まで行ったことがなかったエリアへ行ってみました。
そこへは帯広の街中から郊外へ出るのですが、
(家は市内の端なのですぐです。)
大きなきれいな川を渡り、
(何度も清流日本一になった川です。)
その先は道の両側に小麦畑が広がっていて、
時々すれ違う車もどこかのんびりとしていて、
私も自然とゆっくり運転になっていました。
そういえば和歌山市にいた頃は、
今よりもっと交通量が多い街の中でしたが、
もっとスピードを出して、
今の方がずっと車も信号も少なく、
スピードを出そうと思えば出せるのに、
全然そんな気にならないことに気づきました。
交通量の多い街はどこもそうだと思いますが、
ちょっと強引に突っ込んでいかないと
いつまでたっても車線変更できなかったり、
右折ができなかったりします。
でもここではがんばらなくてもできるので、
焦っている車や、
無理に追い越したり急かす車もないので、
自然と誰もがリラックスして運転しているのだと思います。
その空気を感じて、
私もゆっくり運転を楽しめているのだろうと思います。
そんなことを感じながら、
小麦畑が広がる道や、
その向こうに絵葉書のような防風林が並ぶ丘を見ながら、
短いドライブを楽しみました。
行きたかった目的地までのドライブが
もうすでに最高で、
目的地は行ければうれしいけれど、
行けなくても大満足だなぁ!
ここを走ることができただけで、
この景色の中にいられただけで、
見られただけで、もう最高!
と思いました。
たった15分のドライブで
これだけ魂が踊り喜ぶなんて、
この15分の価値のすごさに驚きと感動でした!
私はただ行きたかった場所に向かって
車で走っただけで、
それはたったの15分で、
目的地にはまだ到着していないのに、
それでこの喜びと満足感を感じられることを知り、
この15分と同じくらい喜ぶ24時間に近づくほど、
人生は充実し感動と喜びで溢れるのだろう
と思いました。
そして目的地に行くまでの道中を、
ただの移動中と考え、
なんとなく時間を消費してしまうことの勿体無さを、
今まで分かっていたようで
分かっていなかったなと思いました。
15分あれば人は幸せに心が満たされるのに、
例えば、なんとなくスマホを触っていたり、
混んだ地下鉄の中で早く着かないかなと思っていたり、
ぼんやりテレビを見ていたり、
モヤモヤする気持ちに囚われていたり、
興味のない話や愚痴を聞いていたりすることは
よくあることですね。
その15分と、今日の15分は
同じ人生の15分で、
でも私も含めて多くの人は、多くの時間を
そんななくてもいいことに費やしていて、
人生を消費しています。
本当にもったいないですね。
それが例え素敵な目的地に着くまでの
ちょっとした時間であったとしても、
なんの感動もない、ただ消費するだけの時間は
人生の無駄遣いだと今日は実感しました。
嫌ではないけれど、特に喜べない時間を
いかに減らすかは、
人生の質、充実度を上げるために
とても大切なことだと思います。
(今日 帯広にて。)
人生でも、毎日でも、
目的地までの道中でも、
あってもなくてもいい時間や、
いらない時間があることを
普通に受け入れていることに、
私たちはもっと自覚的になる必要があるように思います。
例えば、夢の実現のための道中でも、
会社へ行く通勤時間でも、
目的地までは我慢、
早く時間が過ぎて欲しい、と思う時間があることを
当たり前のように思っていることのおかしさを、
おかしいと感じないまま生きていると、
そんないらない時間に
どんどん侵食されてしまいます。
ちょっとだからしょうがない、
5分だけだから我慢しよう、
通勤ラッシュは苦手だけれど
20分で済むのはラッキーな方だ、
これも仕事だから、
これくらいはみんな付き合っているから・・・
そうやって貴重な人生の時間をどんどん手放して、
そして、自分がわからない、
人生が楽しくない、
ストレスばかりだ、
ワクワクを感じられない、
好きなことがわからない、
生きていても楽しいと感じられない、
と思ったりするようになるのでしょう。
みんな夢を叶えた時に幸せになれると思っていますが、
本当にしたいことなら、
夢が叶うまでの道中が、もうすでに楽しいですし、
辿り着けなくても
道中に喜びや発見など宝物をたくさん見つけますから、
結果がどうであれ満足し、
「あ〜楽しかった!」と最高の笑顔で喜べるものです。
それくらい道中を楽しめるから、
結果に執着がなく、
夢がスルリと実現する、という面もあると思います。
私もこれまで叶えた夢を考えてみますと、
実際にやったことを振り返ったり、周りから見れば
とても努力をしたと思うことがありますが、
やっている最中の自分にとっては
そこまで無理をして頑張った気もなく、
ただ夢中だったように思います。
こんな話はよく聞くかもしれませんが、
でもこれは本当で、
逆にいえば、道中が楽しくないことは
本当の魂の夢ではないか、
ちょっとズレていたり、
夢を叶えたい執着が強くなり歪んでいるのかもしれません。
ですから夢を叶えることや、
結果を求めることより、
道中を楽しむことを大事にしてみると
人生がもっと自由に輝きだすかもしれません。
特に、結果に執着してしまう時や、
今自分は何がしたいのかがわからない人、
ワクワクがわからない人は、
毎日の中に10分でも
ただ心が躍ること、
結果などどうでもよく好きなことをする時間を、
他のことより優先的に持つようにするといいですね。
今日走った道は目的地までの移動時間ではなく、
そこが目的地と言っていいくらい最高でした。
到着した場所も予想以上に素敵だったので、
二重に、いえ、何倍も幸せでした。
でも目的地に行けなかったとしても
今日は最高の一日だったと思うと思います。
そんな風に思える時間を、
人生に増やしていきたいなと思います。
それは特別なことをする必要はなく、
人が聞いても「ふーん」と思うようなことでも、
自分の心が躍ることをすることだと思います。
そして心躍らないこと、
結果に辿り着けないならやりたくないことをする時間を
手放していくことも大事だと思います。
みなさまの毎日が、
あってもなくてもいい時間ではなく、
心躍る感動の時間でいっぱいになりますように(^ ^)
オンライン個人セッションのご感想