昨日（火曜日）の夜にスコールのような雨が降ったからか、
今日は少し空気が軽く、
暑いながらもどこか夏の後半のような空気が心地よい一日でした。
仕事の合間の夕暮れ時に散歩に出ると、
柔らかな薄い雲が夕焼け色に染まり、
静かで美しい時間が広がっていました。
今日もこんな美しい世界を見ることができ、
それを味わうことができ、
生きていてよかったなと思います。
昔、生きているのが辛くてどうしようもなかった時と
今と比べて、
何が違うのだろうと考えますと、
生活の安定度や健康状態などは
違いがありませんし、
パートナーや友達の有無も関係なく、
仕事についても、好きな仕事をしていても
幸せだと思えなかった時もありました。
それを踏まえて何か違うとろこを挙げるとすると、
今の方が人間関係がシンプルで、
今の方が人や世界を許していて、
今の方が無理をしなくなり、
今の方が「こうでなければ」がなくなり、
今の方がしたくないことにNOと言えるようになり、
今の方が幸せなことに気づき楽しむのが上手、
ということでしょうか。
簡単に言えば、今の自分の方が心地よく感じます。
言い換えれば、自分らしくて無理がないということです。
自分らしく無理なく生きられるのは、
自分のままを好きでいるからだと思います。
昔は自分のことが嫌いで、
自分には足りないものだらけで、
自分に満足できず、不満ばかりでした。
みんなのようにうまく生きられない、
みんなができることが、私はできない、
みんなが持っているものが、私にはない、という比較を、
無意識にいつもしていたように思います。
また、思い描く自分との違いも大きく、
こんな自分ではダメだ、
こんな自分のままでいたくない、
こんな自分が情けない、と、
理想の自分との比較も多かったように思います。
もっとこうなりたい、
早くそうならなくては、
でもいつまでも変われない自分はどうしようもない人間だ、
という焦りや諦めがいつもあり、
そうできない自分を恥じたり、
情けなくて受け入れられなかったりで、
自己否定がとても強かったように思います。
そんな自分が嫌いで、イヤで、認めたくなくて、
受け入れられなくて、恥ずかしくて、
自分なんて嫌い！という強い思いが、
いつもいつも自分を攻撃していました。
そりゃあ幸せなんて感じられないですよね。
結局、幸せでないのは、
幸せにあることを自分が許さないからで、
現実の何かをどうにかすれば幸せになれるわけではなく、
自分を受け入れ、大事にし、好きでいるかどうかが、
幸せに生きるために必要なことなのだと思います。
と言っても今幸せを感じられない方で、
自分を好きになれない方に、
自分を好きになりましょうと言っても難しい話ですよね。
そんなことができるくらいなら、
今こんなに苦しんでいないと思うでしょう。
そんな方に効果的な万能薬を私は知りませんが、
私が思いつくことをいくつかお話したいと思います。
まずすることは、
そのままの自分、本当の自分のままで生きると決めることです。
その自分がどんなに無様で、何も持っていなくて、
情けなくて好きになれないとしても、
そんな好きになれない理由が1000個あったとしても、
大嫌いな決定的な大きな理由があったとしても、
でも1つか2つくらいはいい所を知っているでしょう。
これくらい誰にでもある、と思うことでも、
誰かと比べてそのいい所が全然未熟だと思っても、
それでもいいのです。
人との比較はいりません。
もし思いつかないなら、
身近な友達や家族に聞いてみるといいですね。
きっといつくも教えてくれますよ。
そのあなたのいい所は、あなただけではなく、
みんなにとって、世界にとっても宝物です。
それを大事にするために、
どんなに気に入らないところがあっても、
自分のままで生きることを受け入れてみましょう。
良い人の自分や好きになれる自分になるために、
自分をどうにかしなくてもいいのです。
そもそも、どうにかしようとしてできないから、
自分のことが嫌いなのではないでしょうか。
私も痛感しましたが、
自分を都合よくどうにかしようとしても
できないものです。
きれいな自分にすること、見せることを諦めて、
今のままの自分を受け入れると、
新しい世界が開けます。
すると自分を好きになることができます。
また、自分を好きになりたいのになれない、
人やあるべき姿の自分と比較しては
自分にダメ出しをしたり、自分を否定してしまうという方は、
自分のまま、そのままでいて無理のない人とだけ付き合うなど、
人間関係をシンプルにしてみるのもひとつです。
長く生きているうちに複雑なり、増えていく人間関係を、
一度よく見直してみましょう。
新しい気持ちで自分のままで生きようとする時に、
これまでの自分と同じような価値観の人や、
これまでの自分の価値観であなたを計る人と一緒にいると、
簡単に引きずられてしまいます。
人間関係を見直す時のコツは、
どの人を残そうか、どの人といると疲れるか
と考えるのではなく、
自分のままのあなたを受け入れてくれる人で、
この人とはぜひこの先も関わっていきたい
と思う人だけに絞ることです。
もう取り繕った自分でいる必要がない人とだけ、
付き合っていきましょう。
そんな人と一緒にいると、
「ああ、こんな自分でもいいのか」と思え、
自分を受け入れられ、自分を好きになれるでしょう。
もうあなたを裁く人や、張り合う人、
自分にはいらなくなった価値観を生きる人とは
距離をおくようにするといいですね。
そうして自分のままでいる新しい世界の扉を開き、
自分のままでいやすい環境に整え、
次の2つのことを大事にして生きてみましょう。
1つは、イヤなことはできるだけやめ、
本当にしたいことを楽しみましょう。
自分の好きなことをする時間を
自分との約束として持つようにします。
もう1つは、小さなことでいいので、
毎日1つ誰かに喜ばれることをしましょう。
それは例えば、自分から笑顔で挨拶をするとか、
お先にどうぞと道を譲るとか、
店員さんにありがとうと言うとなど、
ちょっとしたことでいいので、
気負わず無理なくできることを
日常の中で意識的にするようにしましょう。
自分を取り繕って、犠牲になっていいことをするのではなく、
無理なくできる小さなことでいいのです。
そうすることでもっと自分を好きになることができます。
これをすると、自分を好きなることだけではなく、
人からも喜ばれ、
人から喜ばれると人は幸せを感じますから、
幸せを感じて生きるにはとても効果的なのです。
狙ってするとあざといと思ったり、
いい人ぶっていると心の中で思うかもしれませんが、
それでもいいのです。
それでもされた人はきっとうれしいですし、
喜ばれると自分もうれしくなるその気持ちは本物ですから。
そうして自分にできる小さなことから
毎日の暮らしの中に取り入れてみてください。
すると何かをどうにかしなくても、
自分を好きになることができる、
幸せを感じられるようになると気づくでしょう。
すぐに一変するわけではないですが、
段々と自分を許せるようになり、
受け入れられるようになり、
気づくと自分を愛せるようになっているでしょう。
その頃にはきっと、生きているって幸せだなと
感じられるようになっていると思います。
それでも自分を許せない、
誰も自分を許してはくれないだろう
と思う方に。
私は、あなたがこれまでに何をしていたとしても、
どんなにずるくて、汚いことをしたとしても、
がっかりしたり、嫌いになったりしません。
あなたのこれまでの旅を生きてきたこと、
お疲れ様、よくがんばりました！
そんなすべての経験は
本当のあなたに出会うためのもので、
これからあなたの人生が花開くでしょう。
自分を嫌いで辛くても生きてくれてありがとう。
いつもここからあなたのこれからの幸せな旅を
応援していますね。
生まれてきたすべての人が
自分を愛し幸せでありますように。
p.s.
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