毎日仕事や家事をしたり、おしゃべりをしたり、
忙しく生活をしていると忘れていますが、
私たちの体ってすごいですよね。
例えば、誰かと話しながら、さっき食べた食事を消化し、
それを栄養にし、血液や骨やエネルギーに変換し、
必要な場所に送りつつ、要らないものを分別して排出し、
昨日怪我をした傷口のばい菌を殺し、新しい細胞を作り、
酸素を取り込み、血液を循環させているのです。
よく考えると信じられないほどすごいですよね。
なんでも、人体の中の一つの細胞は、
一秒間に6兆ものことを同時に行ないながら、
他のすべての細胞が何をしているのか把握しているのだそうです。
どんな有能なのだろう!と驚くばかりです。
世界最新のパソコンでも足元にも及ばないですね。
しかも、この体を構成しているものはすべて天然成分で、
それを細かく分解し分析すると、
花や虹や木とほとんど同じものでできているそうです。
物質レベルでは、私たちも木も、
炭素、水素、酸素、窒素などでできています。
すごいですよね。
更に考えてみると、地球が出来てから、
他の惑星や宇宙から持ち込まれたものはないとされています。
これについては様々な説があり、
私自身は持ち込まれたものもあると思っていますが、
でも例えば、
今地球にある水はずっと地球にあるもので、
(たまに月に行って帰ってきたりするわけではないですね。)
海から雨になり、大地を潤わせ、木や花の一部となり、
動物が食べたり飲んだりして排泄し、土に吸収され、
川となり海へと還るという循環を、
ずっとずっと繰り返していて、
私たちの体の中にある水も、
何億年も前からのリサイクル水です。
私たちの体を作る炭素や水素なども、
宇宙から飛んできたのではなく地球産です。
今地球に存在するものはすべて、
そうした循環の中にあります。
もしかしたら、私の右腕にある炭素の一部は、
以前は木だったのかも?
ライオンや鮭だったのかも?と考えると、
なんだかおもしろいです。
こうして考えると、
つくづく私たちも地球の一部であり自然の一部で、
地球の子供だなと思います。
今汚している空気は確実に未来の私たちの一部で、
壊している自然は少し前自分の一部かもしれません。
本当に人ごとではないですね。
地球が誕生して46億年、それからしばらくしてから水が誕生しました。
それからずっと地球を旅してきた水が、
今私たちの体の中を循環し、
また還っていきます。
他の元素も同じです。
それらは常に他のものと情報を交換しあっていて、
実際に私たちは植物と絶え間なく
炭素や窒素を交換しあっています。
そんなことを考え感じながら
ゆっくり目を閉じて深呼吸をすると、
なんだか自分が自然の一部だという感覚が
蘇ってきませんか?!
私たちはすべてとつながっていますが、
それは意識や魂レベルだけではなく、
物質レベル、細胞レベルでもつながって、
切れようがない関係です。
それをあらためて思い出し感じながら、
今日はぜひ短い時間でも瞑想をしてみてください。
瞑想というと難しく聞こえるなら、
ただ目を閉じてゆっくり呼吸を繰り返すだけでいいのです。
つながりを感じ、感謝し、地球や自然に想いを馳せ、
豊かな心で呼吸を味わってみてください。
きっと穏やかな温かいものが、
心の中に広がり満ちると思います。
たまには慌ただしい日常から離れ、
地球や自然とつながるひと時を持ちたいですね。
今日も生きていることに感謝を。