前向き気づき日記

瞑想歴28年。読むだけで気持ちが軽やかに前向きに。自分らしく生きたい方へ。

北山裕子

北山裕子(id:yuko-k-ami )
瞑想歴25年、東京や大阪を中心に瞑想セミナー、キネシオロジーセミナーを主催。 エネルギーヒーラー。 23才で摂食障害を治すため、 藁にも縋る思いではじめた瞑想で潜在意識とつながり、 自分の奥底に眠っていた本当の自分(潜在意識)と 会話ができるようになりました。
読むと気持ちが軽やかに、自然と前向きになるようなお話しを綴っています。

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大切なものを手放す時

私は普段椅子ではなく、

絨毯に座ってパソコン作業などをしていましたが、

 

姿勢が崩れやすいことと、

少し前に足を捻挫したこと(正座も胡座もできない)、

少しテーブルが高くてパソコン作業がし辛いことから、

 

自室に机と椅子を置きたいなと思っていました。

 

でも6畳ほどの私の部屋にはベッドや低い机、本棚の他に、

デジタル放送に切り替わった9年ほど前に買ってから

一度も使っていないテレビがあり、

 

椅子と机を置くには無理がありました。

(ストレッチもしたいので、スペースが欲しい。)

 

テレビは全く見ないからいらないのですが、

珍しく主人がサプライズでプレゼントしてくれたものなので、

なかなか手放せずにいました。

 

 

テレビをプレゼントしてくれたのは、

2011年に私がニュージーランドに3ヶ月ほど留学して

帰ってきた時で、

 

久しぶりに家に帰ってみると私の部屋に

新しいテレビがあり、

 

主人がニコニコ笑顔で

「驚いた?!いない間にデジタル放送に変わったから

プレゼントだよ!」と言って、

 

テレビ台にDVDデッキまで自作の棚に設置してくれていて、

 

自分のしたいことをして留守にしている間に、

こんなことを考えてくれていたなんてと

驚き、ありがたく、感謝でいっぱいになりました。

 

 

ただ、ニュージーランドに行くまでは

私も普通にテレビを見ていましたが、

 

あちらに到着した翌日大地震に遭い、

停電が続き電気なし生活をしたことで、

 

自然とのつながりを感じる生活の素晴らしさを知り、

冷蔵庫の音すら聞こえない、

静けさの中で暮らす安らぎを知り、

 

帰ってきた時にはすっかりテレビに興味がなくなっていました。

 

 

でもせっかく私のためにとテレビを買って

自作のテレビ台まで設置してくれた主人にそうは言えず、

 

その気持ちがうれしかったので

心からありがとうと伝え、

 

その後も番組は見ませんでしたが、テレビ本体を見るたび、

感謝の気持ちでいっぱいになっていました。

 

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(ニュージーランド クライストチャーチ

大好きな木の中で。

一緒に写っているのはホストファミリーの英語の先生です。)

 

 

 

私はこれまで、

もういらない、必要でないものや、

今の自分に合わなくなった

価値観や人間関係、行動や思考、習慣などは

スッパリ手放してきました。

 

義理があっても合わないなら手放し、

今の自分にはもういらない考え方を手放し、

 

こんなに手放していたら周りに誰もいなくなるかも?と思う時も、

それでも今の自分にはいらないと思うなら手放し、

 

値段が高かったものでも、

大切に譲り受けたものも、

これまでのやり方も、

今の自分に必要でないなら手放してきました。

 

でもこのテレビだけは、

自分のしたいことをして留守にしていた私に、

主人がうれしそうにプレゼントしてくれたもので、

 

その時のことを思い出すと心が温かくなり、

幸せだなぁと感じるので、

使っていないのに捨てずに置いていました。

 

 

それが先日、何気なく私が

「椅子に座ってパソコン作業ができたらいいな〜」と

言いましたら、

 

主人が「あのテレビを手放せば置けるんじゃない?」と。

 

そんなことを言われると思っていませんでしたので、

「でもあのテレビは…」と言いますと、

「もう使っていないならいいんじゃない?」と。

 

その言葉を聞いて、

ああ、時は流れたのだなぁ、

次のステップへ進む時が来たのだなぁと思い、

 

主人に心から感謝をし、

テレビを手放すことにしました。

 

 

そして今日、そのテレビとDVDデッキ、テレビ台を

手放しました。

 

ここには書けませんが、

ニュージーランドに行くまでや

滞在中、帰ってきてからの時期には、

本当に色んなことがありました。

 

安い買い物ではないのに、

サプライズでプレゼントしてくれたことや、

なのに結局一度も使わなかったこと、

でも本当にうれしかったこと、

 

たくさんの思い出がつまったものでした。

 

モノは手放しなくなりましたが、

あのテレビのことはずっと忘れないです。

 

心に刻まれたことはモノがなくても消えないですね。

 

今回のテレビに関しては、モノ自体が大切なのではなく、

それにまつわる経験や想いが大切だったのだなと思います。

 

それは消えることなく今も私の中で生きています。

 

 

今日からまた一つ軽やかになり、

軽やかになったぶん、感謝があふれ、

 

新しい私で進んでいける気がします。

 

モノに限らず手放す時に感謝が湧いてくるのはいいですね。

 

やっと捨てられる、ではなく、

本当にありがとうと思えることが幸せだなと思いました。

 

こうして一つ、また一つ、今の自分らしい人生を

生きていきたいなと思います。

 

 

今年一年で、たくさんのもういらなくなったものや、

価値観、思い込み、行動や習慣などを手放しました。

 

私たちはどんどん新しく変化しています。

 

それに合わせて自分の色んなことを更新しながら、

今の自分を大切にしていきたいですね。

 

いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。

心から感謝を。